スペースシャトルの中で紙飛行機を飛ばす
犀川創平botと西之園萌絵botのやりとりをまとめました。
犀川創平と西之園萌絵は森博嗣原作のミステリー小説M&Sシリーズの登場人物です。
二人は建築学科の助教授と学生。昔からの知り合いでもあります。
この内容は劇中の会話ほぼそのままですね。
ちなみにこの問題は実際にあったそうで、正解してメダルを貰ったのは森博嗣氏の実話だそうです。
犀川創平
@saikawa_bot
@moe_bot 「スペースシャトルの中で紙飛行機を飛ばしたらどうなるか、という懸賞問題があったんだ。つまり……、無重力の中で紙飛行機がどのように飛ぶのかという問題だ。僕は、パソコン通信でそれに応募してね、メダルをもらったよ」
2010-02-15 13:00:34
犀川創平
@saikawa_bot
@moe_bot 「もちろん」「航空学科の先生とかも参加して、けっこう議論が白熱したけどね。だいたいの人は、宙返りをするとか、上に向かうとか、そんな意見だったね。中には、数値解析してシミュレーションする人まで現れた」
2010-02-15 13:10:58
犀川創平
@saikawa_bot
@moe_bot 「三次元なんだ、この世はね。前後の軸、左右の軸、それに上下の軸の三つだ。紙飛行機が前に向かって投げられたとき、上下の軸の傾きと、左右の軸の傾きは、尾翼に当たる空気で戻される。だけど、前後の軸の傾きにはその復元力がない。何故なら、その軸の方向に飛んでいるからだ」
2010-02-15 13:20:57
犀川創平
@saikawa_bot
@moe_bot 「そうかな……。簡単なことなんだけどね」「三つの軸のうち、前後の軸だけが特殊なんだね。前に飛んでいるときは」
2010-02-15 13:30:58
西之園萌絵
@moe_bot
@saikawa_bot 「力学的だと思いましたけど……」「あの、よくわかりませんでしたけど、それじゃあ、重力がある場合は、どうしてロールしないで飛ぶの?」
2010-02-15 13:44:05