「岩上安身による山田正彦前農水相インタビュー」TPP交渉の舞台裏や今後について
- zinjoutarou
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以下、連投。RT @IWJ_ch1: 1.11月28日14時より「岩上安身による山田正彦前農水相インタビュー」を実況します。山田氏は本日、竹書房より「TPP秘密交渉の正体」を出版。本の内容にあるTPP交渉の舞台裏や今後についてうかがいます。
2013-11-28 17:18:19連投2 RT @IWJ_ch1: 2.岩上「本を書いたきっかけは?」山田氏「ブルネイ会合にステークホルダーとして参加した際、各国のNGOと話した。彼らは『日本が入って交渉が難航すると思ったが、日本と米国が共同歩調で年内妥結するのは』と懸念していた」
2013-11-28 17:19:04連投3 RT @IWJ_ch1: 3.山田氏「私も3年はかかるだろうと思っていたから焦った。ありがたいことに、TPP29章中13章のリーク文書をいただいた。また各国の交渉官と話して得たこともある。これを急いで本に書き上げなければと思った」
2013-11-28 17:19:23連投4 RT @IWJ_ch1: 4.山田氏「特に知財について。今もソルトレークで知財の交渉を行っているが、ケルシー教授から驚くべき内幕が届いた。交渉は連日朝から深夜まで行われ、米国は20人位の交渉官だが、チリやブルネイは1人しかいない」
2013-11-28 17:19:55連投5 RT @IWJ_ch1: 5.山田氏「米国は強引に次から次に要求を繰り出している。チリやブルネイなど貧乏な国は滞在費も馬鹿にならない。消耗戦になっているが、それでもチリやブルネイは知財で抵抗している」
2013-11-28 17:20:27連投6 RT @IWJ_ch1: 6.山田氏「知財のリーク文書を見ると、冒頭は『海賊版を取り締まらなければならない』などもっともらしいことが書いてある。しかし、TPP交渉では文書にない各国の要求のやり取り『メモ』が法的拘束力を持つ」
2013-11-28 17:20:54連投7 RT @IWJ_ch1: 7.山田氏「例えば文書に『適切な時期に関税をゼロにする』と書いてあったとして、日本は10年だと思っていても、日本が交渉に入る前に各国で交わしていたメモで『5年』『3年』という合意があれば、そちらか優先され法的根拠となる」
2013-11-28 17:21:19連投8 RT @IWJ_ch1: 8.山田氏「よって大枠合意は『適切な時期にに関税ゼロ』など曖昧で抽象的な文言になるのでは。それで合意した後、後出しで日本の知らない各国間の『メモ』をもとに詰めていく恐れがある」
2013-11-28 17:21:59連投9 RT @IWJ_ch1: 9.岩上「年内妥結の恐れがあるということだが、空中分解はもうしないのか?」山田氏「いや、そうでもない。昨年USTRのカトラー氏を問い詰めた際に、『全ての議員が交渉内容を見れるようにする』と言っていた」
2013-11-28 17:22:17連投10 RT @IWJ_ch1: 10.山田氏「そのルールが9月に出来て3ヶ月。議員が見れるようになったことで、米国議会の中で反対の声が膨れ上がっている。貿易交渉権を大統領に渡す『TPA法案』に151名が反対署名。TPAがないとTPPを締結できない」
2013-11-28 17:23:10連騰11 RT @IWJ_ch1: 11.山田氏「オバマ大統領のよって立つ民主党の75%が反対している。成立できない可能性。しかし日本だけが日米並行協議で軽自動車などの分野で譲歩を重ねている」
2013-11-28 17:23:28連投12 RT @IWJ_ch1: 12.岩上「USTRが議会の要求をのむ妥協がある可能性は?議会は穏健派だけでなく、より新自由主義的な勢力もある」山田氏「今フロマンUSTR代表が議会をまわっている。議会が妥協するとしたら為替条項」
2013-11-28 17:23:56連投13 RT @IWJ_ch1: 13.山田氏「日本は日銀が金融緩和などで為替操作ができる。米自動車業界などからはTPPに為替条項を入れることで、これを禁じようという声がある。しかし、これは日本はもちろん反対するし、金融立国である米国も反対」
2013-11-28 17:24:19連投14 RT @IWJ_ch1: 14.山田氏「なぜ米国議員がTPPに反対するか。米国はNAFTAで懲りた。NAFTAで25%の製造業が潰れ、40年前の給与水準に退行した。『99%』の人々は自由貿易に反対」
2013-11-28 17:24:45連投15 RT @IWJ_ch1: 15.山田氏「フロマンも『為替条項』には反対している。妥協案としてまとまることはないだろう」岩上「しかし不安がある。議会を納得させるために、日本への譲歩要求・搾取をエスカレートするのではないか」
2013-11-28 17:25:56連投16 RT @IWJ_ch1: 16.山田氏「米韓FTAでそれをやられた。同じことが今日本でも起こっている。『軽自動車の優遇撤廃』『特区での混合診療解禁』『特区での義務教育民営化』(大阪)など」
2013-11-28 17:26:13連投17 RT @IWJ_ch1: 17.岩上「特区には外資が入ってくる。安倍総理も『外資が世界で一番商売しやすい場にしますよ』と言っている」山田氏「私の本でも書いたが、TPPより怖い日米並行協議。この協議でこうした譲歩がどんどん行われている」
2013-11-28 17:26:50連投18 RT @IWJ_ch1: 18.岩上「イラク戦争後に米国がイラクに突きつけた条件は『外資の無制限買収受入れ』や『その利益を本国へ持って返らせろ』など経済的な支配だった。そして、一発の銃弾を撃つことも、撃たれることもなく、日本はこれを受入れた」
2013-11-28 17:29:05連投19 RT @IWJ_ch1: 19.岩上「今だからこそ明かせるTPP交渉推進の経緯は?」。山田氏「菅政権時代に、岡田克也外務相が言い出した。これに私は真っ向から反対した。そして議員回りをしたが、その時自民党議員のほとんどは反対していた」
2013-11-28 17:29:38RT @IWJ_ch1: 20.岩上「岡田外相が言い出したということからも、TPPが外務省主導だったことがわかる」。山田氏「今、農家の戸別所得補償を5年でゼロにし、農業を工業(企業による大規模生産)にするとも。農家は生きていけない」
2013-11-28 17:30:52連投21 RT @IWJ_ch1: 21.山田氏「仮に農業を大規模生産にしたところで、農家一つで3000ヘクタールという規模のオーストラリアや米国とは桁が違いすぎる。勝負にならない。日本の7割は小規模農家。棚田などは潰れてしまう」
2013-11-28 17:35:28連投22 RT @IWJ_ch1: 22.山田氏「ヨーロッパでは企業に農業をさせない。所得保障もしっかりしており、農家も畑を放棄する際には個人に譲らなければならない」
2013-11-28 17:35:52連投23 RT @IWJ_ch1: 23.山田氏「漁業の問題も深刻。手に入れたリーク文書を見ると、TPPでは日本に伝統的にある沿岸漁民の権利が失われ、漁業権に企業が参入する。つまり昔から沿岸に住む人々に与えられていた漁業権が取り上げられる」
2013-11-28 17:36:14連投24 RT @IWJ_ch1: 24.山田氏「宮城県の村井知事などは、舞浜の協同組合から漁業権を取り上げ、企業に与えた。TPPでは漁業権は外資も含めた入札制度になる。日本の入江に米国やカナダの船が押し寄せて漁をすることになる」
2013-11-28 17:36:38連投25 RT @IWJ_ch1: 25.山田氏「この深刻な事態を、水産庁や全漁連も知らなかった。急いで知らせた」。岩上「TPPには公共調達の章がある。入札に巨大外資が参入。日本の中小土建会社も世界に打って出ろ、という声もあるが外資には太刀打ちできない」
2013-11-28 17:47:29