渡邊芳之先生@ynabe39の「みんな「自分が逮捕されることなどあり得ない」と思いたいし,実際多くの人はそう信じているのだ。」
千の風になって。
北海道帯広市 · twilog.org/ynabe39
渡邊 芳之(わたなべ よしゆき、1962年4月22日 - )は日本の心理学者。帯広畜産大学人間科学研究部門(人文社会・体育学分野)教授。博士(心理学・東京国際大学)。 佐藤達哉、尾見康博との共同研究を中心に心理学論、心理学史、人格心理学や血液型性格分類の批判的検討などの分野に論文・著作を持つ。趣味はレコード蒐集。
http://ja.wikipedia.org/wiki/渡邊芳之
渡邊 芳之 -帯広畜産大学-
http://www.obihiro.ac.jp/ichiran/watanabe_yoshiyuki.html
われわれ日本人に広く共有されている「逮捕されたら犯罪者」「起訴されたら実質有罪」という考え方は「ふつうにまじめに暮らしている人が逮捕されたり起訴されたりすることなどない」という信念と表裏一体である。そうでないと誰も安心して暮らせなくなる。
2013-11-28 07:37:00ここのところ「署名」的なことで不思議な思いをさせられることは多い。端的にいって「賛同者を募るとは言っているが本気で募っている様子がみられない」「仲間内の名前だけ並べればいいと思っているように見える」ものが多いのだ。
2013-11-28 07:39:06この前もとある署名にメールで参加したのだが,メールの返事も来ないし,自分の名前がどこかに掲載された様子もない。それでも「たくさんの署名をありがとうございました」「署名○○人達成」みたいなことだけは書かれている。
2013-11-28 07:40:15「ふつうにまじめに暮らしている人が逮捕されたり起訴されたりすることなどない」という信念は法律がどうなっているかとか司法制度がどうなっているかといった知識とはあまり関係がない。「この世がまともである限り」どんな法律ができようが自分が逮捕される心配などないのだ。
2013-11-28 07:45:11「推定無罪の原則」というのは「ふつうにまじめに暮らしている罪もない人が逮捕されたり起訴されたりすることがありうる」という前提が共有されていないと成り立ちにくい。しかし多くの人にとってそう考えることは「自分が逮捕される不安」を引き起こすので不快である。
2013-11-28 07:47:02「この世はまともで,罪もない人が逮捕されたりまじめに暮らしている人が理不尽な目に遭ったりすることはない」という信念は簡単に「逮捕される人は悪い人だし,理不尽な目に遭う人には本人にその理由がある」という判断につながる。
2013-11-28 07:49:58「自分もいつ逮捕されるかわからない」という不安を受け入れられないのに「推定無罪の原則」など徹底できるはずがない。みんな「自分が逮捕されることなどあり得ない」と思いたいし,実際多くの人はそう信じているのだ。
2013-11-28 07:51:30