田畑暁生さんの「読み終わった」シリーズ
BNNの『メディア芸術アーカイブス』読んだ。文化庁メディア芸術祭の15年間の記録。毎年行ったはずだが、もちろん忘れていることの方が多いので、懐かしみながら楽しんで読んだ。 http://t.co/QJP5aM9p
2012-10-24 22:47:47山際寿一『家族進化論』東大出版会、読み始めた。霊長類学の第一人者の書いた総説的な本だが、特に第4章で詳述される、サルの「子殺し」のところが印象に残る。人間の文明によって生息域が狭まったために子殺しが起きる事例もあるそうだ。 http://t.co/MLwkSPTa
2012-10-24 12:34:22リフキン『第三次産業革命』読み始めた。第7章に、ドイツのライナー・キュンメルという物理学者が、資本と労働に加えてエネルギーを組み込んだ成長モデルを作ったという記述があるが、有名な話なんだろうか?
2012-08-16 19:33:49竹内洋『メディアと知識人:清水幾太郎の覇権と忘却』読み始めた。清水について、知らなかったことや忘れていたことをいろいろ教えられた。ただ、正系的傍系であった清水を、政界での傍系からのし上がった田中角栄に喩えるのはちょっと違和感があるなあ。
2012-08-15 11:08:54相田くひを『完全自殺マニア』読み終わった。著名人を中心とした自殺者の年表。意外な名前が出てきて勉強になるが、日付別カレンダーはやり過ぎだろう。また、未遂者は除いた方がよいのではないか。「松宮和彦」は「松宮一彦」の間違いですね。
2012-08-13 21:19:23原田種成『漢文のすゝめ』読み始めた。第二章の「諸橋『大漢和辞典』編纂秘話」を読むと、諸橋がほとんど自分では原稿を書かず、原田などの弟子筋に任せきりだったことが書いてある。ちょっと諸橋に失望した。
2012-08-13 12:30:17秋葉原事件を起こした加藤智大被告の著書『解』(批評社)読み始めた。不謹慎な言い方になってしまうが、極めて興味深い症例報告となっている。大体動機が、掲示板で嫌がらせをした奴らに反省させるため、なのだから。
2012-08-09 21:00:59思想地図βの『日本2.0』読んだ。やたらと厚くて重い。「憲法2.0」「列島改造論2.0」、安替を迎えた日中のジャーナリズムを考える対談、常岡浩介の外交論は有益だったが、高橋源一郎の小説や梅原猛との対談などは不要。
2012-08-07 02:01:35中島義明『映像心理学の理論』読み始めた。結構ぶあつい。第1ー1章の終わりに、私の本もちょっと出てくるけど、よりによってVR酔いのところか・・・
2012-07-16 10:49:23待鳥聡史『首相政治の制度分析』読み終わった。日本政治通史として読みやすく、その点は良いのだが、「動静」から首相が誰と何時間会ったのかをデータ化した計量的分析から得られたものは、残念ながら乏しい。
2012-07-15 23:10:38ぬで島次郎『精神を切る手術』岩波、読み始めた。ロボトミーや前頭葉切除は、現代人の感覚からすると随分と野蛮な治療だが、それを当時の医療という文脈に位置づける。手術例の多さにまず驚いた。
2012-07-08 16:01:17稲葉清毅『ふしぎな社会おかしな行政』読み始めた。有益な本だけど、「今日の高齢者は負担した税金や保険料に比べ政府から一世帯あたり5000億円近い受益をしている」(p.99)という表現にギョッとする。これはさすがに単位の間違いだろう。
2012-07-07 20:52:58姫野龍太郎『絵でわかるスーパーコンピュータ』読み終わった。スパコンを分かりやすく図解してくれる良書。イラストレーターの方が本の完成を見ずに急死されていたことを知り、ショックを受ける。 http://t.co/mjyqCF9p
2012-07-01 10:01:24岡村青『地域の再生は矢祭町に学べ』彩流社、読み終わった。合併しない宣言や、住基ネット非接続など、独自の路線を貫く矢祭町を紹介したもの。ここも一度は取材に行きたいものだ。
2012-06-23 16:37:53福田充君にいただいた『大震災とメディア』北樹出版、読み終わった。多数の有益な調査結果が紹介されており勉強になった。5章に「全体主義」という言葉が出て来てちょっと驚くが、ほかに適当な言い方がなかったのだろう。
2012-06-22 23:20:00新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』読み終わった。著者の個人的な体験も含め、商店街の誕生と衰退を描いた良書。私に力があれば、著者に専任ポストを用意してあげたいくらい。
2012-06-13 12:20:10