- HayakawaYukio
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きょうの授業は「小児甲状腺がん」でした。投影したパワーポイントファイルをpdfファイルで公開します。 http://t.co/vUlGGTQvyI 授業のあとで少し改良しました。授業の模様は、西田さんがまもなく動画公開すると思います。もうしばらくお待ちください。
2013-12-06 17:11:13授業した翌朝、考えた。
2年9か月前、「漏れてない」「チェルノブイリのようにはならない」の発言は、政府当局を初めとして、たくさんあった。しかし、「漏れてもたいしたことにはならない」「チェルノブイリのようになってもたいしたことではない」と的確に教えてくれた専門家はいただろうか?
2013-12-07 05:58:24事故で漏れた量の見積もりは比較的うまくいった。しかし、放射線被ばくによる健康被害見積もりが大きく間違っていたのではないか。医学専門家の中にはわかっていたひとがいただろう。適切な発言をした人がいただろう。しかしそれをこの社会が採用しなかったのはなぜだろうか。
2013-12-07 06:00:58リスクマージンをとる予防原則の考えが行使されたのだろうか。行きすぎだったと思う。やはりリスク評価は、感情や政治を離れて、科学だけによって冷徹になされなければならない。リスク管理の前に、そうやってなされたリスク評価が独立に存在しなければならない。
2013-12-07 06:03:14漏れてない(当局判断) → いや漏れた → ほら、このように汚染されている → だから健康が脅かされている の短絡が住民側にあった。三番目の→に不適があった。当局判断を疑うくせをもつひとが、このわなに落ちた。
2013-12-07 06:08:30「だから健康が脅かされている」も疑って、証拠を確認しようとした人は、やがて間違いに気づいたが、そうではないひと(他人は疑うが自分は疑わないひと)は、いまだに「だから健康が脅かされている」と確信している。
2013-12-07 06:12:05たくさん漏れた。しかしそれによる健康被害は軽微だ。ただ、科学は万能ではないから未知のリスクが隠れているかもしれない。被ばくはできるだけ避けるに越したことはない。これが、私がいま推奨するリスク管理だ。
2013-12-07 06:14:07赤の他人の収入と生活の面倒をみるより、自分と家族の健康を守ることのほうがずっと大事だ。赤の他人の収入と生活は、国がちゃんとみてもらいたいものだ。
2013-12-07 06:16:12動画が用意できました。
「原発事故と放射能汚染」 第10回 2013年12月6日: http://t.co/IE8ddXcQOQ お待たせいたしました。今回は「小児甲状腺がん」について、グラフや地図を見ながら学習します。どうぞご覧ください。
2013-12-07 19:29:52冒頭で、受講生と個人事情にかかわることを話したので削除してあります。10分くらい。
教養授業残り5回の予定 11回 食品。風評被害、食べて応援 12回 忘年会的ゲストトーク 13回 議論。定常放出か間欠放出か、スギ林汚染 14回 心理学。正常性バイアス、確証バイアス、パニック神話 15回 政治と法律。災害対策基本法、警戒区域、
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