ハンフォードのコロンビア原発は経済的理由で閉鎖されるべきだ

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Columbia Generating Station Costly To The Core: How the nuclear plant no one knows about is wasting your money. http://t.co/Q1NHyUby3g

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コロンビア（原子力）発電所についての記事「徹底的に高い：誰も知らない原発がどうやってあなたのお金を浪費しているか。」（タイトルのCoreは核心という意味だが、炉心のCoreにもかけてあるっぽい） http://t.co/Q1NHyUby3g 下記、概要和訳。

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ちなみに、このベースとなった「マッカラ報告書」は、PSRのオレゴン支部とワシントン支部によって委託された。 「マッカラ・リサーチによるコロンビア発電所の経済的分析」全文（英語）　https://t.co/aASPfASXVX

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ロバート・マッカラは、2000年と2001年にカリフォルニアに電力不足と停電をもたらしたのがエンロン社だというのを最初に突き詰めたうちの1人だった。2002年の米国議会での証言で、マッカラは、テキサスの巨大エネルギー会社がどのように電力市場を操作し米国西部の州の経済を破綻したかを

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示した。マッカラは、米国北西部の電力システムについて最も知識が豊富である人達の1人として認識されている。 マッカラは、ワシントン州南西部のハンフォード核特別保留地に立地し、太平洋岸北西部唯一の原子力発電所である、コロンビア発電所の経済状態を調べるのに、過去9ヶ月を費やした。

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太平洋岸北西部の住民の多くは、この原発が存在することすら知らない。政治家がマッカラ報告書を読んだ後に、原発の所有者と事業者は、コロンビア発電所がひっそりと隠れていた方が良かったと思うかもしれない。

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マッカラは、まったく反核論者ではない。ポートランド・ジェネラル・エレクトリック社（PGE）の重役として、25年前には、今は閉鎖されているトロージャン原発を運転し続けるために戦った。しかし、マッカラのコロンビア発電所に関する報告書は、紛れもない結論を導いている。

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コロンビア発電所は、閉鎖されるべきである。安全面に関わる理由からではなく、米国で一番お金がかかる原発になってしまったからである。また、顧客が年間50ドル余分に払わなければいけないという、お金の無駄であるからである。

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マッカラは、コロンビア発電所をもっと安いエネルギー源と取り替え、これから20年の間に17億ドルを節約することができると言う。 「コロンビア発電所のためにお金を費やしている顧客らは、閉鎖を望むべきである。」

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太平洋岸北西部では降水量が多いため、水力発電が安い。今まで80年あまり、コロンビア川とスネーク川の、連邦政府が所有するダムのおかげで、電気料金は、米国の残りの州がうらやむほどに安くで済んできた。

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しかし、米国北西部の電力計画者らは、1950年代後半に、人口増加を考慮すると、他の発電源を探すことが必要だと認識した。1960年代後半には、民間と公共の公益事業および連邦政府は、オレゴン州とワシントン州に原発を10基建設する計画を支持した。

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しかし、最終的に建設されたのは2基のみだった。最初のは、オレゴン州レイニア市郊外でPGEが17年間運転したトロージャン原発で、1993年に閉鎖された。2番目のは、ワシントン州とオレゴン州の公共公営事業の共同事業体に所有されているコロンビア発電所である。

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ワシントン公共電気供給システム（Washington Public Power Supply System）の頭字語のWPPSSは、その原子力の大きな夢が大失敗となるずっと前から、　”whoops"（訳：しまった！）と発音されていた。

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コロンビア発電所は、このWPPSSが所有する5基の原発のひとつとなるはずだった。WPPSSは、5基の原発全部を建設し始めたが、1975年から1981年の間に、建設費用が50億ドルから240億ドルに急増した。1980年代半ばには、4基の原発の建設が放棄され、

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ワシントン州の一部分に世紀末の映画のセットのような風景を残した。例えば、完成されたけど一度も使用されなかった高さ150mの冷却タワー２つが、オリンピア市から西に30マイル（48km）ほどのグレイズ・ハーバー郡の乳牛を見下ろしている。

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共同事業体は、原発建設のために借金をし、結局、WPPSSは、未完成の発電所2基の債券を不履行し、投資者は22.5億ドル損失した。これは、当時で米国史最大の地方債券不履行であった。

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また、WPPSSは、あと2基の未完成の発電所およびコロンビア発電所のせいで、この地域に現在では60億ドルとなった負債を残した。コロンビア川のダムシステムからエネルギーを仲買するボンヌビル電力事業団は、WPPSSの発電所から電力を買う事に同意し、その負債を負う事になった。

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マッカラによると、WPPSSの大失敗の損失は、「今だに太平洋岸南西部の消費者によって支払われている。」

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一方、コロンビア発電所は、完成が7年遅れで建設費用が予算より20億ドル余分にかかったが、1984年から稼働している。コロンビア発電所の出力は最大で1,170メガワットで、100万世帯に電気を供給することができる。これは、ボンヌビルシステム全体の電力の10％である。

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低床式のコロンビア発電所には、他の原発に象徴的に見られる冷却タワーがない。ポートランドから240マイル（384km）東のハンフォード核特別保留地の表面の砂とヤマヨモギの下に大部分が建設された。まるで発電所が誰からも見られたくないようであり、色んな意味で、何十年も見過ごされてきた。

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マッカラと敵対してきた人達でさえ、マッカラの仕事を尊敬している。ポートランドの公共利益専門弁護士のダン・ミーク氏は、トロージャン原発閉鎖に関して長年PGEとマッカラと戦ったが、「彼がPGEで仕事をしていた時、PGEが出してきた情報がすべて素晴らしかったわけではないにしても、

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彼の仕事そのものには何も間違ったことはなかった。」と言う。「彼は、非常に専門分野に精通しており、大変注意深い経済専門家だ。」 電力業界はマッカラが調査の結果達する結論をいつも好むわけでもない。

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地球温暖化、核兵器と核エネルギーに反対する米国のグループであるPSR（社会的責任を果たすための医師団）が惹かれたのは、マッカラの独立性の評判だった。

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PSRのオレゴン支部とワシントン支部は、2011年の日本の大地震と津波の後の福島第一原発事故後、コロンビア発電所に潜在する問題点に注意を向けたかった。先月このグループは、コロンビア発電所の耐震性が安全でないという報告書を出した。（これは、コロンビア発電所の事業者は否定している。）

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PSRは、2013年春に、マッカラにコロンビア発電所の経済状態の評価を委託した。マッカラは、最初は断った。「反核支持の多くは感情的なものだ。それ自体が間違っているわけではないが、データに基づいていない。」