『放射性物質による土壌汚染を解決する気のない政府や環境省の対応』 ツイート日:2013年12月17日

慶應義塾大学経済学部教授 金子勝 氏 @masaru_kaneko ブログ http://blog.livedoor.jp/kaneko_masaru/
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金子勝 @masaru_kaneko

【想像してみよう1】東京ドーム20個分以上もの汚染土をフレコンパックに詰め込んで築いたボタ山ができる景色を想像してみよう。それは放射能汚染の「ゴミの山」です。それは決して復興のシンボルなどではなく、福島=放射能汚染を印象づける巨大で危険なモニュメントとなり続けるだろう。

2013-12-18 06:04:49
金子勝 @masaru_kaneko

【想像してみよう2】これは「中間」貯蔵施設なのだという。想像してみよう。誰が東京ドーム20個以上の汚染土を受け入れるというのか。誰も放射能汚染を恐れてガレキを受け入れるのは嫌なのだ。使用済み核燃料の最終処分場を作るとの空約束を続ける政府。そこが最終処分場になるのです。

2013-12-18 06:05:10
金子勝 @masaru_kaneko

【想像してみよう3】こんなに巨大になった貯蔵施設で、どこまで汚染土を受け入れられるというのだろうか。今も、これ以上土をはがすな、除染は無意味だ、20mSvで大丈夫、と言い始めている。中間貯蔵施設ができれば除染が進むは全くの嘘。進まなくなるのだ。これは「福島処分」なのです。

2013-12-18 06:07:00
金子勝 @masaru_kaneko

【想像してみよう4】セシウム回収型焼却炉で100分の1に減容させ、土をリサイクルで戻せるようにする、減容とリサイクルが基本。濃縮したセシウムはコンテナに詰め、住民の意思決定を最大限尊重しながら、地域毎に国有林野に3層防護の施設に隔離するのです。それなしに福島の復興はありえません。

2013-12-18 06:08:01
金子勝 @masaru_kaneko

【想像してみよう5】想像してみよう。なぜ福島第原発事故の収拾が遠のいたのでしょうか。誰も責任をとらないように、ゾンビ東電を生かさず殺さずの状態にし、金をけちってツケを先送りしてきたからです。これも同じです。30年後の未来の子どもたちは胸を張って生きていけない道です。

2013-12-18 06:08:44
金子勝 @masaru_kaneko

【想像してみよう6】事実、福島県では昨年1年で15歳以下の人口が7000人減り、15歳から65歳の生産人口が2万6千人も減っている。もう福島県民はだまされてはいけない。福島を取り戻す、本当の戦いの火ぶたが切られようとしています。 http://t.co/Dh4GecsX0u

2013-12-18 06:10:17
金子勝 @masaru_kaneko

【想像してみよう7】安かろう悪かろうの環境省プランは、住民へは「機密」にしているが、その図面は出回っており、すでに一部予定地域では情報がもれて地価が十倍になろうとしているという。だが秘密保護法に「反対」するメディアは報道しない。秘密保護法の予行訓練をしているのだろうか?

2013-12-18 06:11:18
金子勝 @masaru_kaneko

【想像してみよう8】環境省は、この「東京ドーム20個分の汚染物施設原案の環境アセスメントはしない」と明言する環境汚染省。将来の訴訟リスクが高すぎ、この東京ドーム20個の環境アセスメントを引き受ける民間企業が存在しないからだ。なぜかマスコミはそれを報道しない。みんなグル???

2013-12-18 06:13:03