儀狄 @giteki 先生の中国貨幣史講義~『中国嫁日記』の「小銭問題」の原因は歴史にあり
@syakekan 清の貨幣史についてはある程度は質問に答えますが、上田先生の本 http://t.co/bHp782IOy8 とオールスター本 http://t.co/fjK2dXACAN が出たら言ってること変わる可能性が大
2013-12-07 01:44:43- 「上田先生の本」とは、以下のリンク先にある「清朝史叢書」で刊行予定の、上田裕之『貨幣史からみた中国の源流 北京に向かう漢地の富』です。
- また、「オールスター本」とは、以下のリンクにある岡本隆司編『中国経済史』です。
@syakekan @giteki 圧倒的な事例蒐集で押しまくるところが明伸さんのウリなんであって、全てがすんなりと腑に落ちるような明晰な理論を期待するのは間違っているような気がしますね。
2013-12-07 01:47:18@goza_u1 @giteki 清末民初の貨幣制度がわからなくて読んだのですが、わからなくて、 あー、わからないのが問題なのだとわかったのでよかったのです。 今、読めばわかるかもしれませんが、やっぱりわからないかなとも思います
2013-12-07 01:50:48@syakekan うん、実は僕もこの辺の話は読んでいると数秒に1回は「わけがわからないよ」「こんなの絶対おかしいよ」と呟きたくなります
2013-12-07 01:53:54質疑応答・その2
金属の価値って結構難しいんだよね。宋銭や明銭は青銅製で成分はおおむね銅60%・鉛25%・錫15%なんだけど、日本では特に錫の不足が酷かったため、日本の中世都市から出る無文銭(日本で私鋳された銭で、文字が入っていない)には銅が95%以上含まれるものが結構あるらしい
2013-12-07 01:34:18質疑応答・その3
金属の価値って結構難しいんだよね。宋銭や明銭は青銅製で成分はおおむね銅60%・鉛25%・錫15%なんだけど、日本では特に錫の不足が酷かったため、日本の中世都市から出る無文銭(日本で私鋳された銭で、文字が入っていない)には銅が95%以上含まれるものが結構あるらしい
2013-12-07 01:34:18@HoryuM 銀が混じってる銅地金は「日本から中国へ行く」銅ですね。中国内でも銅銭が溶かされるというのは特に宋朝で酷く、一時期まで銅銭を大量発行しつつも溶かすのを禁止していたためにそれ以外の用途(皿とか)の銅価格があがり、「溶かすと7倍の価値になる」とまで言われたことがあります
2013-12-07 01:47:35@HoryuM 当然、王朝の支配力が衰えると「溶かすの禁止」の効力も及ばなくなり、宋の敗戦と元朝の銅銭流通禁止で……海外流出した銅銭もあるでしょうが、中国国内で溶かされて銅材になった銅銭も相当にあると推測されます
2013-12-07 01:49:40