伊東乾先生itokensteinの「「ものの100年も経てば現行の原子力発電はまず役割を終えている可能性が高い」「これは100年200年前の人類の動力源を考えればほぼ自明に推測され」「役割が終わればひとものかねの循環が途絶えるのが普通」「そうなったあとにもシッカリ残っている廃棄物をどうするか?」

100年前の科学技術の粋を集めていたのは巨大戦艦、主要動力源は石炭の状態から「一世紀前の来年」サラエボ事件を端緒に第一次世界大戦の火蓋が切って落とされ、戦時技術を含め自動車、飛行機、放送通信メディアなどが発達するわけですよね。電力供給の質が決定的に変化するのも約一世紀前。 by 伊東乾
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Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

Ph.D Prof. Komponist-Dirigent / Raummusik Kollegium Berlin. Habe viele Interesse an der Wissenschaft und am Mitleben dadurch.

伊東 乾(いとう けん)ITO, Ken
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
准教授 学環所属(基幹・流動教員)
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/professor.php?id=379

伊東 乾(いとう けん、1965年1月27日)は日本の作曲家、指揮者、作家。東京都中野区生まれ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/伊東乾_(作曲家)
 
 

まとめ 伊東乾先生itokensteinの「放射能について生活者に求められるのは「そこそこ信用できる所を選び大半は眉唾と疑っ.. 科学の道具は「ここまでしかわからない」を言うが不安な心理は「判る」と言い切って欲しい。その言い切る値を「まけなはれ」というおばんが強い だから、何にせよバカ高い「ベクレル数」が出たら、まずもって近づいたり食べたり飲んだり吸引しないほうが安全と反射的に思うべきだし、値が低くなればなるほど、核種の特定さらには化学毒性など他の要素も考慮して、安易に安心だなどと思わない用心を助ける、そういう身についた地頭の科学判断が大切 by 伊東乾 2344 pv 15 2

Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

すごいなぁ。いま、今週のJBP連載 http://t.co/hSvWoT5bhW へのコメントで「要するに後は野となれ山となれという主張ね」という、どうひっくり返しても難しい誤読答案を見た。普段曲りなりにも東大生などばかり相手にしているので僕自身甘やかされているのを却って痛感。

2013-12-22 22:56:31
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

ネット上には、意図して歪曲した話を書く人もいるけれど、本当に現代国語的に読めない人が増えているという話をしばしば耳にする。僕としては大変噛み砕いて書いていてもムズいと言われる事があるけれど・・・勉強になりますね。大乗の思想実践は難しい http://t.co/hSvWoT5bhW

2013-12-22 22:58:06
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

入学試験の「国語」や「英語」には、ほぼ必ず「どういう意味か?」「要旨を××字以内で記せ」的な出題がある。丁度一年ほど前に一人、就職試験に落ちたので大学院に入りたいという他大学の若者がやって来、ひさしぶり院試対策に付き合ってやったのだが、問題文や所与の文章が読めないのに驚かされた。

2013-12-22 23:22:15
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

僕が学生にテキストを読ませるときは、範囲を限り、すべてのセンテンスに番号を振らせる所から始めます。これは聖書でもやっていることだし、音楽でマイクロアナリースするときも同様。まず与えられたすべての要素を確実に見、次に文全体の構造を確認し、節ごとのポイントを数単語で代表させるなど、

2013-12-22 23:25:11
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

なんというか、非常に地味ですが手堅いというか、絶対に滑らない原典読みの王道しか教えないし、またそれであれば(最低限の準備があれば)100%確実に、問われた程度のことはきちんと答えられますから、基礎的なことを着実に、かつ時間内でキッチリ出来る様にご指導させて頂くわけです^^

2013-12-22 23:26:54
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

昔学生時代はバブルだったので受験指導アルバイトで稼がせてもらった時期がありました。出光音楽賞をもらったときキッパリ全部やめたのですが、大学に呼ばれて学生指導するようになってから時折当時のノウハウを若い人にご伝授差し上げる事があります。相手の文意をきちんと把握するのは大切な事ですね

2013-12-22 23:29:00
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

で必ず合格させるので定評のある受験指導しながら、正直思うのは、これは学問の王道ではないよな、ということ。要領よく合格答案を書く書き方を教えている。公務員の仕事にもこれはそのまま使えるノウハウだけれど、中身は実はかなり希薄。持ち込み不可のテストで資料なしにも書ける便利な手法に過ぎず

2013-12-22 23:34:44
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

本当に価値あるおのを作ろうと思ったら、こんなやり方だけしててはダメだという事。詰まるところ、与えられた問題に関心も思いも愛情も何もなくても、とりあえずソツなくこなす方法を教えているわけだよね、こういうのは。結果的に自分もそういうものを身につけ教える事もあるけれど、全く万能ではない

2013-12-22 23:36:07
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

何事もプロとして仕事する上では今言ったような「足を出さない方法」を持ってなきゃいけないとも思うんですね。仕事って十分時間も余裕もあるときばかりではない。逆ですさまじい集中と何もない時期が分かれたりします。この前者を乗り切るのに「守る手法」は大切。でもこれは創造的な攻めではない。

2013-12-22 23:39:19
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

JBPの連載は、これから一定以上の期間論旨を展開してゆきますので、それをごらんになってからどうぞ。性急に、買いてもいない「結論」を作り出す「創造的な答案」を、採点者サイドでは「おや、この人もまた小説書いてるよ」なんて言いながら×つけさせてもらっています^^; でもね、

2013-12-22 23:43:02
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

不特定多数の人にきちんと読んで頂くべく、編集部と準備して毎回手を動かして作っているものですので、せめて一通り、書いてある論旨の何割かは理解して頂きたいし、まったく書いてない憶測を私が書いたように言われるのは、なんというか、ちょっと困りますね^^;;;

2013-12-22 23:44:24
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

国会で閣僚が読み上げる官僚答弁も、あれは書き方があって、要するに本来はこういう趣旨の質問で、それにだけはダイレクトに答えないよう、右往左往しながら結局何も言わない、というような周到な作文は、実はかなり頭が使えないと作れません。昨今の代議士で自分で書ける人は相当限られると思います。

2013-12-22 23:47:57
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

.@itsme_sage もう数週間先の話題をこのツイッターで昨日辺りから書いています。汚染水問題の核心のひとつトリチウム(三重水素)は半減期が12.3年、人間がどうにかなる時間長さですが、さてこれを貯蔵するタンクの耐用年限は?などなど。もっと具体的に考えて息長く検討してゆきます

2013-12-22 23:51:06
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

ちなみに僕は基本的に「日本国内に100年単位で安全に放射性廃棄物を貯蔵できる最終廃棄場は存在しない」と考えています。痛し痒しでやっていますが、そもそもエネルギー政策としては間違いだった面はぬぐいようがありません。ただ始まってしまったものが生み出した物質は厳然と存在している。

2013-12-22 23:53:33
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

政策の類はすべて基本的に「その場しのぎ」でしかない、とはっきり見切るところからスタートするのが大人ではないか、と思います。翻って私たちの人生はその場しのぎではやってゆけない。しかし国だって企業だって絶対にその場以上のことはしないし出来ない。かくしていかにして己を守るかを考えます。

2013-12-22 23:54:57
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

「その場しのぎ」というわかりやすい言葉を、三つくらい別のスケールで使ってみると、個人は数年のオーダー、企業体でも高々数十年、国家も良くて数百年以上の責任なんて持てるわけがない。そんなこと歴史をチラとでも振り返れば自明ではないですか。議員の年季はどれだけ?公務員の腰掛けは?政権は?

2013-12-22 23:57:29
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

もっと言えば私たち現代日本人自身が50年以上のスパン、特に自分の死後にも残るものを日ごろ生活で実感する局面が少なくなってると思うんです。家を新築することを考えれば、昔なら孫子の代位のことも考えたかもしれないけれど今の耐用年限どれだけでしょう?仮小屋のスパンに近づいてはいまいか?

2013-12-23 00:00:06
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

とあるすばらしい編集者と先日長時間お話をした。そのとき出た話題の一つで「永代供養」というのがある。永代って・・・まあ50年、長くて70年、下手したら30年くらいなんですね。つまり供養の施主さんが生存している限りにおいての「永遠」程度で親の墓を作ればせいぜい子まで、孫はすでに怪しい

2013-12-23 00:03:56
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

ものの100年も経ってしまったら新規にお金が回らないお墓は「無縁仏」扱いで整地されるのが普通でしょ?じゃあ、半減期2万年安全確保は10万年という折り紙付のものがあって、それをめぐるお金が動かなくなって10年たったらどうするね?20年経ったらどうやって責任とらせるかね?という問いで

2013-12-23 00:05:47
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

私が前提とするテーゼ「ものの100年も経てば現行の原子力発電はまず役割を終えている可能性が高い」「これは100年200年前の人類の動力源を考えればほぼ自明に推測され」「役割が終わればひとものかねの循環が途絶えるのが普通」「そうなったあとにもシッカリ残っている廃棄物をどうするか?

2013-12-23 00:10:12
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

100年前の科学技術の粋を集めていたのは巨大戦艦、主要動力源は石炭の状態から「一世紀前の来年」サラエボ事件を端緒に第一次世界大戦の火蓋が切って落とされ、戦時技術を含め自動車、飛行機、放送通信メディアなどが発達するわけですよね。電力供給の質が決定的に変化するのも約一世紀前。

2013-12-23 00:14:02
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

推進だ、全廃だ、という議論と別に、次世代の有力エネルギー源が稼動し始め、さらに廃棄物処理その他のコスト上昇などが進めば、杜子春の故事ではないけれど、減価償却など抱えていないかぎり、潮が引くようにさっと原発は下火になってしまう事が考えられます。要するにお金でコントロールされるわけで

2013-12-23 00:17:16