クリスマスの成り立ちのお話について

クリスマス・イヴにクリスマスの成り立ちのお話 「受胎告知」 「イエス生誕」 「東方の三博士」 「エジプトへの逃避」 続きを読む
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クラリス @CLARICE_Christ

イヴさん、誕生日おめでとうございます。

2013-12-24 00:12:27
クラリス @CLARICE_Christ

今日はクリスマスイヴですね。

2013-12-24 08:43:15
クラリス @CLARICE_Christ

クリスマスの成り立ちについて、時間が空きましたら少し説明いたしましょう。

2013-12-24 08:44:03
クラリス @CLARICE_Christ

……こほん。昔のお話をしましょう。

2013-12-24 21:36:08
クラリス @CLARICE_Christ

昔と言っても、私の過去を語るわけではありません。それは遠い昔、イエス・キリストが生まれる前のこと……。なぜなら私は、今からイエス・キリストが生まれた時のことをお話するのですから。

2013-12-24 21:37:12
クラリス @CLARICE_Christ

大天使ガブリエル、という神の御使いがおりました。彼……と言っても、天使に性別の概念ははっきりあるとは言えませんが……は、ガリラヤと言う、今のパレスチナの地に赴いて、一人の処女の所へと向かいました。 彼女の名は、「マリヤ」、と言いました。

2013-12-24 21:41:48
クラリス @CLARICE_Christ

天使はマリヤの前に現れて言いました。 「怖がることはない。むしろ喜びなさい。あなたは神から恵みを受けたのです。  あなたは身ごもって、男の子を産みます。彼にイエスと名付けなさい。神は彼に王位をお与えになります。」  これが皆さんも絵画で見たことがあるでしょう、受胎告知です。

2013-12-24 21:44:28
クラリス @CLARICE_Christ

また時を少し戻したある日、ザカリヤという祭司の元にガブリエルが訪れます。 曰く、「あなたの妻エリザベツは子どもを身ごもるでしょう。名をヨハネと名付けなさい。」 お互いに年老いていたため、ザカリヤは不安に思いましたが、天使の奇跡を目の当たりにし、信じて家へと戻りました。

2013-12-24 21:48:55
クラリス @CLARICE_Christ

のちにエリザベツは、予言通り男の子を産みました。 この時産んだヨハネが、イエス・キリストに洗礼を授けることとなる、「洗礼者ヨハネ」となるのは、もっともっと、先のお話です。

2013-12-24 21:50:23
クラリス @CLARICE_Christ

さて、話をイエスの所……もといマリヤとその夫、ヨセフの所に戻しましょう。 マリヤは不安に思い、こう、天使に言いました。 「どうしてそのようなことがありえましょうか。私はまだ、男の人を知りませんのに。」 するとガブリエルはこう答えました。

2013-12-24 21:52:52
クラリス @CLARICE_Christ

「聖霊があなたの上に臨み、いと高きお方の力があなたを覆います。故にあなたが産む子は、神の子とよばれるのです。ところで、不妊の女と呼ばれていたあなたの親類のエリザベツも、6か月になる男の子を宿しているのですよ。 神にとって不可能なことなどないのです」

2013-12-24 21:55:21
クラリス @CLARICE_Christ

マリヤは言いました。 「まことに、私は主のはしためです。どうかお言葉通りになりますように。」 天使が去ったのち、マリヤはザカリヤの家へと向かい、神の恵みに3人で喜び、そして感謝しました。 マリヤは3か月ほど共に暮らして家に帰り、エリザベツは男の子を産み、ヨハネと名付けました。

2013-12-24 21:58:52
クラリス @CLARICE_Christ

そのころ、「全世界の住民登録をせよ!」と、時の皇帝アウグストから勅令が出されました。 登録をするためには、地元に帰らなければいけません。ヨセフはガリラヤから仕方なく、ベツレヘムという町へと帰ることにしました。マリヤは身重でしたが、彼女も一緒に登録するためには仕方がなかったのです。

2013-12-24 22:01:43
クラリス @CLARICE_Christ

しかし長い長い旅路の中、ついにマリヤは月が満ち、子どもが生まれそうになりました。しかしどの宿も満杯で、子どもを産める場所は確保できそうにありません。 そこで見つけたのは厩、馬小屋です。 マリヤは馬小屋で無事に男の子を産み、彼は飼い葉おけに寝せられました。

2013-12-24 22:04:30
クラリス @CLARICE_Christ

彼こそイエス・キリスト、その人です。

2013-12-24 22:06:26
クラリス @CLARICE_Christ

時を同じくして、そこにはもう2つの場面があります。 羊飼いが野宿をしながら、羊の群れを見守っていましした。 東方にいる三人の博士が、遠くに輝く星を見ていました。 彼らはこの日、ひとつの飼い葉おけの下に、集まることとなります。

2013-12-24 22:09:16

注:正確には、羊飼いと賢者が厩に現れた日は同日ではありません。失礼いたしました。

クラリス @CLARICE_Christ

野宿で夜番をしていた羊飼いたちは、突然舞い降りた光に恐れおののきました。主の使いが舞い降りたのです。地を照らしたのは主の栄光。 御使いは震える彼らに言いました・ 「恐れることはありません。」

2013-12-24 22:13:26
クラリス @CLARICE_Christ

「恐れることはありません。私は、この民全体のための素晴らしい喜びを知らせに来たのです。 今日ダビデの町で、あなた方のために救い主がお生まれになりました。この方こそ救い主、主キリストです。」

2013-12-24 22:14:32
クラリス @CLARICE_Christ

そのことを御使いが羊飼いたちにつたえると、たちまちに点から多くの軍勢が現れて、神を賛美して言いました。 「いと高きところに、栄光が、神にあるように。  地の上に、平和が、  御心にかなう人々にあるように。」

2013-12-24 22:16:29
クラリス @CLARICE_Christ

御使いたちが帰ると、羊飼いたちは話し合って、 「さあ、主が私たちに伝えてくださったこの素晴らしい出来事を、ベツレヘムに見に行こうではないか。」 と、急いでベツレヘムへと向かいました。

2013-12-24 22:17:50
クラリス @CLARICE_Christ

無事にベツレヘムについた彼らはマリヤとヨセフ、それにキリストがいる場所を、導かれたように突き止めました。 そしてこの幼子……つまりイエスに関して、御使いから聞いたことを知らせると、みな驚きました。当たり前です。飼い葉おけに寝せられている子が、神の子であると誰も思わないでしょう。

2013-12-24 22:20:18
クラリス @CLARICE_Christ

しかしマリヤは驚かず、天使との出会いを思い返し、全てを心に納めて、心を静めて聴いていました。 羊飼いたちは御使いの話通りだったので、神をあがめ、賛美しながら帰路に就きました。

2013-12-24 22:22:04
クラリス @CLARICE_Christ

また遠い東方の地に、ヘロデという王様がいました。彼は権力に対して貪欲で、また、冷酷な人でした。 「ユダヤ人の王となる人がお生まれになった」 このニュースは、たちまち彼の耳にも届くことになります。 ユダヤ人の王とはもちろんイエス・キリストのことです。ヘロデはひどく恐れました。

2013-12-24 22:25:26
クラリス @CLARICE_Christ

そこで王は、学者を集めて問いただしました。 「キリストはどこで生まれるのだ」、と。 賢者は言いました。 「ユダヤのベツレヘムです。予言書にそう書かれてあります。」

2013-12-24 22:27:32