モノクロとカラーの使い分けについて

塙真一（HANAWA SHINICHI） @S_HANAWA

モノクロとカラーの使い分けについて考えてみましょうか。

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１． 例えば、この写真。ウインドウの中の景色とウインドウに写った景色。 カラーだとこうなります。 http://t.co/Q4OIJqBWu8

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２． 同じ写真をモノクロにしたもの。 私がこれを撮ったときには、ウインドウの中のえんじ色のカーテンもちょっと気になって、フレーミングしています。でも、モノクロにするとそれがあまり見えなくなってしまう。また背景のと分離も今ひとつ。 http://t.co/U1sI3zz8qR

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３． というわけで、１．２．の写真なら私はカラーのほうが自分の撮りたかったものがしっかりと写せていると感じます。なので、これならカラー。

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４． 次に、同じ被写体だけでこっちの構図。まずはカラー。 http://t.co/6vhEjVhXD1

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５． 続いてモノクロ。 http://t.co/YsLtdQVHF8

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６． カラーの方はダイブ黄色い文字が強くちょっと押しつけがましい感じ。モノクロの方が落ち着いていて、映り込みの建物もわりとしっくに見えます。なので、こっちの構図ならモノクロかなあと思います。

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７． というように、同じ被写体でも何を見せたいか、どう感じてもらいたいかでカラー、モノクロのどちらがいいかが変わってくるのではないかと考えています。 もちろん、見る人によっては、「いや、こっちこそカラーだろ」などと全く正反対の感想を持つ人もいるでしょう。それはそれで感覚なのでOK

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カラー写真というのはカラーだから有効に伝えられる場合と、カラーに引きずられて、イメージを強要してしまう場合があると思うのです。色を見せたいのか、色がじゃまをしていないかなどを考えてみるといいと思います。

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以上、私がカラーとモノクロを選択する場合の、一つの判断基準でした。 あくまでも私の場合です。これがすべて正しいというものではないと思いますが、ご参考まで。

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A： 一部の方から私のモノクロについて、「これはモノクロですか？」という質問をいただいきました。 なので、その答えを一つだけ。 まずは、これはLUMIX GX7で撮ったRAWから現像したカラー写真。 http://t.co/cAp6yiGVvL

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B： いわゆる普通のモノクロというか白黒はこれ。 昔からちょっと暖かみのあるモノクロが好きなので、これはちょっと私のイメージと違います。 http://t.co/7cXh8LtERf

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C： で、こちらはそのときに実際に撮ったモノクロモードのJPEG。LUMIX の画質調整で、モノクロの彩度を一段分だけセピア方向に動かして撮っています。最弱の設定なのですが、欲をいえばちょっとセピア感が強いです。 http://t.co/kkhKMYbl74

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D： こちらは、私が基本としているモノクロ仕上げ。photoshopにバッチとして保存しているものです。写真によって若干の調整はしますが、私がイメージする温黒調のモノクロームがこれです。これがご質問にあったモノクロですか？の正体ｗ http://t.co/ZERQZSfMRn

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A〜Dまでの写真で、私が撮影時に撮っている写真はCということになります。モノクロを撮ろうというときには、カメラもモノクロモードにしています。 その上で、若干イメージと違うときには、RAWからモノクロを作ります。

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カメラを使いこなすことが大切というのは、こういう仕上がりの違いを現場でイメージして、最適な設定で撮れるようにするということ。そして、そういうことが素早くできるカメラが私にとっては使いやすいカメラということです。