恐ろしい夢を見た。跳ね起きる。窓の外には夜明け前の街が広がっている。時計の音。シーツの上で丸まって眠る小さな友人の姿を見つけて少年は手を伸ばす。「キカイリュウ」名を呼ぶ。友人は目を覚まし少年の腕の中に収まった。「キカイリュウ……」小さな体を強く抱きしめて震えが去るのをじっと待つ。
2014-01-03 18:11:20とうふちゃんのモットーはすっとこどっこいだと勝手に思っているので、さっきのお題は思いついたら後でもう一回書きます
2014-01-03 18:16:17貴方はとうふちゃん☆で『おさえた首元』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/aYDhHgPB17 ちょっとスットコドッコイをしてリハビリします
2014-01-03 18:59:03とうふちゃんの首を押さえつけて捕まえる。正確には頭部と体の接合部だ。接合部と巨大な頭を両手で抱えるように持ち上げて水を張ったバケツに放り込むと、大人しくぐるぐると回り始めた。とうふちゃんを捕獲するにはこの方法が一番だ。これで街に放たれたとうふちゃんは十三体目。事態の収束は遠い――
2014-01-03 19:20:19貴方は『きちいよ!とうふちゃん』で『寄るな、色男』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/aYDhHgPB17 すごい!1mmも浮かばない!
2014-01-03 19:38:59それが視界の端に入った時、反射的に横に歩いていた少女の目を両手で覆っていた。「え、何?どうしたの?」「見ちゃいけません!」「はーっはっは!貴様に会うのは二度目だな!とうふの館の少年助手よ!」高笑いをする男からじりじりと後ずさる。とうふちゃんの仮面を被った不審者がそこにいた。
2014-01-03 20:22:39貴方はとうふちゃん?で『弁慶狙いのローキック』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/aYDhHgPB17 今日はもう終わりにしようと思ったけど、これいい 書きたい
2014-01-03 22:16:17「次あいつに会ったら人間だと思わなくていいよ」「執拗なローキックは基本じゃ」少女は腕を掴まれていた。左足を軸足に体全体を捻るように右足を振り上げる。「手加減は要らない。思い切りぶちかませ!」スカートの裾から現れた鋭い蹴りが相手の脛に命中する!腕が緩む!少女は振り返らずに走り出す!
2014-01-04 08:10:11(やった!やったよ、お兄ちゃん!私一人でもできた!)少女の脳裏に親指を立てる少年とおじいさんとキカイリュウが浮かぶ。少女は半分泣きかけたままの顔で、誇らしげにふんと笑った。一方その頃ーー少女の遥か後方では、飛来したキカイリュウが腹に命中した男が蹲っていた。
2014-01-04 08:20:53「ふっふっふ」「ひっひっひ」キカイリュウに押さえられ身動きできないその男を、工具を持ったマスクの少年と立方体を持ったマスクの老人が追い詰める。「な、何だ!何なんだお前ら!」「いや何、法が裁いてくれないのなら、せめてトラウマ作って帰ってもらおうと思いまして」湿った立方体を近付ける。
2014-01-04 08:31:01とうふちゃんの顔が男の視界一杯に広がる。男にはその空虚な表情も怒りに満ちたもののように見えた。とうふの汁がぽたぽたと男の顔に垂れる。「や、やめろ、やめてくれ!」「はっはっはっは。やっちゃってくださいおじいさん」「ぎゃああああああああ」勧善懲悪!悪漢は滅びたのだ! 少女修行編 完
2014-01-04 08:39:53貴方はとうふちゃんで『笑ってくれる?』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/aYDhHgPB17 (無言でガッツポーズ)
2014-01-04 11:03:06幼い子供が泣いていた。「ばあ!」目の前に突然現れた間抜けな顔をした立方体。子供はびっくりして泣き止む。「やあ少年」立方体は喋った。妙な声で少年に語りかけた。立方体の後ろには老人が後ろに隠れていた。立方体をひょこひょこと動かしながら声を作って老人は問う。「何故泣いているんだい?」
2014-01-04 17:30:10「はぁ、あの頃は可愛かったんじゃが」顔の凹んだとうふを抱えながら老人はぼやく。「少しは昔の素直さを思い出して……」「ぼくが何ですって?」「な、何でもないぞ……」「そうですか。はいこれ」押しつけられたのはとうふちゃん柄のマグカップ。「働きすぎです。それ飲んだらさっさと寝てください」
2014-01-04 17:44:09少女がぷくっと頬を膨らます。キカイリュウが袋を被る。頬を引っ張る。袋を破る。顔を近づけ互いに威嚇するような形になる。「何してるの?ふたりとも」「ひゃっ!?」少年が声をかけると顔色を変えてふたりは逃げ去っていった。少年は首を傾げる。一部始終を見ていた老人が言う。「にらめっこじゃよ」
2014-01-04 18:01:30四角の中に点を書く。平行な位置にもう一つ点を。ここまではいいのだ。彼は緊張しながら手を動かす。綺麗な緩い弧を描いていた線が、あと少しというところでぐにゃりと曲がった。「ぐっ、どうして俺には笑いかけてくれないんだとうふちゃん……!」(それはアンタの絵が下手だからですぜボス……)
2014-01-04 18:15:50振り返ると、散らかった大机の向こう側に二本の角が覗いていた。机の向こう側からはひそひそと話し合う声が聞こえてくる。どうやら机の下に誰かがいるようだ。首を傾げたが、少し特殊な事情持ちの少女のことをすぐに思い出す。アルカはふふっと笑い、何も見なかったことにして手元に視線を戻した。
2014-01-05 22:17:08貴方はとうふちゃんで『約束事項』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://t.co/aYDhHgPB17 今日の分
2014-01-05 22:18:17