問いコレつー。

泳ぎ方に例えて「楽しみ方≒鑑賞方式」を論じてる部分の話。
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コウ @kou11lunatic

@L_O_Nihilum  というかこの国はもっと芸術についてもっとまともな教育や資金の援助をすべきだよねw バカみたいに写生大会とかアホな感想を述べ合うんじゃなくて、よいものにもっと触れて、作品の楽しみ方をもっと学ばせるべきだと思うんだ。 

2014-01-07 19:03:35
コウ @kou11lunatic

@L_O_Nihilum 尺の使い方を考えさせる。例えば、ドラマの「トリック」と「気狂いピエロ」を見比べる。そうするとトリックはヌーベルバーグみたいに物語とは関係のないシーンを延々 と魅せるところが共通していることを感覚的に理解できる。

2014-01-07 20:03:41
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

@kou11lunatic それは映画評論上で手法を教えるときの方法論の一つと言える。ウチが映画論の授業受けた時のやり方と似てるな。あるシーンを見せ、複数のシーンでの同型性と差異を説明し、それが何をどのように語る効果として役立っているか、を体得させる。

2014-01-07 20:06:50
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

@kou11lunatic 話す「中身」によって、同様の方法を別の構造で応用的に教えることが可能だな。例えばその時の登場人物の気持ちと背景、って時に、作品Aの悲しみのシーン、別作品のシーンBと見せて、その性格の違いを考えたり、とか。一人でもよくやるよねコレ。

2014-01-07 20:08:20
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

風立ちぬのじろちゃんと、 かぐや姫のたけのこちゃん。 …じゃ遠すぎるわな。

2014-01-07 20:08:46
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

でもアレを両者間で見てたな。あの場合は作者の関係を知ってたからだな。あと「身構えて」た。どーせこのテーマだろう(という諦観的なものではないにしても)、的なかたちで、作品のテーマを最後まで観る前からある程度予測づけていた。

2014-01-07 20:09:56
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

あの場合その点については最終的には予想通りだったが、その中身の展開の仕方に関してめちゃくちゃ裏切られた。てめぇそこまで客のまえで話していい事じゃねえだろ!ってのが宮崎にはあって、高畑にはなかった。客に言いたいことだけちゃんと言えてた高畑。

2014-01-07 20:10:56
コウ @kou11lunatic

@L_O_Nihilum  映画やアニメといった連続するコマの集まりは、煎じ詰めると前と後のコマをどう読み解くかなんだよね。 歩くながらうってるので誤字だらけになるかもw

2014-01-07 20:11:58
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

ええ、お絹をフった自己矛盾のことですよ、ええ まあ菜穂子もオンナでしたが てかその見え消されてた疎外はむしろかぐや姫が補完してたかなーと

2014-01-07 20:12:17
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

@kou11lunatic 無理せず。こっちも論文整理中なんで。僕もよくやるけどそれは飽く迄ドゥルーズ的なベルクソン的手法よね。モンタージュ間の差異の生成連関を調べる方法。ただ僕はそれで見落とされる作品自体の設定とか、そっちもまた同様に「内部」の一だと思う。

2014-01-07 20:13:49
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

話が難しいからちょっと説明に困るが、なんというかどういう観点に立つにしても「どうしてこのキャラは/あるいはこの作者は、このような行動・発言をしたんだろう/あるいはさせたんだろう」って問いに立たせる。そうじゃないと、カットの手法論にしても物語の構造にしても内的なテーマにしてもムリ。

2014-01-07 20:15:01
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

「立たせる」っていうと、半ば強制的な感じがする。だから、「立たせる」というより、その疑問が生まれる穴に「落とし込む」。罠にはめるように落とすのではなく、すとんと落ちてもらう。例えるなら、初めて見る川の流れに慣れてもらうため、その川に浸かってもらうことで川の水を知る、あの感じ。

2014-01-07 20:16:05
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

今の同一の問いから、教え方をいろいろカスタマイズできそう。 「どうしてこんなカットをすると面白く映るのかな?話が伝わりやすいのかな?」 これが、映画や映像文化の手法に関する問に役立つ問い方。

2014-01-07 20:17:00
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

一方、「どうしてこんなふうにこのキャラは動いた・言ったのかな?」 と訊くならば、作中のキャラの立場に立ったストーリーへの目線。個人的倫理の目線における物語論、という言い方で、道徳的倫理の目線における物語論と相対してるかもね

2014-01-07 20:17:56
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

道徳的倫理の場合はそれとはちがい「どうしてこんなストーリーなのでしょうか」≒「この物語は何を伝えたいのでしょうか」というテーマ論。作品から道徳的テーゼを引っ張ってる場合はそのテーゼが、キャラ個々人から離れて、作品全体として貫かれるため、物語というテロップの核の話に。

2014-01-07 20:19:27
コウ @kou11lunatic

@L_O_Nihilum  内容を見ることはみんなそれなりにできるだろうから、見方の一つとしてありだと思うんだ。

2014-01-07 20:19:40
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

でもこの目線は、ほんとうに最後までやってからの話なので、僕は基軸を作っちゃう原因にもなるとして、まずはおいとかなきゃいけない、探すに余る部分だ、とも思っている。

2014-01-07 20:20:05
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

@kou11lunatic できるからこそ必要なのね。みんなあたりまえにできるってことは、それが出来てる自分の見方を良く知らなくてもそれが使えるということでしょ。それがわからないと、其れを説明しようとする上手な方法が分からず、それこそその結果見方の偏りを上手に解消できなくなる。

2014-01-07 20:21:09
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

一方、同一の個々の瞬間から出発して、「何故(作者は)このキャラが喋る・行動する(~に喋らせ、行動させる)ようにしたのか」という形にすると、問いの形が微妙に作品の外側、メタな領域に逸れる。そのぶん、作者により近づく。二次創作等においても特にこれは重要だったりする。

2014-01-07 20:22:21
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

「このキャラならこういう行動はとらないだろう」等々のキャラ固有の在り方の問いは、ここでは退けられる。さらに言えば、上記の問いと「作者のキャラの動かし方」にひどくコンフリクト(葛藤)が発生しているなら、それが「キャラを活かせてない・性格を作り手も意識できてない」という可能性も見える

2014-01-07 20:23:28
コウ @kou11lunatic

@L_O_Nihilum  それは分かるんだけど、いろんな見方を紹介してから、出来る見方に帰るという方がより分析的に理解できないかな?

2014-01-07 20:23:34
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

そしてこれがさっきの「道徳的目線」と上手に結びつけば、「この物語の構築には成功してるのか、失敗しているのか」という、作者の意図(というより、物語の痕跡、風景の”糸”)がある程度「辿れる」わけだ。僕が美術館や映画でやってる手法のひとつがまさにこれです。

2014-01-07 20:24:41
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

@kou11lunatic それは授業でカリキュラムに組むのであればそういう限定が必要だろうな。だけどその分析を可能にさせる状況にするには、まずさっと触れてもらう事から始まるのも事実。いろんな泳ぎ方は、まず水に慣れなければそもそも足がおぼつかないのと似てる。

2014-01-07 20:26:33
語られざるもの、悉若無/オルテガ的消費者の叛逆によせて @L_O_Nihilum

批評家のやりくちはもっとやり方がずれてて、ある話や同時代の異なる作者の作品同士を引っ張ってきて、それを同時代の風潮と結びつける「ため」に論理構築する。だから、作品内のキャラの意図や、作者の判断とか、半ばほとんど調べもしないでリアリズムと言ってくっつける。宇野とかまさにそう。

2014-01-07 20:27:46