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2078h ココ最近、マスタリング承ることが多いです(多くは有償)が、CDなどの場合はマスターとプレス盤との同一性の検証までが料金に含まれます。 プレスが上がったら、「早急」に検証を行うことを強くお勧めします。 このステップ無しに、その音のアレコレを論じることは無意味です。
2013-11-26 23:43:252079h プレスが低品位で、プレスマスターと同一でないレプリカの場合、製造不良証明を発行します。これを元にプレス工場を変えてプレスしなおしすることもできる場合(無償)があります。
2013-11-26 23:47:36207Ah 結構重要な工程なので、かつては大量プレス前に、テストプレス盤(文字面なしで、裏表が大変わかりにくい)で確認し、工場に承認を出し、はじめて量産されていた。最近はほとんどの場合省略で、いきなりオーダー枚数プレス。 要求するとイヤがられる・・
2013-11-26 23:52:18207Bh こちらでの検査内容は、C1、C2、Vフラグの有無と分布、マスターとの差分抽出、ヒアリングで、それなりに時間と手間もかかりますが、マスタリングの範疇と認識しています。
2013-11-26 23:55:02207Ch ところが、最近この権利(顧客から見た場合の)を放棄されることが。 私的には楽なのだが、気持ち悪い。 なんなんだろう・・
2013-11-26 23:58:00207Dh 差分が出る工場、やり直しをしてもらっても(ガラスマスターの作り直し)、相変わらずのことも多い。工場を変えるべき。日本国内プレスでも、そんなところあります。
2013-11-27 00:01:14207Eh そんな場合、「音が変わった」とか「ノイズが聴こえる」とか、主観が入る評価をいくら並べても門前払い。 差分抽出結果(差分があり、それがどのように分布するかという検査データ)があれば、それだけで「不良」であることの証明。有無の入り込む余地無し。
2013-11-27 00:04:45207Fh マスタリングは、本来このレベルでクオリティーコントロールできることが最低限。差分が出なくても、同一の音にはならないことが多いという問題もあるのだが。
2013-11-27 00:06:172080h 今年から配信専用の、しかもMP3のみのマスタリングも試験的に始めましたが、非常に具合の悪い問題も。 まず、配信元へは非圧縮(WAV)で納品し、配信元でMP3エンコードされるが、どのようなアルゴリズムでエンコードされるのか予測し、劣化が最小になるように仕上げる必要。
2013-11-27 00:10:472081h 細かい対策仕様はヒミツの部分もあるが、先のCDのように、製品仕上がりの状態を検証することが困難。実際に配信元により、エンコードが違っていたり、試聴用のエンコードが劣悪であったり。
2013-11-27 00:19:362082h 現在のポップスCD、CDでありながら、MP3エンコードを前提とした作りになっていたり(要は音が悪い)。 配信用とCDはもっと差別化を図るべき。配信やYoutubeより音の悪いCDは珍しくない。CDが売れないのは当たり前だろう。
2013-11-27 00:23:062084h 非圧縮とMP3のもっとも顕著な違いのひとつは、高域側の帯域限界。 非圧縮での帯域はサンプリング周波数の半分の周波数(:サンプリング周波数44100Hzなら22050Hz )まで(それよりもやや低いが)が有効な帯域だが、MP3では14000Hz ~16000Hz。
2013-11-27 00:38:082085h MP3 エンコードしたときに単純にこの周波数(14K~16KHz)以上がカットされるだけなら帯域が狭まるだけなのだが、その周波数以上の漏れた信号は、折り返し雑音となって聴こえる部分に化けて出てくる。 また、この周波数近辺の成分が多い場合、エンコード後に変調された⇒
2013-11-27 00:44:422086h ノイズとして聴こえる状態でショワショワいうことも。とくにビットレート適応可変のVBRでは著しい。ちょうどサウンドクラウドなどでは顕著。
2013-11-27 00:46:562087h 対策としては、この帯域以上を、オクターブあたり80dB以上の急峻なフィルタでカット(MP3エンコーダーにも内臓されているが、不十分)し、その帯域幅で不自然でないように音作り(イコライゼーション)しておくなど。
2013-11-27 00:49:202088h 一般的には、カットされるとその部分がさみしくなるので、カット少し下の部分(12K~14KHz 近辺)を少ししゃくり強調しておくなど。強調はピークで+3dB程度を限度に。
2013-11-27 00:52:342089h 実際に検証してみれば分かることだが、完全にカットしなくても、14K~16KHz以上部分が、それ以下よりも16dB程度きちんと下がっていれば、問題を軽減できるので、CDとの両用やビットレートが不明な場合にも有効な対応と言える。
2013-11-27 00:54:42208Ah このようなフィルタは通常の緩いフィルタでは実現できませんが、Audacityのイコラーゼーションなら+60~-120dBの範囲で任意カーブが位相差なしで設定できます。
2013-11-27 00:57:27208Bh ダイナミックレンジの問題を気にする人が多いですが、エンコーダーが優秀なら意外とその問題は気にすることは無いかも。 どちらかと言えば再生環境に対する対応として、レベル分布(圧縮など)は対応すべき。 フレッチャー・マンソン曲線を参照するもよし。
2013-11-27 01:06:14208Ch エンコーダで音が~って言う前に、帯域制限し、帯域制限だけでどれ位変化するかを検証してみるべき。 Audacityではこんなセッティング。 http://t.co/nCcc0hGz9W
2013-11-27 01:29:29208Dh 正確な周波数や減衰量を数値入力したい場合は、コンフィギュレーションファイルを開き、直接書き換え、上書き。 おおよそのカーブをGUIで書き、保存⇒EQカーブコンフィギュを数値補正⇒上書き の手順が楽。 http://t.co/LkHMpnKgcQ
2013-11-27 01:32:23208Eh Audacityのコンフィギュ、通常はC:の中の不可視フォルダの中。 しかし、Audacityの実行ファイルがあるフォルダにPortable Settings というフォルダを作成すると、そこを使用するようになります。 http://t.co/N6ln1xw6gw
2013-11-27 01:35:142090h WaveGeneを使えば、リアルタイムで帯域制限付きの音を聴きながら設定することもできる。 WAVファイルをドロップで読み込み、フィルター⇒設定。 ポイントを右クリックで数値入力。 http://t.co/uNgJ1VpO6M
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