「終わらないオウム ~信者の親たちは今」を振り返る

第二、第三のオウムを生まないために、私たちにできることは何なのか。オウムに惹かれた若者たちの軌跡から、私たちはもっと学ぶ必要があるように思う。
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清水康之/NPO LIFELINK @yasushimizu

「終わらないオウム ~信者の親たちは今~」。私がNHKのディレクターとして作った最後の番組(2004年2月25日放送)です。 http://t.co/9vmMQaUb1v 今日法廷で証言することになっている中川智正死刑囚の母親にも取材したので、あらためて色々と考えさせられます。

2014-01-21 10:21:58
清水康之/NPO LIFELINK @yasushimizu

そうか、もう51歳になったのか。ということは、、 RE @nhk_news オウム裁判 中川死刑囚法廷へ http://t.co/BvGLxuPLNk #nhk_news

2014-01-21 10:25:35
清水康之/NPO LIFELINK @yasushimizu

長男だった中川智正は、小さな商店を営む多忙な両親を支えようと、幼い頃から兄弟の面倒をよくみていたという。困ってる人を助けたいと医師を志して医学部に進学。しかし、患部しか診ない西洋医療に疑問を持ち始めた頃に林郁夫と出会い、人間全体を診る医療に関われるとオウムに惹かれていくのである。

2014-01-21 11:07:48
清水康之/NPO LIFELINK @yasushimizu

続)出家したいという息子に、猛反対する両親。「そんな、名前も聞いたことのない宗教に入るなんて絶対ダメだ(注:当時はまだオウムは知られてなかった)」と立ちはだかる母親に、反抗期すらなかった中川智正が、はじめて声を荒げたのだそうだ。「一生かけてやりたいと思える仕事にやっと出会えたのに

2014-01-21 11:09:13
清水康之/NPO LIFELINK @yasushimizu

続)なんで分かってくれないんだ。なんで親がそれを反対するんだ」と。番組の取材で母親は、そう言われたとき一瞬ひるんで、それで息子の出家を許してしまったと、深く後悔し、なによりも懺悔していた。「夢を持てない時代だと言われる中、息子は自分がやりたいと思える仕事に出会えたのだと思った。

2014-01-21 11:11:29
清水康之/NPO LIFELINK @yasushimizu

続)それを、宗教に対する偏見だけで、親が止めて良いものかと迷ってしまった。あれが間違いだった。自分が悪かった」と。中川智正死刑囚は、多くの命と人々の暮らしを奪った地下鉄サリン事件の実行犯であり、いかなる理由があろうともその行為が断じて許されるわけではない。ただ、なぜそうした若者が

2014-01-21 11:13:09
清水康之/NPO LIFELINK @yasushimizu

続)しかも大勢オウムに惹かれ、人殺しをしてしまったのか。その闇を明らかにしなければ、第二、第三のオウムがまた生まれてくるだろう。「終わらないオウム」とはまさにその通りで、依然として私たちの社会は「オウム」を検証し切れていないのではないか。私自身も、もっと考えていかねばと思う。終

2014-01-21 11:19:43