明日からできる大人のADHD診療

明日からできる大人のADHD診療~きょうこころのクリニック姜昌勲先生 講演実況。
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aikider @sayoarashi

明日からできる大人のADHD診療~きょうこころのクリニック姜昌勲先生

2014-01-23 19:07:09
aikider @sayoarashi

http://t.co/sIebAFk7yD: 明日からできる大人のADHD診療: 姜 昌勲: 本 http://t.co/ccAYOjLaoO

2014-01-23 19:08:21
aikider @sayoarashi

ADHD診療は難しいと思われがちだが、パターンにはめてしまえば難しくない。最終的には経験が重要である。

2014-01-23 19:09:42
aikider @sayoarashi

初診時の問診票に、発達障害の診断をしてほしいという主訴が少なからずみられるが、このとき重要なのは、患者がどの程度発達障害の知識があるかということである。本人の理解が乏しい状態では治療の目標が決められない。まず主訴・ニーズを探ることが重要である。

2014-01-23 19:12:31
aikider @sayoarashi

その後診断作業へ。生育歴、心理検査、チェックリスト、家族との面談が必要である。生育歴はできるだけ客観的な情報のある人を連れてくること。チェックリストはAQJやASRSなどがある。しかしチェックリストはスクリーニングツールなのでこれだけで診断できない。心理検査はやったほうがよい。

2014-01-23 19:15:34
aikider @sayoarashi

できれば心理検査は全例行うべき。心理士が必要。

2014-01-23 19:16:28
aikider @sayoarashi

診断作業の中で、親や本人をねぎらうこと。

2014-01-23 19:17:07
aikider @sayoarashi

その後治療へ。手帳取得など福祉との連携、精神療法の継続、薬物療法。告知と受容(とくに子ども)。

2014-01-23 19:18:37
aikider @sayoarashi

メチルフェニデートは30日までしか投与できないが、本人が受診できないからといって倍量投与は避けるべきである。

2014-01-23 19:19:19
aikider @sayoarashi

告知にあたって子どもへの告知は容易ではないが、成人ADHDの告知はさほど難しくない。ASDの受容はやや難しい。

2014-01-23 19:20:14
aikider @sayoarashi

連携について。心理との連携。カウンセリングルーム(自費)、発達障害者支援センター。福祉との連携。精神障害者保健福祉手帳、精神障害者年金。しかし最も重要なのは患者本人の自助努力と生活支援である。ADHDが生きづらさの免罪符になっただけでは意味がない。

2014-01-23 19:22:32
aikider @sayoarashi

そこからどのような自助努力と生活支援ができるかが問題である。

2014-01-23 19:22:58
aikider @sayoarashi

ASDであっても、診察室での医師との面談ではある程度コミュニケーションとれることが多く、ASDではないという診断を受けてしまうことがあるので慎重さが必要である。

2014-01-23 19:24:21
aikider @sayoarashi

ADHDのサブタイプは不注意優勢型、多動衝動性優勢型、混合型があるが、厳密に類型化できるものではなく移り変わっていくものである。

2014-01-23 19:25:47
aikider @sayoarashi

かつてADDと呼ばれたように、ほとんどの例は不注意がまずあって、そこに多動を伴うか否かである。多動衝動性優勢型は少ない(?)。しかし実際には不注意優勢型のほうが目立つ。これは、不注意優勢型の問題が目立ちにくく、見逃されているからである。とくに不注意優勢型の女性が見落とされがち。

2014-01-23 19:28:13
aikider @sayoarashi

DSMⅣTRまではPDDとADHDは合併しないということになっていたが、DSM5からは併存を認めるようになった。また、発達障害と定型発達の境界は限りなくあいまいである。

2014-01-23 19:30:33
aikider @sayoarashi

ADHDの発症年齢は7歳以前→12歳以前に引き上げられた。

2014-01-23 19:30:56
aikider @sayoarashi

PDD→ASDに変更され、アスペルガーなどのサブカテゴリが廃止された。

2014-01-23 19:31:27
aikider @sayoarashi

クリニックを訪れる成人ADHDのよくあるパターン

2014-01-23 19:31:52
aikider @sayoarashi

・自分はADHDではないか?→案外アスペルガーの人が多い。子どもに比べると混在例は少なく、ある程度わかりやすい。

2014-01-23 19:32:37
aikider @sayoarashi

自分はアスペルガーではないか?と受診する人はあまりおらず第三者に連れてこられる。

2014-01-23 19:33:01
aikider @sayoarashi

・うつ病、不安障害、薬物依存など併存疾患の治療経過中に明らかになるパターン。

2014-01-23 19:34:01
aikider @sayoarashi

・子どもの受診経過中に明らかになるパターン『自分もそうかも』

2014-01-23 19:34:22
aikider @sayoarashi

最初の診察での印象が大切。すぐにわかるパターン、否定できないパターン、まず違うとほぼ断定できるパターン。待合室での行動も重要。待てない、診察券が出てこないなど

2014-01-23 19:36:28
aikider @sayoarashi

ADHDの治験でも遅刻が多かった(ぎりぎりには来る)。かばんが大きい。保険証が出てこない。診察室に忘れ物をする。

2014-01-23 19:37:32