大川小検証委報告案の間違い

林 衛 @SciCom_hayashi

大川小検証報告案のまちがい13： 研修の何が不足していたのか（続き）。 研修内容の検証は可能。なぜなら，講師や多くの参加者がいて，資料も残っているはずだから。教職員，市職員の認識がどう高められていたのか。地域住民アンケートより優先すべき。なぜ地域に責任押しつける？　全体をみよう。

林 衛 @SciCom_hayashi

大川小検証報告案のまちがい14： 地震の基本を学ばない中学理科。 マグニチュード7なら強い揺れ10秒程度 マグニチュード８なら1分程度 それ以上ならもっとすごい マグニチュード９なら2分半程度 阪神・淡路以来の教訓が，提言に入ってないぞ！！ 大川小の先生も児童も気づいてたんだよ。

林 衛 @SciCom_hayashi

大川小検証報告案のまちがい15： 決断の障壁は何か。 知識や研修の不足だけでは説明できない。同様に予想浸水区域外で浸水被害から助かった学校もある。危機を察知し，逃げようという判断があったところまでは共通。問題は，決断できたかどうか。その分析を，なぜか検証委は避けている。（続く）

林 衛 @SciCom_hayashi

大川小検証報告案のまちがい15： 決断の障壁は何か（続き）。 避難成功例が報告書にはいくつもあるが，決断の際に乗り越えた校長，現場教員のハードルの記載，分析がいっさいない。 それはなにか，マニュアル以外のことをやって失敗した際，責任が現場に押しつけられる管理的教育行政だろう。

林 衛 @SciCom_hayashi

大川小検証報告案のまちがい16： まとめと考察。 マグニチュード9（ただし気象庁発表は遅れた）の揺れやラジオ放送などから，避難の必要性，有効性の判断は大川小ではちゃんとできた。他の学校でも避難しても津波がこなかったら，子どもが怪我したら，現場に責任が押しつけられたら…（続き）

林 衛 @SciCom_hayashi

大川小検証報告案のまちがい16： まとめと考察（続き）。 と，津波への危険性，避難の有効性とともに，現場での責任のとらされ方が，教員の頭をよぎったのと同じ思考が，大川小でも生じたにちがいない。結果的にハードルを乗り越えられなかったのだ。校長不在が効いたとしたらここだろう。（続き）

林 衛 @SciCom_hayashi

大川小検証報告案のまちがい16： まとめと考察（続き2）。 大川小をのみ込んだのは，津波だけではなかったのではないか。そこを検証すべき。 だが，検証，提言は，最近の施策の不備にはふみこまず，新提案ばかりしている。つまり，現場に責任を押しつけるのに終始しているようにみえる。（続く）

林 衛 @SciCom_hayashi

大川小検証報告案のまちがい16： まとめと考察（最後）。 どうしてそうなるのか。原因が「検証委員会は、文部科学省及び宮城県教育委員会の指導・監視の下に業務を遂行する」（検証委設置要綱：http://t.co/AAPONd2kLA）ではないこと，そういう状況からの脱却を望みたい。

林 衛 @SciCom_hayashi

大川小検証報告案のまちがい17（とりあえずの最後）： 大川小には，避難のための，情報，時間，手段，判断があった。 検証委にも，検証のための，情報，時間，手段，判断がある。 押しつぶす構造はそっくりにみえる。

林 衛 @SciCom_hayashi

最終報告案について，まだ「案」をとるべきではない。賛成。 最終報告案で報告されたもの：http://t.co/aX33Hjyen9 （小さな命の意味を考える会） http://t.co/ZWynoBwg1V

林 衛 @SciCom_hayashi

大川小の先生も児童も気づいてた，阪神・淡路以来の教訓，揺れとマグニチュードの関係はここにも。 【参考】理科教員が養うべき「科学リテラシー」とは : 大川小学校被災に学ぶ http://hdl.h.. http://t.co/sa8uRqHFvH

林 衛 @SciCom_hayashi

参考：地震の大きさの概略。 破壊（すべり）そのものは秒速3km前後で進む。 50km（M7）なら50/3で10秒余，150km（M8）なら1分余，500km（M9）なら2分半とか。 出典： http://t.co/LtbAXGI6md http://t.co/6vE67VjfD4

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