英語でプラトンはPlatoですが…?

英語でプラトンはPlatoという。 ration と ratio という似た単語が存在する。 さあ、なんででしょうね?
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ラテン語たん @Latina_tan

ratio のほうは、何百年にもわたる歴史の荒波をきれいにスルーしてきていますから、語形変化がてんこ盛りの ration とは違って、ラテン語の形がそのまんまです。 …面白おかしく表現してるだけで、悪く言っているわけではないですからね?

2014-01-23 00:01:28
ラテン語たん @Latina_tan

そうですね、日本語でたとえるなら――「大儀」という漢語表現を、ふるーい時代に日本に持ってきて、何百年もかけて、漢文のカの字も知らない南九州のお百姓さんが、「たいぎいねぇ」(面倒だねえ)なんて使い続けて、それを今平成の宮崎県民も「たいぎいなぁ」と言っている。

2014-01-23 00:05:45
ラテン語たん @Latina_tan

その一方で、中国の文献をどんどん読んで研究するようなおヒゲの立派な先生が、「大儀であった」みたいな、まったく"きれいな"言い回しを使う。そんなかんじです。

2014-01-23 00:06:48
ラテン語たん @Latina_tan

たいぎい」と「大儀な」は、語源は同じですが、前者が民衆の手で長い年月をかけて運ばれ、形がすっかり変わっている一方、後者はそれよりずっとあとに、古文書から取り出して復元した、と思ってください。

2014-01-23 00:07:59
ラテン語たん @Latina_tan

言葉でたとえて難しければ、そうですね…「金平糖」と「コンフェッティ」みたいなもの、と申しましょうか。

2014-01-23 00:08:43
ラテン語たん @Latina_tan

話は ration に戻りますが、フランス語では -tion-son に変化するという現象がおきました。 英語の tion も ション ですから、ソン になるのもソンなに変ではないですよね!

2014-01-23 00:10:45
ラテン語たん @Latina_tan

…。 失礼、忘れてください。

2014-01-23 00:10:55
ラテン語たん @Latina_tan

これがフランス語で raison となり、英語の reason ともなります。「計算する」のほかに「考える」などの意味も持っていたので、「考えられたもの」とかそういう連想でしょうか。

2014-01-23 00:11:52