松平敬ほぼ音響詩ライヴ

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aussageverweigerung🦉gegendarstellung @prismatic_i

個人的に「機会があったら演ってくれないかなー」と思うのは、かんべむさし「たれながしそおらす」。これはSF短編小説だが、ぶっ壊れた辞書ロボットが、無意味な単語の羅列を連想ゲーム的に延々と吐き出し続ける部分が全体の半分近くを占める。それを、あの驚異的な「早口能力」で聴いてみたいw

2014-01-25 01:28:17
aussageverweigerung🦉gegendarstellung @prismatic_i

ところで、日本語の「調子良い」リズムと言えば七五調だけど、今晩演奏された日本語作品に、それを活用したものは実質、一つもなかったのが逆に興味深かった。唯一、漢数字を並べた短歌作品があったけど、普通の七五調とはちょっと違ってたし。

2014-01-25 01:28:43
齋藤俊夫【思索工房8月24日】 @MOGURAmaru

よし、書きました。松平敬音響詩ライヴ評です。http://t.co/GoqwsxwDnC 字数のわりに情報量少ないっすね。

2014-01-25 01:52:53
小田切遊 @k2gabriel

昨日は松平敬:ほぼ音響詩ライヴ改メ音響詩ライヴに行く。最初は音響詩って何だろうという、単純な興味本位で訪れたけど、行って驚く。本当に通常概念でいう「歌」のライヴじゃない。敢えて言うなら詩の朗読、というのに近いけれどそれとも違う感覚。

2014-01-25 09:40:55
小田切遊 @k2gabriel

言葉というのは、字面と音と文字形と言葉の配置から成り立つ。特に他の文字ジャンルと違って、詩のジャンルでは視覚的要素というのも重要な役割を果たしていたりする。改行、余白を駆使して、まるで1枚の美しい画の様なものもある。

2014-01-25 10:00:29
小田切遊 @k2gabriel

松平氏が選んだ数々の詩片は、その出自に相応しく、抒情詩とか叙景詩とか全体に一筋線が通ったようなものではなく、どちらかといえば言葉遊びの様なものが中心だった。音そのものと意味の変遷、崩壊、倒置、置換を愉しむようなもの。

2014-01-25 10:04:52
小田切遊 @k2gabriel

しかし、これらは脳内で読んでいる分には良いのだけど、朗読というスタイルではなかなか成立しにくい。最初、谷川俊太郎のこれはのみのぴこ/であるとあるでを聴いた時から、どうするもんだろうかと思って聴いていたら、やるじゃないとと思わずうーむと腕組み。

2014-01-25 10:08:26
小田切遊 @k2gabriel

松平氏の採った手法というのは、音楽家としての技術とセンスがなければ出来ない事だった。Dick Higgins/Hank and Maryなんて、あの詩を見たことがある人なら、どうやってこれを「読む」ものかと思うだろう。テンポとリズムを使って、西部劇ばりの場面を声で描いてしまうとは

2014-01-25 10:22:51
小田切遊 @k2gabriel

成程これはライヴなのだ。言葉の音と意味の縺れあいの面白さを聴く楽しみ。北園克衛/単調な空間。松平氏の明瞭な「し」と「か」と「く」と「き」の固い発音が「の」という柔らかい発音でくるりと纏められ、呑み込まれる時、瀧口修造を懐かしく思い出した。言葉に許されるシュルレアリスムという翼の事

2014-01-25 10:38:41
小田切遊 @k2gabriel

久々に自分らしい脳内トレーニング時間だった。そこでしかない体験を得る事のできる時間でもあった。なにしろ本当にこういう時間ばかりは、先日の演奏会と同じで体験8割。どうにも書き言葉の無力を痛感するしかない。これが「劇場」っていうものなのだよなとつくづくしみじみ。

2014-01-25 10:52:15
(abandoned) @p1perauritum

"テクスト「からの」パフォーミングであり、それは「限りなく逃げ続ける」行為なのだ。あらゆる固定観念、つまり音楽、意味、音といった、我々が前提としてしまうものからひたすらに逃げ続けることこそ音響詩のパフォーミングに他ならない。" http://t.co/uu3MdcW6TC

2014-01-25 10:57:41
(abandoned) @p1perauritum

非常に腑に落ちた。し、サウンド「からの」パフォーマンスと書き直せば自分の指向のほぼ完全な記述になってる。成程ー

2014-01-25 11:00:25
(abandoned) @p1perauritum

音響詩の成り立ちをあまり教条的に受け取ると早晩行き詰まる気がするので、もっとカジュアルに「変な表現」として散種され交雑を繰り返すのがミーム戦略的にもよろしいかと思います。

2014-01-25 11:10:43
鈴木治行 @sharuy

ありがとうございます。ノっているとしても、今のところ来年まで日本での新作初演はないので書きためます。それから、今夜は伺えないんです申し訳ない。@largetamotamo 一つの到達点を示していると思った。あとやはり松平さんによって「音化」されることを前提に書いているというのも

2014-01-25 11:13:58
松平敬 @takashi531

昨日の音響詩ライヴ多くの方にご来場頂きありがとうございました!こちらの想定を超えたご来場があり、一部の方にはプログラムが用意できず申し訳ございませんでした。狙い通り鈴木治行さんの委嘱新作が好評でよかったです。

2014-01-25 11:35:50
(abandoned) @p1perauritum

昨日の演目でも「音響詩、あるいはそれに類似した作品」というのがポイントで、厳密には元々変則的短歌であるとか美術作品であったものも含まれる。音響詩そのものも百年前から発掘されたようなものの上にかなり不定形なので細かい線引きよりは発展的継承を考えたい。

2014-01-25 11:43:11
鈴木治行 @sharuy

それにしても、昨日の松平さんの早口力(笑) には脱帽(それだけに脱帽という意味ではなく・注)。早口というのは、速いだけでなく発語が明晰でないと意味はなく、そこも当然クリア。その能力が最も遺憾なく発揮されたのは谷川、足立作品か。僕にはできません。

2014-01-25 11:43:15
笹崎・(T)・譲 @udupho

昨日は松平敬音響詩ライヴへ。すばらしい演奏会でした。音響詩は今までにも何作品か聴いてきたわけですが、1人だけで一晩のコンサートというのは初めて。それがこんなすごいことになろうとは!

2014-01-25 11:53:29
笹崎・(T)・譲 @udupho

音響詩は、音楽・文学・美術、さまざまなジャンルの混合で、その混合割合は作品によって、またその解釈方法によって大きく異なるというのが僕の捉え方。詩の要素がメインなもの、見た目の面白さを狙った美術寄りのもの、音響メインなもの等々。昨日のコンサートではその諸相をうまく配列。

2014-01-25 11:58:47
笹崎・(T)・譲 @udupho

中ザワヒデキ作品は、読まれることを想定しておらず、アート作品として作られたもの。しかし、実際に音響化してみると、松平さんならではの明瞭な早口言葉という超絶技巧にも支えられたこともあり、時間芸術として立派に成立し、しかも面白い。こういった視点が芸術分野を豊かにするのだなあ。

2014-01-25 12:03:28
笹崎・(T)・譲 @udupho

鈴木治行さんの委嘱新作が絶品。鈴木治行さんの器楽作品などの作曲方法そのままであることが、これまた興味深い。というより、作曲方法がもっとも顕著に反映され、その面白さが聴衆に伝わる作品だったのでは。この名作は、これからも繰り返し演奏(?)されていってほしいなあ。

2014-01-25 12:08:10
笹崎・(T)・譲 @udupho

ということで、渾身の企画と演奏に心動かされた一夜でありました。松平敬さん、ほんとうにありがとうございました! 

2014-01-25 12:09:55
笹崎・(T)・譲 @udupho

あ、そうだ。昨日の音響詩、作品によってはプロジェクターなどで作品のビジュアルを見たかったかも(休憩時間には数点展示されてた)。演奏中に見たい作品は少なかったけれど(演奏家は嫌だろうし、見る方も気が散る可能性)、始まる前に見たい作品と、演奏後に種明かししてほしい作品はあった。

2014-01-25 12:36:31
鈴木治行 @sharuy

二つ前のツイートに、早口力が遺憾なく発揮された作品として中ザワ作品も追加。あの速さで延々聞いていると、擬音語、擬態語というより、次第にトリルのように振動する音響の連なりに思えてくる。

2014-01-25 12:57:28
aussageverweigerung🦉gegendarstellung @prismatic_i

「くちびるとしっと」、視覚的な要素を知らずに演奏を聴いたんだけど、「恥部」「乳首」「チビる」「ビル」「びびる」など、いろんなコトバが浮かび上がって面白いなと思っていたら、元の作品自体が、そのように書かれていた。 http://t.co/FFFxqCAy2t

2014-01-25 13:08:57