【「キリスト教は反捕鯨」というデマ】岸本元さんによる資料精査と考察
- suzutuki1980
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それらが専門家にできることなら、一般人にできることは、やっぱり本読んでクジラ博物館に行ったりして知識深めることだよ。今回読んだ本では、三浦、石井、森田、秋道の本は必読といっていい。前2冊は俗論を廃し論争の焦点がわかるし、後2冊は世界の捕鯨文化の豊穣さがわかり、食べたくなる。
2014-01-30 22:14:37私はケモナーとはいえクジラでばかりシコっているわけではないので、これでひとまずの区切りとする。無論折々に調査はする。雑誌調査までは手が回っていないためである。
2014-01-30 22:23:15このティモシー・バドリックとかいうオーストラリア人ライターはマジで頭おかしいだろ。自分たちの気に食わないものを邪悪呼ばわりして、神の復讐がどうのとか言うのって、もう破壊的カルトと何の区別もつかん。オウム真理教や法の華三法行並のゲスだな http://t.co/YQXPoTAfJj
2014-01-31 21:52:31こういうカスは反捕鯨陣営の底辺だろう(こんな中傷を受ける太地町に心底同情する)。そしてこういう底辺の主張を主流だと多くの人が思ってしまったことに、クジラの不幸がある。本当はもっと色々な争点があるのに。要するにクジラを不幸にする議論と行動しか出来ない下愚は両陣営ともいいから死ねよ。
2014-01-31 22:03:01グリーンピースの初期にはクエーカーが多数居た(元々は反核運動)→しかしその後は変質していく。反捕鯨運動に乗り出した頃には既に変質済?
じゃあもう少しだけ鯨の話をします。キリスト教の教義価値観と反捕鯨に関係性はない。しかし、グリーンピースの初期にクエーカー教徒が多くいたということは指摘できよう(GP自体は『グリーンピースストーリー』で「出自」としている)。なおGPが捕鯨運動に乗り出したのは遅く、1975年から。
2014-02-01 19:54:05グリーンピース創設者の一人でクエーカー教徒のアーヴィング・ストウは反核問題担当で、反捕鯨運動に取り組もうとしていた生物学者ポール・スポングを狂人扱いしている(フレッド・ピアス『緑の戦士たち』36頁)。元々GPは反核運動の団体だった。これはクエーカーの平和主義と関係なくはなかろう。
2014-02-01 19:57:49ピアスは「非暴力直接行動」のGPの原理もクエーカー教徒の倫理観だと指摘する。さて、ここは考察に値すると思うのだが、GPにおいてクエーカー教徒が影響力を保っていたのはいつまでか。1974年大集会には易経とか占星術の図表とか、あるいは古代アステカの法典をつかう何十人もの占術家がいた。
2014-02-01 20:04:32(『グリーンピースストーリー』)1969年にはヒッピー、マルクス主義者、毛沢東主義者、トロツキスト、イッピー、兵役忌避者、脱走兵なども参加していた(『緑の戦士たち』)非暴力の形骸化(しているように見える)も含め、GPの変容については客観的な検討がいるだろう。
2014-02-01 20:09:121981年に、反捕鯨団体に対し、創世記(聖書)を使って反捕鯨はキリスト教からは導き出せない事を論じた捕鯨擁護派。これに対し反捕鯨団体は「聖書で反捕鯨を説いた例は聞いた事が無い」と。
@bowwowolf 発行元は文眞堂(初版'83)です。著者の原剛氏(毎日新聞編集委員・当時)は、読売の岡島成行氏、朝日の石弘之氏と並ぶ環境ジャーナリストとして名を馳せた方。3人の中では岡島氏1人がやや捕鯨容認よりの立場でした。
2014-02-03 00:15:24さてカメクジラネコさんからご教示を受けた原剛『ザ・クジラ』(文眞堂、1983)を借りてきた。208頁からの「東西クジラ観の衝突」の節では、反捕鯨論に対抗する山本七平・阿刀田高・木本正次の論が紹介されている。山本はユダヤ教、阿刀田はエスペラントに関するものでキリスト教とは関係ない。
2014-02-03 22:31:20木本は創世記をネタに、反捕鯨はキリスト教からは導けないことを説くのだが、国際環境保護団体「地球の友」のクジラプロジェクトグループはこう反論する。《反捕鯨の理由として聖書を引用した例は、かつて聞いたことがない》何でいきなり聖書を持ち出すんだという呆れ顔が目に浮かぶようである。
2014-02-03 22:33:46はあ~あ、という感じだ。この論争は1981年の事である。1981年の時点で《反捕鯨の理由として聖書を引用した例は、かつて聞いたことがない》というのなら、1974年設立のプロジェクトヨナや、1977年設立のシーシェパードがキリスト教を基盤とした反捕鯨団体という主張だって成立しない。
2014-02-03 22:39:20架空のキリスト教と闘う暇があるなら
これでジ・エンドにゃん、という感じだが、捕鯨推進派は、実体の存在しない架空のキリスト教と闘う暇があるなら、もっと実効性のある捕鯨推進策を練るなり、環境問題・生物資源・動物福祉の知見を深めて反捕鯨一派と対話を進めてほしい。頼む。
2014-02-03 22:41:30今回、「反捕鯨はキリスト教の教義価値観」という戯論が流布されかけたことを鑑みるに、これまでも戯論が流布されることにより議論の健全な発展が阻害されてきたのではないかという疑念なきとしない。
2014-02-03 22:44:00例えば同書185ページに、マッコウクジラ大量殺戮はナチスという反捕鯨の主張と、逆にクジラは賢いから殺すなという発想こそがナチスという捕鯨推進の論争があるが、洵にウンコの擦り合いであり、こいつらにナチスに迫害された人々への同情など一切なく、ただ利用しているだけだ。いいから死ねよ。
2014-02-03 22:47:19戯論を捨てて他者の文化を侮ることなく誤解することなく議論をしてほしい。その上で、シーシェパードのような暴力的集団や、わざわざ太地に押しかけて破壊的カルト顔負けの圧力をかけるカスどもに対しては、毅然とした態度をとることが求められよう。大体反捕鯨論者もあいつらマトモと思ってないだろ。
2014-02-03 22:57:38