岡田:登壇していただく方々は様々なので、最初に軸線を引いてみたいと思います。二年前は講義的なお話しましたので、その後の話を今日はしたいと思います。 #arad0209
2014-02-09 14:06:31岡田:アノニマスデザインとは何か。柳宗理がデザインの理想の一つとして輸入した。「作者の存在が意識されないほど、生活に溶け込んだデザイン。」 #arad0209
2014-02-09 14:07:31岡田:アノニマスデザインとは何か。日本では重要な概念。柳さんが日本に紹介されて以後、日本でデザインの理想型のひとつとして認知されている。「作者の存在が意識されないほど、生活にとけ込んだデザイン」 #arad0209
2014-02-09 14:07:34岡田:アノニマスデザインは柳さんが紹介した言葉です。特に日本ではアノニマスデザインがデザインの理想型とされてきました。「作者の存在が意識されないほど生活に溶け込んだデザイン」とアノニマスデザインは定義できると思います。 #arad0209
2014-02-09 14:07:51岡田:アノ二マウスデザイン展では、植木屋さんのはさみやピッケルなど、誰かがデザインされたものが展示されました。作家が明らかでないにもかかわらずずばらしいデザインが紹介されました。 #arad0209
2014-02-09 14:09:03岡田:柳はボートのプロペラ、工業的につくられた美しさ。作者不明ながら野球やバレーボールの持つ美しさこそデザインなんだと紹介していった。 #arad0209
2014-02-09 14:09:26岡田:単に作者が明らかでないのがアノニマスデザインなのか。二年前に藤村さんが秀逸な定義をしてくれました。「アノニマスとデザインがハイブリットされたのがアノニマスデザイン」 #arad0209
2014-02-09 14:10:08岡田:単に作者が明らかでないということがアノニマスデザインなのか?という問い。藤村さんが「アノニマスデザインとは、アノニマスとデザインのハイブリッドである」と。アノニマスを見出だす作家がメディアとなって初めてアノニマスデザインとして浮かび上がってくる。 #arad0209
2014-02-09 14:10:31柳さんの「アノニマスデザイン」は工業化する時代のデザインの考え方だから、工業化した社会のなかでこれをめざすそうとすると目的を見失うよね。 #arad0209
2014-02-09 14:10:35岡田:二年前藤村は、「アノニマスデザインとは、アノニマスとデザインのハイブリッドである」と再定義しなおした。柳のように「素晴らしい」とメディアのように語ることでデザインの浮かび上がる。アノニマスは発見されることでアノニマスデザイン化する。 #arad0209
2014-02-09 14:10:37違和感のある説明 RT @kohe13 岡田:アノニマスデザインとは何か。日本では重要な概念。柳さんが日本に紹介されて以後、日本でデザインの理想型のひとつとして認知されている。「作者の存在が意識されないほど、生活にとけ込んだデザイン」 #arad0209
2014-02-09 14:11:55岡田:柳は匿名性を礼賛せず、顕名性を否定したのではない。工業化で化した優れた作家行為を再び顕名化し、商業的なだけのデザインをそれによって乗り越える 。#arad0209
2014-02-09 14:11:55岡田:柳宗理は匿名性をれいさんしたのではない。顕名性を否定した。むしろ工業化とともに見えなくなった、優れた作り手の作為を再び顕在化しようとした。 #arad0209
2014-02-09 14:11:58岡田:アノニマスデザインの現在。 現代のアノニマスデザインの担い手はデザイナーではなく都市そのものではないかと問題提起されたのは象徴的だった、だから建築家いかに都市にいかに語らせるか。by山崎 #arad0209
2014-02-09 14:13:17岡田:山崎が回の終了後、「アノニマスのデザインの担い手はデザイナーでなく都市そのものと提起した。だから建築家は都市に語らせるのか。」とつぶやいていた。そこで思い出したダイアグラムがある。 #arad0209
2014-02-09 14:13:18