無名の大罪大戦:大罪陣営第一交流フェイズ

Twitter創作企画『無名の大罪大戦』第一交流フェイズのログ
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強欲グリード @noname_greed

憤怒が準備してくれて、それに嫉妬が手を貸すのなら自分はいいかっと一度ぐるり、面々を見渡して。 「あといないの……虚、とー、オスト?」 だよな、自分の記憶には肯定の頷き。ドレープを作る薄地のコートの腿あたりを意味なく掴んで、ばさりばさりと左右に行ったり来たり。思考は、暇だ。→

2014-02-07 19:37:43
強欲グリード @noname_greed

暇だし、何も生まないし、それにつまらない。 「……まー、いっか。とりあえず大人しく待とうぜーグラット。料理とかあんのかな、あったら俺も欲しいけど! 甘いのとか!」 ちゃっかり主張を混ぜ込んで。耳に圧があるような、そんな声で陽気に笑う一人には椅子を示して自分も一つにすとんと座る。

2014-02-07 19:41:11
嫉妬 @noname_envy

振り返り様、眼鏡のレンズの向こうで細められた碧がこちらに向けられて、羨ま、――妬ましいと一瞬よぎったのを首を横に振って追い払い、頷く。 「…うん、僕でいい、なら」 とどめたままだった足を進め出す。

2014-02-07 19:40:37
レイジ @rage_noname

「解りました。なら、適当にお茶菓子を見繕って来ましょうね。葡萄やオレンジがあるといいのですけど」 暴食と強欲の注文に、手を振りながら答える笑顔。 後に続く嫉妬には、少し抑えた声を掛けて。 「……助かりましたよ。あの二人が欲しがる量の食べ物なんて、私一人では持ちきれなさそうですし」

2014-02-07 19:45:54
嫉妬 @noname_envy

「頑張るよ」 言葉は憤怒と暴食と強欲と、三人に向けるように、それでいて独り言のように呟いて笑った。 憤怒の後ろについて行きながら、抑えられた声にまた頬を緩めて、しかし真剣に。 「あまり、期待、しないでね」 何せ自分はおそらくこの中で、一、二を争うくらいには力がない。

2014-02-07 19:48:57
嫉妬 @noname_envy

先ほど頑張ると言った手前、努力は惜しまないつもりではある。努力に見合う結果を出せるかどうかは別として。

2014-02-07 19:50:09
強欲グリード @noname_greed

憤怒の声には握り拳。よっしゃと小さく。奪うより成すより何より他に与えられるという事は、喜ばしい事だ。だから大好きレイ! などと言いながら。 「メル、メルもこっち来いよ。立ったまんまじゃ疲れるだろ?」 もう一人も力一杯手招く。こっちこい、左右が埋まってないと寂しいんだとは、言外。

2014-02-07 19:50:23
レイジ @rage_noname

部屋の外。嫉妬と並んで通路を歩きながら、青年は見えてきた手近な扉に、何となく手を掛けた。 「なら、期待の代わりに感謝をしましょう」 扉の軋む音。中は物置のようになっていて。 「それにね、エンヴィー? 私は、例えあなたが私の期待を裏切ったって、怒りはしませんよ?」 中を見回す青色。

2014-02-07 19:55:33
憂鬱 @melancolia_nnm

次々とかけられた声に返事をする気にはなれなかった。茶と菓子の準備をするらしい憤怒と嫉妬を見送って、視線は室内のテーブルへ。手招きする強欲には溜息を一つ。断ろうかとも思ったが、久しぶりになのだからとそれはやめた。憂鬱は黙ったまま強欲の隣の席に腰を下ろした。

2014-02-07 19:55:40
レイジ @rage_noname

「……私が『怒らない』と言っているんです。他の誰が、あなたに怒りを向けられましょう?」 目当ての物がありそうな棚を見つければ、その言葉を続けながら、中に入っていく。青年の背中は、しゃんと伸びて、仕立てのいいスーツに包まれていた。 「私は、『仲間』に怒ったりしないし、させません」

2014-02-07 19:58:30
【暴食】グラットニー @T7DS_Gluttony

強欲に勧められた椅子に破顔した。この身体は重い。とかく重いのだ。 「ありがたい。ありがたいな。ワタシは身体が重い。重くてなァ」 ズシン、と示された椅子に腰かけた。椅子がギシギシと鳴く。腹を撫でさすり顎鬚に手をやる。手持ち無沙汰のヒトがする仕草。

2014-02-07 20:14:19
嫉妬 @noname_envy

憤怒が発した言葉に、そのぴんと伸びた背をまるく見開いた目でまじまじと、呆気にとられたように見つめて、 「…うん」 緩んでいた顔を一層緩めて、囁くように、一言。 「……ありがとう」 憤怒に倣い手近な棚を覗き込む。皿やフォークといった食器類ばかりで、ティーセットは見当たらない。

2014-02-07 20:16:11
嫉妬 @noname_envy

でも、一応必要かなと少し手前側に寄せておく。 …ここは広いから、探すのは尚更大変だ、と少し息を吐いた。

2014-02-07 20:22:17
レイジ @rage_noname

「……どういたしまして?」 口元に、近付けた指先。青年は、碧眼の視線を細めて、背中側の棚へと振り返る。二人で手分けしてティーセットを探していると、頭上の棚に目を留めて。 「……そうそう、こういう所に、あったりするんですよね」 と、言いながら、戸棚を開けようと背伸びをして――――

2014-02-07 20:23:27
虚飾《オステンテイション》 @Nnm_ostentation

絶えず鳴っていた革靴の音色が、ぴたり、と止む。 黒地に金の装飾が施された扉。それを白い指でするりと撫で、ドアノブを掴む。軽く力を込め、開け放った。 開いた先にいる存在を確認すると、柔く笑む。 「やあ、久し振りだね。待たせてすまない」 踏み進めた背後で、扉は白く霧散する。

2014-02-07 20:26:16
レイジ @rage_noname

――――がちゃがちゃがちゃっ!! 戸棚を開けた瞬間に、中からガラクタが降ってきた。それを頭から被った青年は、 「……痛――――ってぇなぁクソがぁああああ!!!!!」 即キレた。 「ふざけやがって! クソが! 『ギーディエ』!!」 戸棚を蹴る。落ちたガラクタを踏む。当たり散らす。

2014-02-07 20:26:25
レイジ @rage_noname

その怒号は隣の部屋でも十分聞こえるくらいで。何かを壊す音と共に喚き散らされていた。 「……『ヴエルディミアズガルファンセスガ』ッ!! 『ヴーダ』! 『ディア』!? 『ブオンビスケル』! 『ギーディエ』、『ギーディエ』、『ギーディエ』ッ!!」 終いには人間の言葉じゃなくなっていた。

2014-02-07 20:28:40
強欲グリード @noname_greed

「オストー! 待ってた!」 両手をばっと上げて、椅子に座ったままの全身で現れた一人に向かって声を上げる。憂鬱にはちょっと煩いかもしれないが、歓迎なのだ、喜びなのだ、欠けずここにかわらずあるということが強欲にはまるで目の前が明るくなるような、そんな心地すらして。

2014-02-07 20:31:06
強欲グリード @noname_greed

——聞こえて来た声は、一切の無視をして。

2014-02-07 20:31:39
嫉妬 @noname_envy

音と怒声は溜息をついた次の瞬間だったものだから、余計にびくりと肩を震わせた。 散らばったがらくたと中心で叫ぶ青年に、顔を引きつらせる。 …久々に、見たけど。 この落差は、正直結構怖い。 「……ええと、」 放っておくのは、下策。 しかし怖い。怖い。いやでも。 …散々悩んだ末。

2014-02-07 20:36:51
嫉妬 @noname_envy

「お、落ち着いてー…?」 恐る恐る呼びかける。小声で。多分聞こえないんじゃないか、ってくらいの大きさ。…どう、かなあ。

2014-02-07 20:38:09
憂鬱 @melancolia_nnm

隣室から、何か物が崩れた音と憤怒の大声がした。が、無視を決め込んだ。現れた虚飾には軽く手を上げるだけの挨拶をして、視線は強欲と、その更に先、暴食へ。 「あの調子ではまだかかりそうだし、何も無いまま待つのも暇だろう。林檎くらいなら直ぐに出せるが、いるか?」

2014-02-07 20:39:09
レイジ @rage_noname

戸棚を革靴の爪先で何度も蹴飛ばしていた青年は、息を荒らげていた。 「――『グロゥギジェァ』!! 『ザィンベルグラジャ』!! 『ヴァローデイァ』、『ヴァローデイァ』ッ!」 砕く、壊す、殴る、蹴る。そこに遠慮がちに掛けられた声。 「……『ヴァン』!? 『ディエラヴァルゴス』 ――」

2014-02-07 20:44:31
強欲グリード @noname_greed

「あ、林檎。くれるなら貰う!」 興味はさっさと次に移る。わくわくと、両足を交互に前後に揺する。あでもグラットのが先が良いのかな、でも欲しい。メルとグラットを交互に見て様子をうかがう。欲しいけれど、多少の我慢は出来るから、それ以上は言わない。

2014-02-07 20:48:18
レイジ @rage_noname

振り返って、嫉妬の顔を見て、拳をギリギリと握って、 「……ふーっ……ふっー……ええ……はい……」 数呼吸置いて、急に黙った。 「……そうですね。落ち着きましょう。済みません、取り乱したりして。エンヴィー。怪我は無いですか? 本当に済みません。どうにも私は堪え性が無くて行けない」

2014-02-07 20:48:31
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