『シェルタリング・スカイ』を分析しよう―坂本龍一の作曲技法  その4

難所の分析です。あっさり解けます。前回のぶんはココhttp://togetter.com/li/625304
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It happens sometimes @ElementaryGard

『坂本龍一の音楽』(山下邦彦)収録の『シェルスカ』分析にあたる。嘘ばっかり書いてある。質問された作曲者がまたアサッテな返答。 http://t.co/oVE76UapNO

2014-02-10 21:36:35
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♪シ~ラソ♯~ファ♯ミ~レレミ~♪と山下も坂本も歌っている。違う!そこは♪レ~ドシ~ラソ~ファファソ~♪ですっ。 http://t.co/hJctXoPDxW

2014-02-10 21:39:13
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渋谷慶一郎による分析に触れている。あれも酷いけど山下のも✖。 http://t.co/spVWEm6RlO

2014-02-10 21:40:24
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http://t.co/Vt7MOdPLJr この演奏でいうと3:39から3:49までの箇所。ベースは一小節ごとにド→ファ♯→ファと動く(無論これは移動ドでの音名)。このベース移動をどう機能和声のframeworkで分析する?

2014-02-10 21:46:47
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答え。機能和声で考えても無駄。トニックとかサブドミナントとか、そういう分類では何もわからない。これは白鍵→黒鍵→白鍵であるところに目をつける。音階上ありえない音(この場合、黒鍵のこと)がベースに混じれば耳は「ああ、なんかおかしい、不安定だ」と感じ取ります。(続く)

2014-02-10 21:49:20
It happens sometimes @ElementaryGard

その後、白鍵に戻れば「ああ、着地した」と耳が感じ取る。これ、ドミナント→トニックの解決感と似てると思いませんか。「そんな音楽理論聞いたことがない」いえいえ実際に音を鳴らせばわかります。論より証拠。

2014-02-10 21:51:34
It happens sometimes @ElementaryGard

疑う人はベースをシ→ミ♭→ソでもなんでもいいから、白鍵→黒鍵→白鍵でてきとーにベースの音を鳴らしつつこの旋律を鳴らしてみてください。どんな組合せでもそれっぽく響くのがわかると思います。

2014-02-10 21:54:05
It happens sometimes @ElementaryGard

作曲者がこの技を自覚しないまま使っている。YMO時代の代表曲『ライディーン』でも使っていますね。誰も指摘しないので指摘しておきます。

2014-02-10 21:56:25
It happens sometimes @ElementaryGard

本日のR.S.作曲技法講座はここまで。

2014-02-10 21:56:59