２月１日昼の時系列のエンカログまとめ

ブライアン @asasmamama1

ライアン】今日もいつも通りの病室での一日を過ごす。今日は普段よりも少し暖かいようで、布団は腰のあたりまでずらして膝を一つたてて寝転びながらハンドグリッパーを握る。

ブライアン @asasmamama1

ライアン】学校の友人から貰ったハンドグリッパーは緩んだ筋肉を動かすのにちょうどいい。看護師に見つかったら怒られるので、いつでも隠せるようにはしている。

ブライアン @asasmamama1

ライアン】今はもう大部屋に移っているため一人での個室では無い。病室には他にベッドが４つ。今病室内にいるのは自分含めて２人。カーテンを閉めれば一人になれるが、必要が無いとき以外閉めていない。

源 風香 @huka_tis

風香】がさがさと手に持ったビニールの袋を鳴らしながら歩く。中身は30個ほどの小さな饅頭が入っている箱だ。ここへ来る途中、もとい迷っている最中に見つけた老舗で買ったものだ。これが少し変わっていて幽霊の焼き印に中身は苺のあんこや白餡、こしあん、みかんなど、一つ一つ味が違うらしいのだ

源 風香 @huka_tis

風香】そんなものは食べたことがないが、売られているのだから美味しいだろうし、入院している暇な友人の子とを思うと様々な味があった方が美味しいだろうと思って購入した

源 風香 @huka_tis

風香】その店から離れ、いくらか歩いたときようやく目的の白い建物が見えてきた。中へ入り受付で部屋の番号を聞き、その部屋がどこにあるか考えながら歩く。しんと静まった廊下は嫌に足音が響く。ビニールの音も鳴らしてしまわないようそろりそろりと目的の部屋へ歩いていく

ブライアン @asasmamama1

ライアン】（ふぁ）グリッパーをリズムよく握りながら一つ欠伸をして、もう一人の同部屋の入院患者である老人に目を配るが直ぐに逸らして窓の外を見る。

源 風香 @huka_tis

@asasmamama1 風香】（……ここかな？）言われた数字が書いてある部屋の前へたどり着き、ノックをしかけるが複数の名前が記されているのをみてそろりと扉を開く

ブライアン @asasmamama1

@huka_tis ライアン】僅かに聞こえた足音の方へ寝転んだまま向けば見知った姿が映った。「あ」フウカ、と相手の名前を呼んで笑顔を見せよう。

源 風香 @huka_tis

@asasmamama1 風香】「！ライアン君……！」いるだろうか、と不安げに見回しているとベッドのひとつから知った顔が覗いている。ほっとしてそちらへ歩きながら「遊びに来たよー」とヘラりと笑い、持ってきた袋を顔の横で揺らす

ブライアン @asasmamama1

@huka_tis ライアン】「おー！ありがとう！」ちょうど暇だった、とからりと笑ってゆっくりと上半身を起こし、ベッドのリクライニングを５０度ほどにしてそこに背を当てて風香に向き直る。「それ何？」揺らす袋を丸くした目で見つめてみよう。

源 風香 @huka_tis

@asasmamama1 風香】「えへへ、どういたしまして～」へら、と笑ってベッド脇の椅子に座り、何をしていたのか聞こうとするがその前に長方形の箱を袋から取り出して渡す。「はい、お土産。なんかね、色んなあんこが入ってるんだって～」→

源 風香 @huka_tis

@asasmamama1 風香】深緑の包みに、いくつか中身をモチーフにしたであろうカラフルな筋が自然に入っている箱をみて言う。これだけカラフルでも和風に見えるのだから不思議だ

ブライアン @asasmamama1

@huka_tis ライアン】「わ、でか！！」グリッパーを傍らに置き、大きい箱を見て気分が上がる。受け取って意気揚々と観察するように首を動かして「あんこ！あ、開けてもいい？」相手の瞳を見てそう聞いてみよう。

源 風香 @huka_tis

@asasmamama1 風香】「でしょ？へへ。たくさん食べられるように一番大きいの買って来たの！」腰に手を当て、どこか誇らしげに答える。おかれたグリッパーをみて筋トレでもしていたのだろうか、と、苦笑し「どうぞどうぞ！是非！」と答える

ブライアン @asasmamama1

@huka_tis ライアン】お礼を言って和風な外見の蓋を開ければ一つ一つ袋に入った饅頭が詰まってあり、目を輝かせる。「わ、わぁ、何から食べよう」いろいろな味の種類があると言われた為迷う。指を落ち着きがないように動かし

源 風香 @huka_tis

@asasmamama1 風香】「こう言うのって美味しいのかな？」フルーツとあんこは会うのだろうか、と説明書にはキウイ味だとかいてある白い饅頭を示しながら首をかしげる。だが、嬉しそうに指を動かし目を輝かせる様子を見ると無粋だったかも知れないと口を閉ざす

ブライアン @asasmamama1

@huka_tis ライアン】キウイの文字を見れば分かりやすく動揺する。「キウイ…？！あ、合うのかなぁ…」crazyだとでも言いたげな表情をするが、怖いモノみたさだろうかその白い饅頭を手に取ってみよう。「普通に美味しいかもしれないし」そういってまた笑う。

源 風香 @huka_tis

@asasmamama1 風香】「酸っぱいよね……」ぼそ、と付け足すように呟き、「そ、そうかな？食べてみる……？」帝とった様子を見てごくり、と生唾を飲む。勇者だ、と言葉にしないがそう言いたげに

ブライアン @asasmamama1

@huka_tis ライアン】「…………、」その相手の様子で何やら自分まで緊張して笑みが引きつる。しかしここで怖気づくわけにはいかないと、よく分からない負けず嫌いを発揮して包みを開く。「ふ、フウカも食べたら…？」意図せず巻き添えにしようと誘う。

源 風香 @huka_tis

@asasmamama1 風香】「えぇっ！？わ、私はいいよぉ……」いくら和食だと言っても得体のしれないものは遠慮したい。いや、この試練を乗り越えてこその真の和食好きか、と、包みから取り出された物体を見てごくり、とまた生唾を飲み込む

ブライアン @asasmamama1

@huka_tis ライアン】「な、」何でだと漏らして包みから出された白い饅頭をしげしげと眺める。見た目はただの饅頭だ。「………、」しかし何故一体饅頭ごときにここまで緊張しているのか分からない。口を開けてそれを口元まで近づかせる。

源 風香 @huka_tis

@asasmamama1 風香】「……」ごくり、と。徐々に白い物体がライアンの口許へ運ばれるのを見守る

ブライアン @asasmamama1

@huka_tis ライアン】寸前のところで一度止めて、一口かじる。確かめるように咀嚼すれば何やら甘いようで酸っぱいような味が広がった。「…………」しばらくその動作を繰り返して風香を一瞥してみよう。

源 風香 @huka_tis

@asasmamama1 風香】思いこみだろうが、こちらを見た目が一瞬、恨めしそうに見えた気がしてびくりと肩を震わせる。「ど……どう……？」恐る恐る、ミスマッチな組み合わせの感想を尋ねる