【電子書籍】 アンネの日記受難騒動とDRMフリー電子書籍の話 【紙の書籍】

図書館本の汚損に対抗するため、いっそ電子書籍図書館化、みたいな話から派生した、電子書籍の生存性(サービス会社撤退に対する脆弱性)とDRMフリーのお話。 というような話を書いてたら、
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アンネの日記が受難らしいですね(・ω・)

りょんりょん(美味しい酒がある幸せ) @sakiryon

某図書館ではある作家のシリーズ作品の登場人物の名前の部分が油性の黒マジックで全て塗りつぶされてたなんてこともあったなぁ。 別の作家のシリーズ作品では挿絵の部分がすべてカッターで切りとられてたり。 図書館の蔵書って本当に酷い目にあってるんだよ。

2014-02-25 00:55:41
加藤AZUKI @azukiglg

その意味では、「いっそ電子図書館(´Д`)ノ」という選択肢もなくはないですなあ QT @sakiryon: 某図書館ではある作家のシリーズ作品の登場人物の名前の部分が油性の黒マジックで全て塗りつぶされてたなんてこともあったなぁ。 別の作家のシリーズ作品では挿絵の部分がすべてカッタ

2014-02-25 01:30:42

ここから派生話(・ω・)

加藤AZUKI @azukiglg

電子書籍は、維持するサーバとサービス会社がなくなると流通と存在が消滅してしまう可能性があるけど、紙の本は本そのものが固有のストレージ(の複製)だから消滅リスクは少ない。が、図書館にしかないような本(で、補充が利かない)が汚損された場合の消滅リスクは已然としてある。

2014-02-25 01:31:56
加藤AZUKI @azukiglg

まー、書籍は紙か電子かどっちかにのみ依存せず、コンテンツのマスターを電子と紙の双方で補完/保管しつつ、電子頒布とオンデマンドの両方の選択肢を……とかいうのは、彼是15年じゃ利かないくらい昔から何度となく浮上しては消えてた気がした。

2014-02-25 01:33:50
加藤AZUKI @azukiglg

紙の本は「出版社が倒産しても本が残る」「本屋が倒産しても本が残る」「本の個人所有者が本を古書として売ることで、コンテンツの延命が個人単位の努力で維持される」(そこまで行くと著者と版元にはもはや利益はないんだけどw)てのがある。

2014-02-25 01:35:00
加藤AZUKI @azukiglg

電子書籍は著者と版元への還元が確保されてる代わりに、提供サービス会社が撤退しちゃうと「金を出した人すら読めなくなる」。この部分を本を【金を出して購読する人(=コンテンツの読書権の保有者になる人)】は懐疑的に見ていて、それが「金を出してまで本を買う人」が電子書籍を忌避する理由と思う

2014-02-25 01:36:41
加藤AZUKI @azukiglg

その意味で、SONYや楽天の犯した電子書籍の未来の芽を潰す罪は小さくない。『書籍の所有者』は「所詮電子書籍はサービス会社が撤退したら終わりじゃないか」という意識を持つし。「本なんか読み捨て。二度は読まない」って人は、逆に立ち読みで済ますから本に金出さない(^^;)

2014-02-25 01:38:54
加藤AZUKI @azukiglg

その意味では、「A社で買った電子書籍購読権を、資本関係のないB社でも継続してサービスが受けられる」或いは「何割かの乗り換え手数料の負担で引き続き読める」もしくは「どの会社に対して代金を払っても、どの会社のコンテンツでも読める」にならない限り、Kindle一人勝ちに向かう気はする。

2014-02-25 01:40:26
加藤AZUKI @azukiglg

これに対抗できるのは「エロの縛りが緩い」とかの特定ジャンルに特化したサービスなんだけど、日本では新しいカテゴリが着床wするときには、まずエロコンテンツの充実という昔ながらの商習慣が(ry

2014-02-25 01:41:25
加藤AZUKI @azukiglg

8ミリフィルムもビデオテープもLDもDVDもパソコンもパソ通もインターネットも、普及の入り口には【まず、エロありき】だったんだけど、これにはオカルトな理由ではなくてちゃんとした理屈があったんじゃないかなと思う。

2014-02-25 01:42:26
加藤AZUKI @azukiglg

エロを消費する人ってのは、まず「家や車を買うほど金はないが、小金を持ってる」か「家庭を維持する義務がまだない」かで、要するに独身の社会人か独身のバイトができるくらいの学生とか。経済的に凄く余裕があるわけでもないけど、生理的欲求の解消にお金を優先的に使う世代w

2014-02-25 01:43:54
加藤AZUKI @azukiglg

歳食ってみれば「まさか」みたいなグッズに大枚叩いちゃうのも、だいたいその世代だよねw なので、その世代に金を使わせるようなコンテンツを最初に供給すると、カテゴリの「着床」がうまくいくらしい。ってな話を、昔、編集部で懇意にしてた営業さんが言ってたヽ(´∇`)ノ

2014-02-25 01:45:40
加藤AZUKI @azukiglg

なので、電子書籍は「エロを出すとこ」「撤退しないとこ」「保有欲を慰撫してくれるとこ」が強いと思う。

2014-02-25 01:46:28
加藤AZUKI @azukiglg

貸本形式というか、レンタルでお安く読めます形式の電子書籍サイトは、保有・所有を念頭に置いてないので、「本は読み捨て」または「漫喫に行く層」を狙った、【オンライン在宅/ユビキタス漫喫】なのだと思う。

2014-02-25 01:47:42
加藤AZUKI @azukiglg

Kindleも「提供されているのは購読権であって所有権じゃない」みたいな断り書きをしてるのでここらへんは同じだろね。一応、Kindleでは配信者がDRMフリーを選択できるので、DRMフリーになっているものであれば読者は個別に保存したファイルを提供の終了とかと関係無しに読めるハズ。

2014-02-25 01:49:29
加藤AZUKI @azukiglg

DRMフリーてのは事実上のコピーフリーと同じなので、配信者にとっては選択肢として結構悩ましい。日本における初期の電子書籍(携帯小説のさらに前の黎明期)はFDやSDカードなんかにテキストを入れて売る形のものがあったんだけど、当然ながら「複製違法販売」を恐れて広まらなかった。

2014-02-25 01:50:49
加藤AZUKI @azukiglg

人気が出る=違法複製をされてしまうと商機を失うわけで、コンテンツビジネスがデジタル化することを警戒した一番のポイントはそこ。音楽も電子書籍も、オンライン上で扱えるデジタル商品は、おしなべて違法複製との闘いの歴史でした(´Д`)

2014-02-25 01:52:01
加藤AZUKI @azukiglg

「違法複製されようが、知名度が上がったほうがマシ!」という戦略を採ってるコンテンツも実は結構あって、結果的にそういうのは売れている。知名度の拡大は、商機の喪失よりメリットが大きい、という判断なのだと思うし、一定の成果は出てる。

2014-02-25 01:53:00
加藤AZUKI @azukiglg

違法複製じゃないけど、「電車男」なんかはコンテンツのオリジナルであるまとめサイトは、ずーっとネットに置かれっぱなしだったけど、それをまとめた新潮社の本も、そこから派生したコミックも映画もドラマも、結果的に売れた。

2014-02-25 01:54:00
加藤AZUKI @azukiglg

自由にタダで読めるものが存在しても、商品が売れた、というのは「電子書籍のDRMフリー化」に拍車を掛けるかなあと思ったんだけど、未だにやっぱ「タダでさえ売れないのに、その上、違法複製の可能性を許すなんて」という恐怖心から逃れられないとこも少なくないのではないか。

2014-02-25 01:54:56
加藤AZUKI @azukiglg

ちなみに竹の子書房のKindle本だと、猥褻風俗史 http://t.co/QfgEWvKrGC ときゅんたまScreaming http://t.co/3AJMSSAALN と月を喰む黄金の獣(上) http://t.co/6fKF7BPi41 がDRMフリー。

2014-02-25 02:00:21
加藤AZUKI @azukiglg

これらの竹の子書房のKindle本は、KOBOなど非kindle系(専用アプリの出てない閲覧端末)でもお読みいただけますってか、Kindleがサービス終了しても、手元で複製しても読めちゃう(・ω・)

2014-02-25 02:02:10
加藤AZUKI @azukiglg

「違法複製を許してでもできれば広まったほうがいい(一人の購読者が、複製を他のユーザーに渡す可能性とか)」「ユーザー(購入者)が手元で保存できても構わない」は、ユーザーにとっては電子書籍のメリットが「紙の本」により近づくと思う。

2014-02-25 02:04:03