何が宇宙戦艦か?というのは、面白みはないが現実には行政事務の枠内で決められる。それは同時に宇宙戦艦は公的な物であり、社会なり国家間のコンセンサスが得られるかどうかという問題でもある。なのでヤマトは宇宙戦艦と呼ばれるがアルカディア号はアルカディア号でしかない。
2010-06-09 07:56:30なんで宇宙戦艦の定義に社会なり国家間のコンセンサスが必要かというと、これは暴力装置であり、政治に関わるから。「この先、戦艦立ち入り禁止」な領域を設定したいなら、「戦艦とは何か?」の定義をしなければならない。軍縮条約を結ぼうとするときも、必要な作業。
2010-06-09 07:59:20バリンジャー隕石孔を見た後でも、そしてアレがどれほど小さな隕石によって穿たれたか想像した後でも、装甲分厚き大艦巨砲主義なスペースオペラを描くことはできるだろうか。もう、巨大宇宙船がトランプタワーにしか見えない。
2010-10-14 18:23:24天体衝突では平気で1kmとか1000kmの穴が開くよね。宇宙戦艦が被弾に耐える方向で進むのは無謀な予感。原子で出来ている限りサイズで1/10、 質量でわずか0.1%の物体でもカミカゼされれば耐えようがないわけで。
2010-10-14 18:43:28100トンの宇宙船なり弾体が秒速30kmで飛び込むと広島原爆相当のエネルギーが開放される。アメリカの正規空母と同じ300m10万トンの標的艦を想定した場合、それが船内に潜り込んで爆裂したときの熱と衝撃にどれだけ耐えられるか。船内で原爆が炸裂するのと同じ。
2010-10-14 19:05:53これが銀河系公転速度のスケールになると1トンの何かがカスっただけで船が吹き飛び、光速に近くになるとネジ一つでそうなる。
2010-10-14 19:13:00ところで、物資やセンサーや火力が単体で何十億キロでも旅できる宇宙空間において、艦が求められる理由はなんだろう。サイズによる巡航速度や航続距離のメリットがあるわけでもないのに、何故、集約するのか。
2010-10-14 18:56:48衝突断面積を減らすためでないの? RT @active_galactic: ところで、物資やセンサーや火力が単体で何十億キロでも旅できる宇宙空間において、艦が求められる理由はなんだろう。サイズによる巡航速度や航続距離のメリットがあるわけでもないのに、何故、集約するのか。
2010-10-14 19:00:42@ponkotuy 確かに、集約させると総断面積は減りますし、デブリのようにランダムに散開するモノに対する対策としてはよさそうです。
2010-10-14 19:18:11@active_galactic 居住空間の確保と攻撃兵器の出力確保のためのスペース、物質の貯蔵などを考えてのサイズという説はどーでしょう。
2010-10-14 19:28:23居住空間ということは有人宇宙船ですね。ヒトは入植や占領の為には必要かなとは思いつつも、有人艦を前線までもっていくメリットに悩み。 RT @mojaxa: 居住空間の確保と攻撃兵器の出力確保のためのスペース、物質の貯蔵などを考えてのサイズという説はどーでしょう。
2010-10-14 19:54:07世間的に宇宙戦艦というと有人なのか。うーん、温度だの気圧だの水だの食料だの医療だの色々面倒くさいので、不要な羽飾りぐらいにしか思ってなかったけど。
2010-10-14 20:08:40互いに核武装した10万トンの宇宙船10隻と、1トンの宇宙船100万機。互いに十分な遮蔽が施されており、探知距離は50km(〜1s)。みたいな適当仮定はできるけど。
2010-10-14 19:36:38レーザーはガウシアンビームで広がっていくので、何千キロも伝送するなら伝送するなら定期的にミラー衛星を経由して再収束させる必要がある。ミラーの耐久度以上のレーザーは送れず、また反射による減衰があり、射程と出力の上限は自ずと決まる。センサーを潰す用途?
2010-10-14 20:18:06SFで軌道上に艦隊が群れを為している光景を見るが、公転周期が微妙に異なるので何周もする間に艦隊はリング状に引き伸ばされていく。また、並走は衝突リスクが高い。ある瞬間、同一半径の円軌道で平行に飛んでいたとすると、1/4周(20分)後には軌道が交差して激突する。相対位置は複雑に変化。
2010-10-14 21:04:28人を乗っけるメリットとしては、瞬時に判断できるという点。遠隔操作の場合、必ず通信しなければならないので遅延、妨害がある。 http://bit.ly/a3GrRL
2010-10-29 06:13:47まとめられたので続きでも、宇宙戦艦の議論では「熱処理」「探知距離/有効射程」「推進機関」での共通認識が重要で、その辺をすりあわせれば、宇宙船の質量スケールや、艦同士の距離、時間スケールなどは、自ずと決まる。
2010-10-30 16:12:33谷甲州の「航空宇宙軍史」は、太陽系から変な道が伸びていたり、言われているほどハードだったかなという印象。レーザーがやたらと強いのと、太陽系の些細な異変も検知するような異様な探知距離、推進機関が核融合で800km/sだとか100G加速を平気で行うのが印象に残っている。
2010-10-30 16:23:04熱処理という観点に関しては、宇宙空間は魔法瓶の中みたいなもので放熱が極めて困難であることに留意する必要がある。大出力の機関は自ずと制限される。
2010-10-30 16:27:42例えば大型宇宙船が現在の原子力空母に相当する1GWスケールの熱を発生させるなら、熱伝導や対流のない宇宙空間で1GW放熱しなければならない。で、大型化するほど体積に対する表面積は減っていく。1000W/m^2の放熱で1km^2の放熱板を維持する必要がある。喪失は死につながる。
2010-10-30 16:39:25熱を再利用するのはどうでしょう?永久機関ぽくできるかも。 RT @active_galactic 例えば大型宇宙船が現在の原子力空母に相当する1GWスケールの熱を発生させるなら、熱伝導や対流のない宇宙空間で1GW放熱しなければならない。
2010-10-30 16:54:55そういえば以前 @active_galactic さんはBlogにも宇宙戦艦(の放熱)を扱ったエントリを上げていましたね。楽しく拝見しました。 http://goo.gl/hVpM
2010-10-30 16:48:53@ditty100 空気抵抗0や微小重力と並んで地上との大きな違いでありながら、あまり認知されていないので、繰り返しアピールしている側面はありますね。
2010-10-30 16:51:36