- tomokazutomokaz
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キケロー『国家について』二〇章冒頭のムーキウスは一二章のクィーントゥス・スカエウォラのことだと分かるのはなかなかだな。スカエウォラは必ずムーキウスだと知ってないといけないし、クィントゥスとプブリウスの二つあることも知ってないと。しかも、親の名前をそのまま引き継いだりするんだな。
2019-12-17 16:13:00キケローの国家論のパクリだね twitter.com/milton75213517…
2019-12-18 07:55:33「民主主義のもとでは、それが共同社会の道徳上の伝統、多数の人が共有し問題なく受け入れる共通の理念の一部を形成しないかぎり、法の支配は普及しない」(ハイエク)
2019-12-18 07:12:19キケロー『国家について』で混合政体のよさが語られている中に、社会の秩序を保つためには、階級差が必要だというのがある。階級差がなく全員が平等になると、争いばかりが起きて収拾がつかなくなるというのだ。実在、平等の国フランスはストばかりしている。アラブの春は混乱しかもたらさなかった
2019-12-20 20:45:25キケロー『国家について』第一巻羅和対訳(誤字を修正した) hgonzaemon.g1.xrea.com/Cicero_de_Re_P…
2019-12-23 21:38:47キケロ『弁論家』の最初の難関は8節 Sed ego sic statuo, nihil esse in ullo genere tam pulchrum, quo non pulchrius id sit unde illud ut ex ore aliquo quasi imago exprimatur; id が理想イデアでillud が現実のもの。イデアより美しものはなく、それ以外のものはそのコピーでしかないと
2020-02-03 13:27:34キケロの『弁論家』は『弁論家について』が弁論術の全体的な議論であるのに対して、アッティカ風の簡素な文体の流行に対する反論の書になっているらしい。だから、この本の四分の三は文体論に充てられている(Loeb叢書序文)。
2020-02-07 13:43:03キケロ『弁論家』の Budéの無料の仏訳はこちら(あらすじあり) archive.org/details/lorate…
2020-02-07 15:00:54キケロも『弁論家』30節でトゥキュディデスの文章は難しくて分かりにくいと言っている。
2020-02-11 17:33:07Ἡ ῥητορική ἐστιν ἀντίστροφος τῇ διαλεκτικῇ(アリストテレス『弁論術』冒頭) これをキケロが訳すと illam artem(rhetoricam) quasi ex altera parte respondere dialecticae(Orator 114) となる
2020-03-13 20:33:59ベルルスコーニ、二重否定で書きはじめるところにキケロの伝統があるかもね twitter.com/berlusconi/sta…
2020-03-17 17:30:26Non posso, ancora una volta e dal profondo del cuore, non rivolgere un fervido e commosso ringraziamento agli eroi civili: abbiamo chiesto al governo di prevedere per loro un sostegno molto più elevato come ricompensa per il lavoro straordinario che stanno svolgendo. pic.twitter.com/zZcEUCYOoF
2020-03-17 17:00:20キケローは『ブルータス』69節でトロポス(比喩)とスケーマタ(文彩、文飾)をこの順番に登場させているが、クインティリアヌスもこの順番で第八巻で比喩を扱い、第九巻で文彩を扱っている
2020-03-19 22:38:10キケロー『弁論家』193節は分かりにくいが、アリストテレス『弁論術』三巻八章三をそっくりそのままラテン語に訳したもので、その和訳が分かりやすい(筑摩、世界古典文学全集16、池田美恵訳146頁下段)。
2020-04-25 21:25:57Cic Orator 237 Nec in hac is modo re quae ad vulgi --> Nec in hac modo re quae ad vulgi Latin Library thelatinlibrary.com/cicero/orator.…
2020-05-14 17:59:07キケロ『弁論家』(対訳版)第一訳 hgonzaemon.g1.xrea.com/Orator_ad_M_Br…
2020-05-14 18:32:57古代ローマで今の日本の週刊誌の役割りを担っていたのは護民官の集会ではないか。護民官は集会で噂や偏見やスキャンダルを扱って、事実を捻じ曲げてでも自分たちに有利な方向に世論を導き煽り立てようとする。それを正すのは不可能なことだとキケロは『クルエンティウス弁護』の冒頭で語り始める。
2020-06-06 19:15:59『キケロー選集1』の月報の二宮敬『エラスムスとキケロ』はエラスムスのキケロに対する傾倒ぶりを描いた名文。こんなのをさらっと月報に書けるとは一流の学者は違うわ。
2020-06-13 14:36:01キケロ『クルエンティウス弁護』9 iudicium illud pecunia esse temptatum non a Cluentio, sed contra Cluentium, このcontraは「法廷買収はクの意に反して」と訳されているが、「クを陥れるために(相手側によって)」であることがクインティリアヌス『弁論家の教育』のLOEBの英訳から分かる
2020-07-12 21:14:14クインティリアヌス『弁論家の教育』には、優れた弁論のやり方の手本として、キケロ『クルエンティウス弁護』のあらゆる箇所が引用されて説明されているんだな。
2020-07-12 21:29:09「彼は、クロディウスが自分が発案したと誇っているこの法律について、ミロが生きているあいだに―執政官であるあいだは言うまでもなく―あえて言及したというのか」(『弁論家の教育4』47頁) クロディウスはミロが執政官になるどころか生きていてもこの法案を提出出来なかったから殺そうとしたのだ!
2020-07-20 15:10:28ミロがクロディウスと路上で喧嘩して殺してしまったことをキケロが弁護したのが『ミロ弁護』。キケロはクロディウスがミロを殺そうとしたから正当防衛だと言い、十二章ではクロディウスに動機があったと主張する。その一つがこの法案(全解放奴隷に選挙権を与える法案)だったと。
2020-07-20 15:18:48キケロ『発想論』144節、「僭主を殺した者は何でも要求できる」「僭主が殺されたらその息子も殺されるべき」→「僭主を殺した妻は僭主と自分の子の命を救えるか」でLOEBはこれが作り話であると注してるが、キケロー選集の訳者はそれを写してない。さすがこの訳者はレベルが違うわ。
2020-07-25 13:28:42