懐かしいスタジオ。ここでひと夏過ごしました。1999年のこと。 http://t.co/Zq64ql9Dap
2014-03-11 06:42:40NY調査8日目だん。SHoPでのインタビュー、コロンビア大学での講評とミニレクチャー、Book Cultureで若干本を仕入れ、SOHOのレストランで打ち上げ。明日は飛行機が夕方のため明朝1件だけヒアリングを入れた。というわけでただいまNYラストナイト。
2014-03-11 14:36:05SHoPではパートナーのクリスさんとジョンさんへインタビュー。ブルームバーグ市政下でのPORTER HOUSEからBARCLAYS CENTERへの流れを伺うことができました。
2014-03-11 15:04:47SHoPを初めて知ったのは1999年の夏、コロンビアのサマースクールに参加した際に知り合った渡邊健介さんが勤務していたことから。指導教官のダニエルが「あなたの先輩で一晩でタイムズスクエアの断面図を100枚描いて来た日本人がいるのよ!」とたびたび口にしていて、それが渡邊さんでした。
2014-03-11 15:14:46SHoPはコロンビアを出た5人組が1996年に設立した事務所。99年当時、MAYAを駆使した3次元のファサードが印象的なMUSEUM of SEXが話題になっていました。 http://t.co/YlYsg1u4Q8
2014-03-11 15:17:34MUSEUM of SEXは難航し、結局実現しなかったのですが、2000年のMoMAのPS1でのインスタレーションDUNESCAPE AT MOMA PS1が度々雑誌に掲載されました。CADを駆使し無数のセクションで描かれた木の立体。 http://t.co/mDt3vXB386
2014-03-11 15:21:323Dでスタディ>CADで大量の断面図を描く>NCルータで加工、という流れは印象的で、私も独立当初のインテリア作品で何度か取り組みました。 http://t.co/qm9wA3gdC1
2014-03-11 15:26:01その後しばらく動向を追っていなかったのですが、2008年に重松象平さんに『1995年以後』のためにインタビューした際、あめりかでは新しいビジネスモデルを模索する動きがあるとの流れで再びSHoPの話を聞きました。 http://t.co/IROaDhO60L
2014-03-11 15:34:30THE PORTER HOUSE。従来の設計料収入ではなく、デベロッパーとリスクと開発の利益をシェアするという成功報酬的な考え方。リスクを取ることで実験を可能にし、無事想定通りのテナントが入ればより大きい収入も得ることができる。 http://t.co/sV99sZCPYL
2014-03-11 15:37:59そして2012年に竣工したBARCLAYS CENTER。ブルックリンの巨大開発Atrantic Yardsの一部に設置された体育館。3次元曲面の大型建築。 http://t.co/Fo2EZSvqj3
2014-03-11 15:41:11BARCLAYS CENTERは最初フランク・ゲーリーがマスタープランを描いていたそう。リーマン・ショックで流れが変わり、14ヶ月での竣工を目的に建設会社主導のデザインビルドへ転換したが、デザインがひどく、SHoPへ白羽の矢が立ったとのこと。そういうことだったのか。
2014-03-11 15:43:15なぜSHoPに声がかかったのか。彼らがたまたまPORTER HOUSEの経験をもとに設計事務所と別に「SHoPコンストラクション」という会社を設立してデザインビルドに取り組んでいたため。SHoPは今や設計事務所とコンストラクションで合計170名のスタッフがいる大事務所に成長。
2014-03-11 15:48:15デザインビルドならば日本でもゼネコン設計部の伝統があるし、プランテックや山下設計と山下PMCみたいな例もあるのだが、SHoPがパラメトリックデザインを駆使した実験的なデザインを指向している点がユニーク。
2014-03-11 15:50:52SHoPコンストラクションのジョンさんによれば、建設会社主導のデザインビルドがアメリカでは主流だが、ニューヨークではブルームバーグがデザインを重視していたことが大きかったという。建築家主導のデザインビルドを行い、行政がデザイン指向を打ち出せばエネルギーは必ず維持されるという。
2014-03-11 15:52:47今日伺ったロウア—マンハッタンの新しいオフィスは引っ越したばかりでとても広く、時代を的確に読み、成功した人たちの勢いを感じました。 と同時に、豊田さんや渡邊さんとの関係をとても大切にしていらっしゃるとのことで、 アトリエのようなファミリー感も感じ、新しい設計事務所像だなと。
2014-03-11 15:54:33日本でも被災地復興やオリンピック施設整備の現場でデザインビルドの導入が進み、成果に対する賛否が渦巻いているなかで、ひとつの解決の仕方をみた気がしました。単なる建築業界のビジネスモデルの話ではなく、首長の見識による公共政策との連動が重要なのだなと。
2014-03-11 15:58:19というわけで今日のSHoP訪問は、1995年以後のコンテクストでの建築家のあり方、2011年の転換を経て2020年以後の建築業界が社会にいかなる提言を行うべきかというパースペクティブで大きなヒントを得ることができました。ご連絡頂いた豊田啓介さん、どうもありがとうございました。
2014-03-11 16:00:53本当に日本が「個性もへったくれもないただ機能があるだけ」になってしまったら、そんな悲しいことはないよね。僕はついにこの3年間、被災地に具体的なプロジェクトで関わることがほとんどできなかったけれど、自分なりに根源的だと思う社会制度の問題に取り組もうと決意を新たにしている。
2014-03-11 16:05:59そのヒントの多くがニューヨークにあった。9.11直後にスタートしたブルームバーグのニューヨークはハリケーンサンディの高潮被害を含め悲劇をとてもポジティブに乗り切ったと思う。その実績に3.11以後の日本が学ぶことは多いのではないか。
2014-03-11 16:11:34というわけで調査はまだ明日も残っているのですが、最後の夜ということで8日間のNY調査の中締め。お世話になった皆さん、どうもありがとうございました。
2014-03-11 16:11:53NY最終日は快晴!部屋から見るエンパイアともしばしお別れ。 http://t.co/IT84ePeOxN
2014-03-12 03:49:48Jacobに紹介してもらった若手建築家ユニットPLAY Lab.とFAMILYへインタビュー。自らプロジェクトを提案して社会を動かそうとしている。世代が近く、いろいろ共感したし、議論も楽しかった!新しい時代を一緒に作って行きたい。 http://t.co/RZym7jIz89
2014-03-12 03:56:25そしてSHoPのBARCLAYS CENTERへ。 http://t.co/tMDJ8dhvcO
2014-03-12 04:06:25