市川 大河氏『花子とアン』全感想呟きまとめ

 市川 大河氏が『花子とアン』を色々と嘆きながらも最終回まで見届けた感想呟きまとめ。  当初は楽しみながら呟いていたのが、話が脇にそれ、九月になってようやく、原書をくれる人の存在が出てきた…と思ったら、かなり前から出ていた人で、翻訳は数日で終わった印象しかなかった…という展開によって、変遷していく過程が手に取るように判ります。 (各話のまとめは諦めました) m(_ _)m
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開始前

市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン ってタイトルって「花言葉」に引っ掛けてある……とかないよね?まさかね?

2014-03-25 02:23:23
市川大賀 @ArbUrtla

とりあえず #花子とアン を観るべきかどうか、未だに迷っている。平日の午前中は必ず通院しなければいけないとはいえ、これ以上「全ての業務は午後から」姿勢を維持し続けるのも立場上無理があるしなぁ。日帰り以外は取材にも行けない。中園ミホさんは過去作であまり入れ込んだ作品がないのだよね。

2014-03-26 18:45:18
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン は今のところ「惰性で初動は観るのだろうが、何かストレスが与えられる展開になった場合、我慢する今期は用意できていない」としか言えない。#純と愛 の時の風間俊介君や森下愛子さん、#ごちそうさん における森下佳子氏など「信じて観続けられる希望人材」が今のところ皆無だから。

2014-03-27 16:24:35
市川大賀 @ArbUrtla

.@saesae17 いえいえ。#花子とアン も、きっとそれなりのクオリティになると思っています(東京制作だし)。どんな作品であっても楽しみにしている人は素敵な事です。ただ、僕は今のところ、試練を与えられた時に乗り越える自信が全くないんですよね(笑)#純と愛、みたいだとすぐ逃げる

2014-03-27 16:46:08
市川大賀 @ArbUrtla

明日からは「朝ドラのない日々」に戻ります。まぁ、#花子とアン を観るかどうかはまだ未決定なんだけど。なんていうかフルマラソン翌日のアスリートの気分なので「次の大会はどれに出ますか?」とか考えたくないのよね(笑)いや、僕は感想を述べていただけではあるんだけど。

2014-03-30 14:35:57
市川大賀 @ArbUrtla

「なんだかんだ言いつつ、明日の昼に市川大河は、#花子とアン 観るんだろ?」と決めつけてるフォロワーさん達!あなたたちのために観るんじゃないんだからねっ!

2014-03-31 00:04:14

開始第一週。

【花子と呼んでくりょう】

市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン UPショット連続の映像と火災。突然割れるガラス。助け合おうとする家族。シリーズ冒頭でこの雰囲気を「逆に持ち込む感覚」それに既視感があると思ったら思い出した。『それ』は40年前の『シルバー仮面(71年)』第一話『ふるさとは地球』冒頭のシークエンスと酷似している。

2014-03-31 12:49:12
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン ドリー撮影で紹介される作中世界。「案の定、予想通り」というべきか、#ごちそうさん ロケ撮影とは真逆に、本作でのロケでは暖色が強まるように写されている。「夢見る力」そのキーワードはNHKで長年功績を上げ続けた脚本家・市川森一氏が使い続けた言葉。花子の立ち位置が描かれる

2014-03-31 12:52:06
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 「ハナじゃねぇ!花子だ!」当時はまだ上流階級しか名付ける事を許されなかった「○子」を誇りに持つ花子。そしてこの、名前を巡るやり取りはそのまま『赤毛のアン』へのオマージュ。この辺は考証の確かさと『赤毛のアン』へのオマージュのあざとさの巧みな融合。

2014-03-31 12:55:11
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 初めての本。夢にまで見た学校。いろいろと「あざとい強調」がコントラストの中で描かれるが、そこは今後の筆さばき次第か。初動が少し「テーマを台詞やシチュエーションで主張し過ぎ」な印象はぬぐえない。「早い!スレッガーさん早過ぎるよ!」的な印象だろうか。もうちょっと様子見。

2014-03-31 12:58:58
市川大賀 @ArbUrtla

なんということだ! おとといあれだけ、#ごちそうさん 終了で盛り上がったはずの市川大河は、まるでなにごともなかったかのように、#花子とアン の実況を今日も通常運行でやっておるではないかどうしよう(by銭形警部)

2014-03-31 13:08:17
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 時代や共同体から排斥されるほどの、イノセンスな『個』を有した少女が、成長していく先でその『個』をプレシャスな物として向き合ってくれた人達への感謝の念をも込めて、頑として譲らない生きざまで『公』と拮抗していく。ここは前作 #ごちそうさん を踏まえた定番の初期設定である

2014-04-01 12:45:21
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 男子禁制の女学校へと向かう花子の父。前作、#ごちそうさん とは、徹底的にロケ時の色温度の振り方が(前作での寒色とは)真逆に振ることで、作風のコントラストを演出して世界観が異なることを視聴者は受け止める。ハイカラかぶれの父の振り回されながら花子は階段を上がる。

2014-04-01 12:48:36
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 農業主婦たちの噂話は、視聴者が人物像に肩入れし過ぎないように、ロングで全員を写しながら若干の煽りによって、視聴者の感情移入を引き寄せようというカメラワークの演出。本に囲まれ歓喜する花子はもっとカメラが寄り、「だから東京じゃ」と言われた花子は逆光の中できょとんとする。

2014-04-01 12:51:52
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 時代の中で、翻弄されるしかなかった貧しい人達の人生を、「夢見る力」=フィクションで救おうとするのがドラマでありフィクションである。往年の、#おしん のような貧乏と排斥の描写と、そこで蓄えるだろう「自分のポテンシャル」が、今後描かれていくだろう成長編での力になる。

2014-04-01 12:54:52
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 地主のもたらした小作量増量の提案は、江戸時代までの年貢制度に等しい。時代社会背景の描写をつきつめていく中で「時代を越えた『個』」が浮き彫りになる。それへの後押しをする父。「本も読みたくなくなった」と言い切る花子の視線の高さ。「状況のカットバックの短さ」が心象風景。

2014-04-01 12:59:56
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 同じ「貧しい時代の空腹」を、#ごちそうさん のめ以子は行動力と実現力でドラマを牽引していった。本作の花子はそれら全てを「夢=自分の中のイメージ」で解決しようとする。一歩間違うと自己逃避に過ぎないが、おそらく「そのイメージ」を伝えようとする先で、人と繋がっていくだろう

2014-04-01 13:02:03
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン ヒロインの幼少期は、メインテーマのディフォルメ時期でもある。「人間が人生を経ても、そうそうは成長はしない真理」は歴代の朝ドラでも証明されている

2014-04-02 12:17:46
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 説かれる誤解。 「思い込みの激しさ」は常に朝ドラヒロインのメンタリティの中で「誤解が説ければ蟠りを失くし反省をする」で活かされる事が多い。「ハナは怒るとおっかねぇからな」

2014-04-02 12:21:03
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 花子と地主のカットバックが続いた後、シーンは花子の家に移る。そして奔走する母。花子がしでかしたおおごとに、気付くはずもない花子本人。親が果たしてあげようとした夢ではなく、詩文自身で夢を掴もうと道を選ぶ花子。#おしん と違うのは確固たる夢を抱いて苦難に乗り込んでいく事

2014-04-02 12:25:53
市川大賀 @ArbUrtla

#花子とアン 寒色で彩度を落した夜の道をかける花子と朝市、灯、そして「花が一番好きなところ!」そこで極彩色の本がめくりめくられる。このカラーリングとライティングのコントラストが、朝ドラの「映像表現」の白眉なのかもしれない。

2014-04-02 12:29:50
市川大賀 @ArbUrtla

今のところ、#花子とアン は、#ごちそうさん に対するカウンターアンサーとして「一方そのころ、田舎の農村地区の貧しい家庭では」描写状況になっている。細かく対比すると、そもそも、#ごちそうさん も、#あまちゃん への拮抗心が出てた部分もあったりして実に面白い!

2014-04-02 23:09:05
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