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HiroAAAさんの「おおすみ」40周年記念シンポジウムレポート

「おおすみ」40周年記念シンポジウム 2010年10月28日基調講演1 「「おおすみ」の頃」
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魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

大変役に立ったアンテナですが場所がなかなか難しく、あまり窪地に入ると見えないところが出てくるし、あまり露出してると雑音に弱い。臼田は丁度よかったんです。

2010-11-01 20:50:33
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

これが各国ともうまく行きまして、皆さんでちょっとローマ法王にご挨拶に行ったりしました。 この時はジオットが一番野心的で500kmまで接近しようとまして、地上から制御しようとすると全然精度が出ず、ソ連の衛星で中継してもらって成功したと言う当時としては珍しい事もありました。

2010-11-01 20:51:00
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

M-3SIIは大変長い間活躍しまして、普通3機か4機で世代が変わるものですが。月スイングバイの「ひてん」などもやりましたね。「GEOTAIL」いう地球の磁気圏観測ミッションがありまして、

2010-11-01 20:51:38
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

その時に月スイングバイを使って軌道変更しようと計画しましてそのための試験をしたのが「ひてん」で工学試験衛星(MUSES)の最初です。

2010-11-01 20:51:59
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

90年代からの探査ミッションも見据えて工学試験衛星というガテゴリーを新たに作ったわけです。「ひてん」は「GEOTAIL」のための試験衛星という位置づけでしたが実際はもう少し未来を見据えた物でした。

2010-11-01 20:52:26
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

このカテゴリーとしてはM-V1号機の「はるか」そして工学試験衛星3号機が「はやぶさ」でした。もうちょっと触れておかなければいけないのは「エクスプレス」ですね(苦笑)。

2010-11-01 20:52:42
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

ドイツが言い出してロシアが作って日本が打ち上げる。「GEOTAIL」は日本が作ってアメリカで打ち上げる。いろんな組み合わせがありました。これは再突入実験をやったわけですが、残念ながらM-3SIIは全てうまくいってたんですが最後にしくじりました。

2010-11-01 20:53:10
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

今まで一番重い衛星だったんですが、それが失敗要因の一つだったことは間違いない(苦笑)。何年後かにアフリカで見つかりまして…これでM-3SIIは終わりでした。

2010-11-01 20:53:28
ふぇいる🌗 @fairoo

えるおーぶいいーあいらぶひてーん RT @HiroAAA: その時に月スイングバイを使って軌道変更しようと計画しましてそのための試験をしたのが「ひてん」で工学試験衛星(MUSES)の最初です。

2010-11-01 20:53:45
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

ずいぶん前からM-3SIIもいいけどもう一回り大きいのが欲しいねと言われてて、それがM-Vになりました。大きくなって能力も格段に上がりました。1966年の「東京大学は直径1.4m以上のロケットの開発を行わない」という規約があったので結構手間取りました。

2010-11-01 20:53:48
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

1979年には「なお、これを持ってMロケットの開発を終了する」という議会の報告もありました。そこで色々と運動しまして1989年の宇宙政策会議で初めてM-Vが認められることとなりました。

2010-11-01 20:54:16
s @suzutukid

うおお @HiroAAA さんのツイートをまとめたい。まだ帰り道(T_T)

2010-11-01 20:54:23
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

「90年代を見据えてMロケットの大型化を図る。内之浦で打ち上げ可能範囲で最適な物を開発する」ということが決まったわけです。

2010-11-01 20:54:40
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

なぜ「内之浦で打ち上げ可能範囲で最適な物を開発する」となっているかというと、推進薬(火薬)の法的問題でして場所が決まると自然と重量的には上限が決まっちゃうわけです(苦笑)。

2010-11-01 20:55:00
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

大型化を提案したときは「それはもっとだ」という反応でした。その後実際の数字を決める時にヤレその大きさだと液体の方が安いだの何だのとありましたが、全段固体ロケットなら、その方が安上がりでしょという所に落ち着きました。

2010-11-01 20:55:16
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

で、まだ皆さん記憶に新しい「はやぶさ」が帰って参りました。これもですね、上がってからは皆さんよくご存じだと思いますが、最初は小惑星ネリウスという所に行く予定でした。

2010-11-01 20:55:45
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

宇宙開発委員会で1995年の8月に承認されて2002年に打ち上げの予定でした。開発は順調のように見えましたが重量制限がキツくて泣かされていました。

2010-11-01 20:56:02
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

で、どうしても軽くならないと言うことで1999年8月に目標を変えました打ち上げ時期は2002年の7月。探査機重量は100kg増しでOKとなりました。探査機が目標をクリア出来なかった場合は推進薬の重量を減らすなんて約束もしました。

2010-11-01 20:56:23
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

推進薬が減ると軌道変更が難しくなる。その場合はまた目標を変えるなど色々ありました。その時は最終的に全部乗せられることになりまして、うまく行ったわけですが、だいたいロケットと衛星を同時開発するとそういうヤヤコシイ話しになるもんです。

2010-11-01 20:56:45
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

「はやぶさ」は重量がなかなかクリア出来なかったことが印象に残っています。

2010-11-01 20:57:14
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

その前にM-V4号機が失敗していました。ロケットが失敗すると後のミッションが全部将棋倒しになります。「はやぶさ」も目標を変えざるをえなくなった。

2010-11-01 20:57:50
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

普通ならダメなんですが後の探査機も控えていましたので、色々とヤヤコシイ話しもあるわけですが、惑星間飛行の場合は打ち上げ時期が非常に限られる。

2010-11-01 20:58:10
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

それをどう埋め込むかが大変で2002年の12月に再設定して電気推進を巧みに使えばたどり着けるという計算もあったが、しかしM-Vの改良もそう簡単にはいかない。最終的には2003年の5月に打ち上げたと。

2010-11-01 20:58:35
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

2002年に打ち上げるとカプセル回収はアメリカのユタになる予定でしたが、2003年だとそれがダメになりましてオーストラリアになりました。

2010-11-01 20:59:01
魚介類クララおばさんのホッケシチュー @HiroAAA

これがまた大変で相手国と協力関係を結ばなければならない。私は長いこと関わらなくてすんだのですが(苦笑)。それで今度はアメリカとの関係がまたヤヤコシくなった。

2010-11-01 20:59:16