近藤ようこ先生の「五色の舟」の感想ツイートまとめ

近藤ようこ先生の「五色の舟」の感想ツイートをまとめたものです。作家や漫画家さんの評価が高いので、その言葉を眺めているだけでも、楽しいです。
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多田一穂 @tdkzo

コミカライズ版「五色の舟」おもしろかった。近藤ようこさんの線は頼りないようでいて艶かしさがあるなぁ。どのキャラクターも抵抗なく受け入れられる絵柄で説明がなくとも雰囲気で伝わるものがあった気がする。特にくだんの絵はとてもすばらしくてぞくぞくした。

2014-03-30 00:18:47
多田一穂 @tdkzo

五色の舟のコミカライズは近藤ようこさん自らお願いしたのだそう。改変の許可までした津原さんもすごいと思うけど、こんなコラボレーションができるのはすばらしいな。これぞというコンテンツをコミカライズするのは挑戦しがいがあるだろうな。

2014-03-30 00:23:42
Toshimi Yoshida @NeverGirls

予言機械による、子孫が水棲人に改造されるという飛躍した未来を信じられず生き残れない安部公房の「第四間氷期」の勝見博士と、予言し未来を組み換える装置である生き物くだんによって、死んだことで舟を未来を乗り換えパラレルワールドに生きて代替義肢を得る近藤ようこ漫画化「五色の舟」の好対照。

2014-03-30 13:27:13
芝田文乃 SHIBATA Ayano◎ポーランド語翻訳 @ayanos_pl

原作 津原泰水、漫画 近藤ようこ『五色の舟』原作にたっぷり思い入れがあると、それが映像化/漫画化されたときに多かれ少なかれコレジャナイと感じることは往々にしてあるのだけれど、そんな危惧を見事に退けてくれた。原作も漫画も凛凛と美しい。 http://t.co/hZgaszerwP

2014-03-30 13:38:31
Toshimi Yoshida @NeverGirls

近藤ようこ漫画化「五色の舟」。血のつながらない、本当の家族、異形の見世物一座の暮らす家である舟、の行き先は。牛の体に人の顔を持つ生物で未来を組み換える予言装置くだんは、諸星大二郎「暗黒神話」の開明獣を思い出す愛らしさ。伝奇ものかと思いきや、これはいとおしきSFである。

2014-03-30 13:44:28
Toshimi Yoshida @NeverGirls

「五色の舟」の。未来を意図的に組み換える、というのは、この世界で<死んでも生きる>ことを、別の世界に命を逃がして滅びたはずのその世界で晴れ晴れと生きることを確信し、舟を、未来を乗り換えること。「ナルニア国」のラストや、リンドグレーン「はるかな国の兄弟」もそうだった。

2014-03-30 13:56:17
minekouki (みね) @minesweeper96

はてなブログに投稿しました 近藤ようこ/津原泰水『五色の舟』の美しさは、舟を乗り換えることができないこの世界の最後の希望である - From The Inside http://t.co/ztLnoiKtcH

2014-03-30 15:39:51
amakuri @coragem610

地震列島、禍々しい火の手、汚れた水、降り注ぐ毒素、乗り換えられないまま沈みつつある舟はいまここ。物憂い宴も滅びの音楽もたとえようもなく懐かしい。ダイアン・アーバスだなぁ。 / “近藤ようこ/津原泰水『五色の舟』の美しさは、舟を乗り…” http://t.co/crRPwZ9bn8

2014-03-30 17:12:52
パナマ運河軍団(本人) @chewingumsuper

ちょっと寄り道して原作 津原泰水/漫画 近藤ようこ『五色の舟』を読んでいた。原作と細かく比較したらいろいろおもしろいことがありそう。漫画というのは演出の芸術なんだということがあらためてわかる作品。原書で読もうとして数ページで挫折したキャサリン・ダン『異形の愛』を思い出すなど。

2014-03-30 19:25:34
おかみさん @bigasabus618

「五色の舟」(近藤ようこ)読んだ。世の中にはまだ知らない世界があるんだ、としみじみした。

2014-03-30 21:17:16
bubbles-goto @bubblesgoto

近藤ようこ『五色の舟』読了。これは傑作。戦時中を舞台にした畸形の見世物一座のお話。いくらでもエグく描けそうだけど、近藤さんの抑えたタッチが、彼らもまた日々を営む市井の人々だと感じさせる。そして最終章の、幸福とやるせなさ。ありえたかもしれない世界への郷愁が、幻肢のように疼いている。

2014-03-31 00:34:46
bubbles-goto @bubblesgoto

近藤ようこ『五色の舟』、最初は彼らが畸形だと気づかせないような、繊細な描き方をしている。その上で、スッとそれを受け入れさせるんだよ。読者をガツンと驚かせるのではなく、世界へとゆるやかに誘う。だからこそ、最後に何とも言えない余韻が残る。

2014-03-31 00:41:36
紙屋高雪 @kamiyakousetsu

『五色の舟』。近藤ようこのマンガ版を読む。家族のように暮らす見せ物小屋の5人の一座が予言をする「件(くだん)」を買いにいく話。率直に言って猟奇的興味をもって、興奮しながら読み続けた。近藤の絵柄はこうした興味によく映える。

2014-03-31 01:24:59
相楽 @sagara1

@joy_j_j 原作小説・津原泰水版では、びしっと決まりそうな場面もあえて水が流れるように淡々と段を組み、書いていく在り方。近藤ようこ版では見せ所ではひとつひとつきっちり見得を切る。芸風として大きく違ったなあ、と。>『五色の舟』

2014-03-31 12:40:57
相楽 @sagara1

@joy_j_j なお『五色の舟』感想 http://t.co/j7MygnlNNc でも書いたのですが、『宝の嫁』も読んでみて、近藤ようこさんって決定的な場面(例えばある短篇でのヒロインの正体)についてやはり(続く

2014-03-31 12:42:10
相楽 @sagara1

「NOVA2「五色の舟」」(the Second 出張所)http://t.co/kNBunZrkeh 「睫毛が長いとか切れ長の目とか,すっきりと通った鼻筋だとか,容貌の美醜にかかわる描写が一切無い」例えばここをあえて画として描いた挑戦と成功、そりゃあ「奇跡の漫画化」だよな、と

2014-03-31 15:11:52
相楽 @sagara1

それと同じく「NOVA2「五色の舟」」(the Second 出張所)http://t.co/kNBunZrkeh で詳述されている「物語終盤,箱に詰められて運ばれた一家が,箱から出されて自分たちの居場所を知る場面」が近藤ようこ版でどう描かれたかは、まさに圧巻。

2014-03-31 15:12:24
kous37 @kous37

近藤ようこ『五色の舟』を読んでいるのだが、この悪夢のような話はすごい。

2014-03-31 15:29:24
サワデー @naguniitaru

給料を頂いたので前から気になってた「五色の舟」の漫画を購入。夢中で読んで、最後に泣いた。

2014-03-31 16:10:11
ヴィレッジヴァンガード下北沢 @vvshimokita

ところで…近藤ようこさんの「五色の舟」みなさんもう読まれましたか?これ、すっごくすっっっごく良かったです。 見世物一座の凛とした生き様が素敵です。素敵な本に出会えました。 http://t.co/ibNaWtPRfF

2014-03-31 19:37:35
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ジョニーの島その他の物語 @joy_j_j

@sagara1 漫画版『五色の舟』を読んで、小説と比べて漠然と解像度が上がった印象があったのですが、相楽さんの感想を読んで腑に落ちました。小説では描写されない事で強い印象を残していた場面が、近藤よう子さんははっきりと描写するので、その差異を解像度が上がったと感じていたんだなと。

2014-03-31 21:25:28
儀間博幸 @gimacksb

五色の舟(漫画 近藤ようこ 原作 津原泰水 )を読了。原作も良かったが漫画版も素晴らしい。切なくも美しい話。 http://t.co/cSq7xDwXyg

2014-03-31 21:36:24
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kous37 @kous37

ブログを更新しました。 『近藤ようこさんの『五色の舟』を読みました。人間とは何かということについて考えさせられる作品でした』 http://t.co/qPkyVuHSkU

2014-03-31 22:09:19
kous37 @kous37

近藤ようこさんの『五色の舟』を読みました。人間の存在の根本的な不安を追いかけてくるような作品でした。 http://t.co/cwuq2GzCW6

2014-03-31 22:12:12
やまねこ @yamaneco48

あえてあげるとするならば、上野顕太郎先生の『さよならもいわずに』以来、漫画を読んでこういう感情が呼び起こされることはなかった。ちょっとこれは、凄まじい。この漫画体験としての奥行きはなんだ? みんな、ぜひ読んで。近藤ようこ先生の『五色の舟』です。

2014-04-01 21:47:56
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