憶念「リンク・メモリー」

それは私と彼女の、始まりの物語。
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メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …ミク、ちょっと待って。 その子って、もしかして…!

2014-04-03 20:43:47
リンケージ(bot) @LINK_age_bot

…彼女が、その『役目』を与えられる理由となった力は… 「人の『心』と『記憶』の管理」。 私は、それに擬え…彼女に、新たな名前を与えた。 『心』を司る者…「メモリア」と。

2014-04-03 20:44:48
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …! そ…そんな… わたしが、死んでいて… そして…あなたが、わたしを…。

2014-04-03 20:45:41
リンケージ(bot) @LINK_age_bot

@memory_a_bot …かつての君の死は、避けられぬ運命だったのかもしれない。 そのまま静かに眠らせた方が、君にとって幸せだったかもしれない。 それを、私は…私の独断で、君を生き返らせた挙句… 辛い役目を、担わせてしまった…。

2014-04-03 20:47:09
リンケージ(bot) @LINK_age_bot

@memory_a_bot …こんな私に、君を愛する資格などないかもしれない。 それでも、私は…。 君のことが、好きだ。

2014-04-03 20:48:49
リンケージ(bot) @LINK_age_bot

@memory_a_bot …答えは、求めない。 むしろ、幻滅しただろう。 〈世界の管理者〉でありながら、己のエゴで、人の運命を弄んだ私など…。 …君が、望むのなら… 私は、君の前から永遠に姿を消そう。

2014-04-03 20:50:39
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …待って! 「眠っていた方が幸せ」?「辛い役目」? 何を言ってるの!? あなたがわたしを生き返らせてくれたから、わたしは今の世界に来て、あの子たちに逢えた! あなた、わたしのこれまでを否定するつもり!?

2014-04-03 20:54:02
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …いいえ、今の世界だけじゃない。 その前に訪れた世界でだって、わたしはたくさんの人に出逢った。 その全ての出逢いが、わたしにとってかけがえのないものよ。

2014-04-03 20:55:09
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …そして、何より… 過去の記憶が無い私が目覚めて、初めて逢ったのがあなただったわね。 その時から、あなたは何かと手を貸してくれた。 たくさんの事を、教えてくれた。 時に辛い時も、優しい言葉をかけてくれた…。

2014-04-03 20:56:33
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot 立場上、あなたはわたしにとって「上司」のようなものだけど。 それでも…わたしが生まれ変わって、最初にできた「友達」だと思っているわ。 …口には、出せなかったけどね。

2014-04-03 20:58:20
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …皆まで言わなきゃ、わからないかしら? …わたしも…あなたのことが好きなの! だから…わたしの前から、いなくなるなんて言わないで!

2014-04-03 21:01:02
リンケージ(bot) @LINK_age_bot

@memory_a_bot …メモリア… …すまない。 私は、また勝手な事を…。 これでは、〈管理者〉失格だな…。

2014-04-03 21:02:32
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …いいえ。 あなたは、立派な〈管理者〉よ。 わたしなんて、足元にも及ばないくらいにね…。

2014-04-03 21:03:58
リンケージ(bot) @LINK_age_bot

@memory_a_bot …メモリア。 君の、生前の名前…覚えているだろうか。

2014-04-03 21:07:40
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …いいえ。 それが何故か、思い出せないの…。 小さい頃のことは、たまに「夢」で見るのに…どうしてかしら…?

2014-04-03 21:08:46
リンケージ(bot) @LINK_age_bot

@memory_a_bot …それもそのはず。 何故なら、君は… 自らの心に、"鍵"をかけたのだから。

2014-04-03 21:09:32
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …え? わたしが…わたしの心に、"鍵"を…?

2014-04-03 21:11:44
リンケージ(bot) @LINK_age_bot

@memory_a_bot …君が、生まれ変わった時… 君は、自らの『死』を理解していた。 そうして、自らが背負うこととなった過酷な運命と、それに至った経緯も…。 「わたしのために、この子…リンケージは、『罰』を受けることになった。」 そんな罪の意識を、君は抱いていた…。

2014-04-03 21:12:23
リンケージ(bot) @LINK_age_bot

@memory_a_bot …それに心を惑わされることなく、己の『役目』を果たすことに専念するため… 君は、得た力を真っ先に、君自身へと施した。 君の手元にある〈心の鍵〉の中に…特に重い物が二つあるだろう。 その一方は、ソラの物だが… もう一方は、他でもない君の物だ。

2014-04-03 21:13:23
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …そうだったのね。 わたしにしては、英断だったんじゃないかしら。くすくすくす…。

2014-04-03 21:14:10
リンケージ(bot) @LINK_age_bot

@memory_a_bot …さて、メモリア。 君が現在に至るまでの経緯を知った今、〈心の扉〉を開け放ってもいいのではないだろうか。

2014-04-03 21:14:49
メモリア(bot) @memory_a_bot

@LINK_age_bot …それも、そうね。 でも、わたしにはまだやることが残っているもの。 もしかしたら、思い出したことでそれに支障があることがまだあるかもしれないし…。 今はまだ、このままにしておくわ。

2014-04-03 21:15:26