【ラブライブ!1期】9話感想まとめ。―いつかのさよならへの負け戦

アニメ2期放送直前、改めて1期を観直した私感をまとめてみました。μ'sの次の物語に備えて、1期を振り返る糧になれば幸いです。 ・逃走劇が見せる秋葉原の距離感 ・万能・ことりが抱える劣等感―青春が聞こえない? ・ことりが羽ばたける場所は、秋葉原の陰 続きを読む
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momorin @momorin_cloverZ

先生にも注意され今までにないほどもがき苦しむことり。何でもこなしちゃう彼女がようやく「青春らしさ」を十二分に味わうわけですが、ことりは「ホノカチャン…」と泣きべそをかき、やはり穂乃果の決断を望んでしまいます。#lovelive http://t.co/uvT6XNyrtI

2014-04-05 22:31:26
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見かねた穂乃果は自らの決断で助け舟を出してしまいます。穂乃果の決断に助けられてしまうことりは、結局自分で壁を破れません。穂乃果の『天性の決断主義』に依存することりの精神性は、12話の最悪の帰結の一因といえるでしょう。#lovelive http://t.co/ZPGHmIzA0n

2014-04-05 22:38:02
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意識的アイドル性・ことり

momorin @momorin_cloverZ

穂乃果の提案は秋葉原で3人一緒に働くことでした。その描写で見えてきたのはやはり、ことりの意識的なアイドル性の高さ。自分の魅力を「鳥瞰」でき、よく自覚している彼女は、「魅せる」という意識的なスキルにも精通していました。#lovelive http://t.co/VzjVGHqXfu

2014-04-05 22:42:58
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お客さんの前じゃなくても笑顔を忘れてはいけない!という心構えを説くことりは、根っからの意識的アイドル性の持ち主です。そして、無意識的アイドル性を持つ穂乃果、スクール性に根差す海未。この3人は友達でありライバルです。#lovelive http://t.co/gP9sFcS1v2

2014-04-05 22:54:06
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『天性の決断主義』が、相手を素直にさせること

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穂乃果を前にし、ことりはようやく秋葉原への想いを素直に言葉にできた。「今ことりちゃんが言ったことをそのまま歌にすればいいんだよ!」という言葉は、ことりの感性やパーソナリティを全肯定し、その想いに素直にさせることです。#lovelive http://t.co/QWGyzRIa8Q

2014-04-05 22:58:51
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穂乃果の『天性の決断主義』は、穂乃果が決断することですべてのことを肯定し、誰かをその想いに素直にさせる帰結を生む。このことは実は、最終話まで一貫する最大のテーマだと思っています。それはまた、物語の最後でのお話です。#lovelive http://t.co/Xzvzf3FTrn

2014-04-05 23:05:00
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Wonder zone

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やはり穂乃果が決断し背中を押すことによって達成されたことりの詞は、秋葉原でのライブへ。印象的なのはアニメで初めてPVの中心が穂乃果ではないこと。ことりを中心に他のメンバーが広く配置され、μ'sの多様性が表現されます。#lovelive http://t.co/i0mCBXYRun

2014-04-05 23:10:12
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しかしWonderzoneのラスト、3人が手を繋いで写真に収まるとき、カメラの顔認識のフォーカスが合うのは、やはり中心にいる穂乃果です。3人を繋ぐセンター、文字通りμ'sの「顔」が穂乃果であることの象徴だと思います。#lovelive http://t.co/VBE7egTW6c

2014-04-05 23:14:01
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1stライブからの応援者である神モブこと、ヒデコ・フミコ・ミカが、カフェやライブに訪れることも印象的です。μ'sの仲間が友達以上の関係性を帯びるなかで、ヒフミトリオは純粋な友達。彼女達に救われるときも、やがて来ます。#lovelive http://t.co/VbqND28e2o

2014-04-05 23:19:41
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終焉に“想い”で抗うこと―「スクールアイドル」の輝き

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ライブ成功後、切なさ漂う3人のシーン。ことりの「こうやって3人並ぶと、1stライブの頃を思い出さない?」という言葉は、1stライブが過去として回想されるようになるほどに、3人が様々な物語を経てきたことを示しています。#lovelive http://t.co/b4qKbCU2lR

2014-04-05 23:25:05
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過去を回想した3人は、転じて未来を想います。「私たちっていつまで一緒にいられるのかな」ということりの言葉は、彼女たちが高校生であり、いつかは別れを迎える関係であることを明確に提示します。普遍的な青春のテーマ性です。#lovelive http://t.co/KvZrdhch2z

2014-04-05 23:29:13
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「それはしょうがないことです」と海未は答えます。いつかは終わりがあって、成長や成熟を決して避けられない存在であること、すなわち「スクールアイドル」であることを強調します。そしてそれに続く穂乃果の言葉が、象徴的です。#lovelive http://t.co/Kx9DHeIXzq

2014-04-05 23:33:35
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穂乃果ははっとした表情を浮かべた後、笑顔で「大丈夫だよ!」「ずっと一緒!」と答えます。絶対に避けられない終わりに対して、それをわかっていながらも必死で抗うこと。その“想い”こそがスクールアイドルの輝きになるのです。#lovelive http://t.co/XMSSjr2kEh

2014-04-05 23:36:39
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穂乃果は続けます。「だって私この先ずっとずっとことりちゃんと海未ちゃんと一緒にいたいって思ってるよ!」。絶対に避けられないことに、叶わなくとも“想うこと”で抗う。その儚さや残酷さこそがスクールアイドルを輝かせます。#lovelive http://t.co/j9QuumQ4Tu

2014-04-05 23:40:29
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momorin @momorin_cloverZ

Wonder zoneの夕暮れ。穂乃果たち3人は、過去を想い、未来を想い、そして必ず訪れる終焉に対して“想い”で抗います。その儚さと、終焉までの一瞬一瞬の刹那的な輝きを抱く、スクールアイドルであることを確かめました。#lovelive http://t.co/b7ozcllZe1

2014-04-05 23:46:21
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momorin @momorin_cloverZ

以上で9話の観直しは終了です! 3人の友情を確かめた直後、無情にも届くエアメール。いつの間にかやってくる成長・成熟・別れの瞬間は、例えば眠っているうちに、気付かぬうちに、すぐそこまで来てしまう…。次は10話です。#lovelive http://t.co/5o8NjRsUOz

2014-04-05 23:50:07
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