パースとは、複雑な人の目で見た認識を投影する技術の一つだ
そうなると今度は仕上げの領域まで踏み込む事になりますね。実際新人さんを育てる上では、下書きから仕上げまで全ての工程を通してやってもらうのが理想なのですが、プロの現場ではなかなかそこまでの余裕が…(^^;
2010-11-03 23:11:11線画だけで全てを表現する劇画調の人ならともかく、トーンを含めた仕上げ行程は「質感」を演出するのに非常に重要なパートです。トーン貼りを単なる色付けにしか使わないのは勿体無いです。そういった一手間で作品の完成度はグッと高まります。
2010-11-03 23:13:54そこでもモノをいうのは「観察経験値」です。何かを観察したら、触れるものはバンバン触って素材感を確かめましょう。そして、実際に原稿上ではどうやって描くのか、その場で考えるようにすると経験値が深まります。
2010-11-03 23:16:45あと素材感に関連して「モノの厚み」も大切です。車の外板がどのくらいの厚みの鉄板で出来ているか、家の壁がどれくらいの厚みがあるのか、服も袖口の厚みなんかで安いか高いか分かったりしますよね。写真起こしでよくあるのが形は完璧なんだけど外板が大理石で出来てそうな車とか(^^;
2010-11-03 23:24:46今ツイートしたことは皆色々な方から教えていただいたテクニックです。昔はこういった技術の継承があったのですが、今はなかなかそういった繋がりが生まれにくく、せっかくの技術が途絶える事にもなりかねません。
2010-11-03 23:27:33原稿が上がった直後で時間もあったので、少しでも新人の皆さんに伝わって拡散されればいいなと思いつらつらと書いてみました。参考になれば幸いです。
2010-11-03 23:29:17漫画家志望者さん 年寄りのつぶやきじゃ 漫画の技術を勉強したくても昔は「漫画家のペン入れ」なんて簡単には目に出来んかった。NHK特集で手塚先生の超速ペン入れを見てブッたまげたんじゃ(マジで早送りだと思った)。それが今はUSTで沢山の漫画家のペン入れが見られるんじゃ 夢のようじゃよ
2010-11-03 23:35:46わしの語りは小うるさくてイヤになってまうかもしれんが(すまんね)、多くの作家さんがtwitterやブログをやっとる。皆に伝えたい一心で「心得」「技術」を開示しとるのじゃ。その気になれば直接質問して答えをもらえる可能性もある。考えようによってはこんなに恵まれた時代は未だないのぢゃ
2010-11-03 23:38:48さっそくまとめられてる∑(゚Д゚) http://togetter.com/li/65586 早い、早いよスレッガーさん!
2010-11-03 23:39:50視界の中でもレンズを使い分けて脳内で補正しているんですから、デジカメのレンズを三種類常時使い分けて、常にフォトショを使っているようなモンです。すごいぞ人類。
2010-11-04 23:27:10