火山と原発(川内原発、玄海原発)
- uchida_kawasaki
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回避不能の問題は、姶良、阿蘇ほかの破局噴火であって、これをどう評価するのかはかなり難しいと思う。一万年に一度の回避不能のシビアアクシデントが残余寿命期間には起こらないという理屈をつけるのか、デコミッション・バックエンド期間も含めて、絶対に起こらない事を求めるか。原則は後者だろう。
2014-04-19 13:05:02九電の経営陣は、川内を60年に延命することを当然と考えているのは明らかだね。たかが第一次改良標準化炉程度でそんなことあり得ないが、国と電力・財界、ヨミウリサンケイ御用メディアは、何がなんでもごり押ししようとするだろう。大飯・玄海3,4以降なら許容しうるが、それより前の炉は駄目。
2014-04-19 13:10:37原子力規制委員会の実績がなく、過去の原子力規制行政は、なし崩しに安全を放り出して電力、財界、政府に平伏してきたのだから、九電の過剰投資を突っぱねて川内を40年で廃止するだけの実力があるかと言えば、そんなことできようが無いと考えるのが普通だろう。
2014-04-19 13:17:08川内は今ある1・2号炉の再稼働だけでなく、新しく3号炉作ることもやる気満々なんだな。地元行政もwelcome状態。
2014-04-19 13:17:53しかしまぁ、川内がこの体たらくなのに、志布志に原子炉作ろうとしたり、今も大隅半島にHLWを埋めようとしたり、政治と役人と財界の都合だけが原子力行政と原子力産業を動かしているね。安全や人類と国民への責任は二の次どころか、歯牙にも掛けられていない。
2014-04-19 13:19:12ヨミウリ・サンケイという原子力御用メディアの恫喝三昧を見れば、これから何をしようとしているのかは容易に読み取れる。こればかりは断固として阻止しないと福島核災害の再来は必ずあるだろう。
2014-04-19 13:20:45経営判断の誤りによる過剰投資への責任は、企業と株主、債権者が取るものであって、市民、社会がそれを負う必要は全くない。
2014-04-19 13:25:38僕にとって、川内発電所は、再稼働許容12炉のうちの2炉だったのだが、その前提に姶良、阿蘇などの破局噴火の評価は全く含まれていなかった。破局噴火を考慮に入れれば、川内の再稼働は許容不可となる。それどころか、可及的速やかにバックエンド・デコミッションを完了する事が求められる。
2014-04-19 13:31:47川内で発生するHLWとGTCC LLWは、ドライキャスクに詰めて海上輸送して玄海に置くしかないだろう。
2014-04-19 13:32:38いまから10年前くらいまでは、九電で働く面識のある人たちの顔が浮かんできたが、もうみんな引退しているし、現実問題として、今の九電に昔のようなまじめさは期待できそうにないね。
2014-04-19 13:39:11まァ、日本の西の端にあるから、カルデラ噴火だけでなく、何かあれば日本中に影響がおよぶ。「中国や韓国、北朝鮮にもあるから一緒」という話もあるが、自損事故ともらい事故は感覚的に大きく異なる。
2014-04-19 14:07:41原子力災害でまず厄介なのは、沃素やゼノンなどの気体短寿命核種。ただしこれらは防ぎようはある。次いで厄介なのが半減期が20年から50年程度の熱い放射性核種。これらは量がとても多い。量が多く、人体への影響も無視できないために長期間にわたって深刻な社会への打撃を齎す。
2014-04-19 15:04:56わすれてはならない事だが、福島核災害において、短寿命核種による被曝の抑制、回避の努力は全くなされなかったと言って良い。評価すらしていないので、当然結果として社会に激烈な打撃を与えている。原発酷死、被曝星人達は、当初それをことごとく否定し、今では無視している。
2014-04-19 15:15:18第三に問題になるのが、アクチニドで、その中でも半減期が千年級のものはかなり厄介なものとなる。福島核災害では、幸い、陸上には殆ど漏洩しなかったが、海洋と地下への溶融炉心水の放出は続いている。実体がわからないと言う事が、最も厄介な事だ。これも原発酷死・被曝星人達はほっかむりしている。
2014-04-19 15:18:26最後に半減期数万年級のプルなどの一部のTRUが、長期にわたる居住不可能地域を作り出す事になる。福島核災害では、幸いに地上はほぼ無事だったが、海洋がどのような事になっているか、今後なるかは判らない。
2014-04-19 15:24:40志布志でなく、串間だった。 → https://t.co/DzzyeGzj7d ←志布志湾総合開発計画が破綻した結果、ここには石油備蓄基地やら原発やらHLW処分施設やらの計画が押し寄せてきて社会を疲弊させた事は、下北半島と酷似している。拒絶した結果、鉄道は二本無くなった。
2014-04-19 15:29:05志布志湾総合開発計画調査報告概要 昭和44年度 http://t.co/5CUste9O34
2014-04-19 15:32:17私が延岡に居たとき、志布志湾総合開発計画を強行しようとする鹿児島県と通産省に対し、その恩恵がない宮崎県の抵抗と、地元漁民の激烈な抵抗運動は凄まじいものがあった。洋上デモも連日行われていた。
2014-04-19 15:36:40まぁ、あの時志布志湾総合開発計画を強行していれば、志布志は核のごみ捨て場の入り口と化していたであろう。
2014-04-19 15:38:33まぁ、自然エネルギーを代替エネルギーとして前面に押し出せば、その案の実現性は全くなくなるわな。
2014-04-19 15:40:14尤も、電力が急速に石炭へと回帰しつつあり、現在停止中の原子力発電容量を上回る容量の石炭火力を10年以内に整備する計画を動かしているわけで、原発酷死が幾ら喚こうと、自然エネシフ論者が何を言おうと、日本も新化石資源革命に遅ればせながら乗る事になる。
2014-04-19 15:42:50原子力は、急速に規模を縮小し、石炭とガスが日本の電力需要をになう事になるわけだが、その次が、炭層メタンによるガスの数百年間の半量自給と国際調達の多角化による価格低減で、平行して自然エネルギーによる化石燃料の焚き減らしとなる。少なくとも50年単位で数単位は持つ。
2014-04-19 15:45:32