東方R-18翻訳SS「霊夢と魔理沙ラブホに泊まる(仮)」
- yuri_no_meikyu
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そこにあったのは巨大な円形のジャグジー風呂だった。妖怪の山にある温泉の五右衛門風呂にも匹敵する大きさがある。魔理沙が喜色満面で霊夢を見やると、霊夢も思わず知らず笑みが漏れるのを押さえられなかった。 68
2014-05-13 23:20:11あの山の温泉は閉鎖されていて、のんびりと熱い湯を堪能したことは無かったので、考えただけでも嬉しかった。 魔理沙はバスルームに駆け込むと、風呂の端に腰をかけると、ブーツの紐を解き始めた。 「魔理沙、何してんの?」 69
2014-05-13 23:25:58「決まってるだろ霊夢、まずは風呂に入ろうぜ!鬼のように汗かいたし、一日ブーツ履きっぱなしでムレムレだもの」 魔理沙はようやく紐を解き、ブーツを脱ごうと悪戦苦闘したが、足もふくらはぎもパンパンでブーツの中で引っかかっている。 「霊夢、手を貸して」 70
2014-05-13 23:35:50(#4 70までのあらすじ) 京都の街角で出会った蓮子とメリーに紹介され、霊夢と魔理沙は何も知らずにとあるラブホテルに投宿することになった。豪華な内装、とりわけ巨大なお風呂に目を奪われた二人はさっそく入浴しようとするが…。
2014-05-14 19:23:25霊夢は嘆息した。どうやら魔理沙のブーツを脱がすまではお風呂を楽しむのは無理のようなので、霊夢はブーツのかかとをガッチリつかむとグイと引っ張った。一方の魔理沙はジャグジー風呂の端を両手でつかんで、霊夢と反対側に足を引いた。 71
2014-05-14 19:30:43両方から引っ張られる力で魔理沙のお尻が風呂の端から浮いてしまい、紫が用意してくれた魔理沙の縞パンが霊夢の位置からもろに見えてしまった。霊夢はひどく赤面し、視線を下げて手の中のブーツに集中した。 72
2014-05-14 19:38:26そしてブーツが抜けた瞬間、霊夢は勢い余ってブーツを抱えたままタイル地の床にひっくり返ってしまった。魔理沙は顔を真っ赤にしてもう片方のブーツを脱ぎにかかったが、こっちはコツがつかめていたので少しはすんなり脱ぐことができた。 73
2014-05-14 19:38:41ブーツを両方脱ぎ終えると、魔理沙はソックスを脱いで、シンクの縁にひっ掛けた。それを見て、霊夢はビックリして魔理沙を見つめる。 「何やってんの?」 「臭うからさ」と魔理沙。「ちょっと洗おうと思って」 「シンクで?」 「他にどこで?洗濯機なんか無いぜ」 74
2014-05-14 19:48:20「確か、ランドリーサービスがあったわよ」と霊夢が言った。 「え、マジ?」 霊夢はシンクに近寄って汚れ物を見つめた。バケツに足を突っ込んだかのようにびしょ濡れで、しかも臭い。霊夢は後ずさりして、魔理沙を見やった。 「ちゃんと取り出してランドリーバッグか何かに入れ…」 75
2014-05-14 19:55:23霊夢の声が途切れたのは、立ち上がった魔理沙がスカートを脱いでいたからである。魔理沙はとっくにTシャツもブレザーも脱ぎ捨てていたので、上半身に着ていたのはこれも白黒縞のレースのブラだけだった。 霊夢は無意識に見つめてしまった。何か言おうとしたが、口を開いても声が出ない。 76
2014-05-14 20:03:59スカートを脱ぎ捨てた他の服の上に無造作に放ると、魔理沙は霊夢に顔を向けて見つめた。 「はあ?このまま裏返しにして着ろってか?」 「は?」と鸚鵡返しの霊夢。一瞬どういう意味かわからなかったらしい。 「は?ってこっちのセリフだぜ」と魔理沙が苦笑する。 77
2014-05-14 20:17:31(#5 77までのあらすじ) 一日中街を這いずり回って汗だくの魔理沙はブーツを脱ぐにも一苦労。手伝った霊夢の目に飛び込んで来たのは、白黒ストライプの縞パン縞ブラ姿になった魔理沙…。
2014-05-15 20:33:32「ほら、お前も服を脱いじゃえよ。この風呂なら十人いっぺんにだって入れるぜ!」 向こうを向いた魔理沙があれこれと操作パネルをいじっているうちに、バスルームの中はあっという間にもうもうと立ち込める湯気でいっぱいになった。 78
2014-05-15 20:39:29霊夢にはありがたかった。半裸姿の魔理沙の姿が湯気で見えにくくなったとともに、魔理沙の目を気にせず服を脱ぐチャンスだったから。 霊夢は髪のリボンを外し、服の帯を解くと、扉の側に畳んで置いた。 79
2014-05-15 20:44:44サラシを解こうとした時、まず白黒の縞ブラと、次に白黒の縞パンが、湯気の中からシンクに向けて飛んできて、危うく霊夢に当たりそうなほどギリギリをかすめていった。 「魔理沙っ!」 湯気の向こうから魔理沙の声が聞こえた。 「ごめん霊夢」 80
2014-05-15 20:48:36その声に続いてドボンっと音がしたので、魔理沙が全身で一気に飛び込んだらしい。 「おーい、早く脱げよ。良い湯だぜっ!」 霊夢は再びサラシを解き始めた。シンクの端に掛かったブラとパンティを一瞥すると、霊夢は真っ赤になった。 81
2014-05-15 20:56:07エッチな下着!紫がいつもこんな下着を私に着せようと迫ってたっけ。若い娘がフンドシを締めるなんて似合わないわよ〜って言って。 確かに可愛い下着ではある。さっきチラッと盗み見てしまった、これを着た魔理沙の姿も可愛く見えた。サラシを解き終わると、両手に帯で巻き付けた袖。 82
2014-05-15 21:07:49胸が解放されるのはいい気分だが、サラシの跡が赤く残っていたのが憂鬱で、霊夢は両手でごしごしこすって跡を消そうとした。 あんな下着とは私には縁がないんだから。胸を綺麗に見せるとか言ったって、胸の谷間だって全然無いんだし。 83
2014-05-15 21:15:35その時湯気の向こうから熱くて泡だらけのお湯が飛んできて、霊夢の頬にかかった。 「ほら霊夢!そんな所で何やってるんだよ!」 霊夢は無言で素早くフンドシを脱いでしまうと、湯気の中を恐る恐る手探りで進み、ジャグジー風呂の冷たい金属の縁が膝と股に当たる感触に辿り着いた。 84
2014-05-15 21:21:05中で待っている人影を頼りに縁を跨いだ瞬間に、湯気の中から両手が伸びて霊夢を掴んだ。ハッと息を呑んで、熱い泡風呂に尻餅をついた霊夢に、魔理沙が大笑いしながらお湯をバシャバシャかけた。 「ちょっと、やめて!」と霊夢が叫んだ。 85
2014-05-15 21:28:27「ずいぶん長かったじゃないか。こんなところでストリップしたって、誰も見ちゃくれないぜ」 魔理沙はお湯かけ攻撃を止め、両肘を支えに仰向けになって、湯船の上に足を出した。 「なあ霊夢、訊いていい?」 「ん?」 86
2014-05-15 21:34:37熱いお湯に包まれて、疲れきった霊夢の体は既に眠りこんでしまいそうなほどにリラックスしていたので、気を張らないと目も開かないくらいだった。 ようやく目を開けると、そこにはほっそりした、つやつやと濡れた足が顔の前に突きつけられていた。 「足、まだ臭い?」 87
2014-05-15 21:43:35霊夢があたふたと後ずさると、魔理沙はドボンと前に飛び込んで、お湯かけ攻撃を再開した。やがて霊夢も観念し、逆襲を開始した。 泡のお湯が津波のようにジャグジー風呂の左右にと押し寄せ、二人は大はしゃぎして、最後には全身びしょ濡れでぐったりするまでお湯かけバトルに興じた。 88
2014-05-15 22:04:51