悪と敵と、自然災害

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

このことは勇者が善の場合でも同じだ。 勇者が善人という扱いになっているのもまた、その外側に立てば 「勇者とその周囲の人々にとって」魔王が敵であることになってるとするしかない。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

数の問題で説得力が無いように見えるだけだ。 どう考えても街ひとつつくらないザコ敵抱える魔王の軍勢たちは、人間のいる村や街で出現はしない。街の人たちと通じて冒険しながら、魔王を倒すのは、 日本のファンタジーCRPGが、根底に「悪」を少数派、マイノリティと扱ってるから。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

最初から「魔王」ポジションは、リソースとなる資源も能力も人材も主人公勢より少ない状態でお話が作られているのだ。 人畜無害で、戦闘能力がないとはいえ、その世界の「人々」つまり主人公をサポートする「人間」の数と資源は、つねに魔王のそれより多いのだ。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

んだから、さっきの話に説得力を持たせたけりゃ、魔王側のほうがリソースも人材も多い物語を作って仮定してみればくっきりする。つまり、寧ろ魔族が主流の世界で、人間たちが環境を汚染してくるので、そこから魔族の勇者が出てくる話を描けばいい。彼らにとっては、「彼らにとって」以前に、人間は悪だ

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

悪人退治の話は、「うまく言い訳を覆い隠した厄介払いの物語」である。 ようはそいつらにとって厄介だからふり払われたってだけの話になる。 でもそんなこといったらそれを退治する価値の意味が分からなくなるんで、解らない立場のもとでしか話が描かれないし、そうでなければならない。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そう考えてみたんだけども 日本は真面目に「悪∧敵」の作品を作れたことがあるんだろうか 多分ないんじゃないだろうか そして、それは恐らくだが歴史を背景にしてるトラウマ的な原因があるのではないか …つまり、「敵として倒すべき相手」に勝ったことが無い、寧ろ負けてきた、という歴史だ。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

でもそれ考えたら、それを実現してるのは特撮であり仮面ライダーでありプリキュアであり、セラムンでありヤッターマンでありゲッターであって つまりえてして子供の世界なんだよなあ

加世田貴史★タアアタ◇腹周り鍛えたい @shikatama69ta

@L_O_Nihilum 敵を発見することが敵の生産につながると　恐れを抱くようになったのは どこの国でもそうかも

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

悪∧非敵 敵∧非悪 悪∧敵 ①はアンパンマン ②はエヴァとかガンダム ③はレンジャーもんとか仮面ライダーとか でも仮面ライダーも石ノ森原作視点から見ると、じつは③ではなくて②構図なんだよなぁ…ライダーに改造されたのはショッカーの技術だし。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

@shikatama69ta その「敵」の発見を、外の国に対して行えないんだよ、日本って。日本は負けた国だから。少なくとも負けたと言うトラウマで結びついてるネガティブ民族だから。 すると、自国の「内」で敵をみつけてそれを「村八分」にする勧善懲悪が生まれるけど、その話を描けたのかな

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

誰かを村八分にしてしまう 大人が子供を　社会が少数派を そういう話をまっさきに描いたのが「エヴァ」だったりもするんだけど その問題って解かれてないんだ、って状況

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

この前のエルアナ考察でもした話だけども、 「Free」を日本人は理解できない Freeとは勝ち取った自由だから そんな自由は日本にはない 雁屋さえ自由に言論出来ない 美味しんぼが「言論統制」されている(実際にされてるのではなく、周囲にフキンシンの圧力によってそうさせられている)

加世田貴史★タアアタ◇腹周り鍛えたい @shikatama69ta

@L_O_Nihilum 敵を探すことは出来るが 発見することは難しい 敵の生産を望むようになると 国を二分し得るとおもうし 今すぐに 悪に敵役を負わせるられるほどの敵意を 作り出せるかにかかってそう

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

本当は出てくるべき言説、その立場の物語は描かれず、 必ずもっと抽象化された悪と敵の話だけ描かれる アニメの世界が比較的「日常的」で「健康」なのは そういう「描かない方がいい話題の話は描かない」アンチ・リアリズムの精神がそうさせているのかもしれない

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

@shikatama69ta 二分というか二分以上(それこそ”八分”…以上)されちゃってて。 そして皮肉なことに悪に敵役を負わせる…レベルまで彼らを「敵」にできないから、倒せない(なぜなら、同じ”日本住民”だから)。 殺せないから枠の外に出して置く。これを「村八分」と呼ぶ

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

んで、枠の外に出しておくと、こいつらがいつ力をつけて動き出すかわからないから、こいつらを「監視」しなけりゃいかんくなる。 「監視」されてる側も、してる側が何やってるか、この先どういう思想で行動するかが怪しくて国の中で安心できないから、自分たちも下から「監視」する。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

すると、お互いがお互いを「監視」し合う、出る杭を警戒してハンマー抱えたまんまの相互パノプティコン状態が成立する。 日本は、「言論統制」を、法律や国家の政策なしに、自分たちで勝手に行ってしまう｡ その過程で、「不謹慎」も生まれたんだと思うよ

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

でもまあ、そういう時、またそもそも「敵とか悪で考える」こと自体をしたくない、って方向に転ぶこともある いや、最終的にはそこを望み始める その時、善の中心を考えなくても、終わってない物語を描くならどうすりゃいーか

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

悪ではないが敵でもない、が、自分たちに降りかかるいやなもの。 それは「災害」であり「天災」だろう。自信雷火事洪水噴火親父(親父は入らない) 対抗しつつも愛する、という二重命題を問うお話はこれを使って作れそうだけど

加世田貴史★タアアタ◇腹周り鍛えたい @shikatama69ta

@L_O_Nihilum 好敵手の発見は割にできるけれど 敵意のレンズで集中しちゃあ煮えて死んじまう 敵意を跳ね返せるだけ対象が磨かれていなければ 敵意を返すことはできない 悪をピックアップして磨いてやらないなら　それは石ころに 八つ当たりしてるのと変わんないな

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

あ、じゃあ 悪かつ敵を探し出しました→ →敵を倒すべく戦ったりしました→ 被害拡大しました→ 戦力なくなってきました→ 論争が起りました→ 良く考えたら論争してる人らその「敵」でした→ 「敵」は敵ではなくて「災害」という現象でした→ 和解して愛して大団円 …て話は出来るだろうか

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

@shikatama69ta 村八つ当たりですか。いいね。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

なんで敵を磨かないか 敵が磨かれてより強くなって自分たちが壊れたらアカンからですね だから敵は必ず「馬鹿」でなければならないんです　自分たちより、資源も人材も能力も頭脳も ネトウヨネトウヨ言うけれど 根底のエートスで、他者を馬鹿にする・叩く・煽る文化の原因はそこよ＞RT

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

それはまさにマスコミのやってることを「知らず知らず模倣して」いるのです 見てる視聴者つまりお客の「意識が高い」とは言うが、「知識が高い」とは言わない それは客のレベル挙がってキテるのを恐れている証拠 客には「バカ」でいてほしい　それがマスコミの、メディアの願いなのです

加世田貴史★タアアタ◇腹周り鍛えたい @shikatama69ta

@L_O_Nihilum 石を磨くなら珠にもなるが 石をどけるのは道を作りたいからで 祀るか均すか　ただ石を割るために 火を焚くのは、神がかりにはなる よって鬼と神とはさほど差はない