そもそも自分たちで社会起業家ですよーって名乗るのはおかしい。起業の社会的価値は当然。メディアがその社会的必要性を理解して「社会起業家」というのはわからなくはないが、何を社会とよんでいるのか明確な基準が欲しい。何でこの基準でこの企業が入って、あの企業が入ってないのかよくある。
2010-02-21 01:11:31開発途上国の支援だって、国内産業を妨害しているかもしれない。そもそも社会構成員全員にとって、正しいアクションなんて存在しない。だからこそ、皆で決める必要があることは民主的プロセスを踏むし、一方で資本主義下では、生まれる事業の多様性で様々な社会ニーズを拾い上げている。
2010-02-21 01:17:51これ重要。事前に何が望ましいかを決めなくても市場がニーズを発見する。しかし市場をデザインする段階では望ましさの基準について合意が必要。RT @DaisukeYamazaki: 資本主義下では、生まれる事業の多様性で様々な社会ニーズを拾い上げている。
2010-02-21 01:22:12僕は、社会全般にとっての望ましさに関する基準=指標をつくることは可能だと考えている。それは、完璧でなくても、役立つものである程度の納得が得られるものであればいい RT @rionaoki 市場をデザインする段階で望ましさの基準について合意が必要 @DaisukeYamazaki:
2010-02-21 02:29:26はい。ただ、それは市場のなかで「経済性」として既に評価され対価を得ていると考えると、そこから零れ落ちる「社会性」は、生産者余剰の分配のされ方や外部性に着目する必要があるのかな、と考えています QT @rionaoki 基本的に社会余剰ないし消費者余剰を使うのが公共政策的な答え
2010-02-22 15:09:01@cloudgrabber 社会余剰が市場で評価されるとは限りません。それを担保するために制度を改善していく必要があり、そのためにはこぼれ落ちている部分を見つけていくことが重要だと思います。
2010-02-22 15:17:16@rionaoki その辺り、是非一度詳しくお話を伺いたいです。因みに、基本的な質問ですが、消費者余剰+生産者余剰=社会余剰という理解で良いですか?
2010-02-22 15:20:45@cloudgrabber はい、そうです。語彙レベルでの齟齬があると生産的な議論にならないので、その辺はそのうち広く説明したいですね。
2010-02-22 15:32:54@rionaoki 一応、公共政策で修士やっているので、全くの無知で許される訳ないんですが、完全に錆ついてるので、色々ご教示願いたいと思ってます。
2010-02-22 15:43:10@rionaoki 今「社会余剰」でぐぐったら、ウィキペディアに「消費者余剰、生産者余剰、政府の税収の合計」と。。税収は消費者余剰か生産者余剰の一部から出るのでは?と疑問
2010-02-22 15:43:39@cloudgrabber 税収は内部での移転です。課税で税収が上がると共に、消費者余剰・生産者余剰が下がり、死荷重損失が発生します。定義の話なのでどこから出たかという話ではありませんが、一定の税収を上げた時にどちらの余剰が大きく減少したかを考えることはできます。
2010-02-22 15:47:02@rionaoki 合点。ただ、新税導入ということでなく、現状をスナップショットで見ると、社会余剰を考えるにあたって、消費者余剰+生産者余剰にさらに税収を加算するのはダブルカウントになるという理解であってますか?
2010-02-22 15:52:57@rionaoki あっ、そうか!ん…でもそれを言ったら、消費者余剰とか生産者余剰も、他の場所で使うことができる気が。。乗数効果まで考えないと社会余剰は測れないという事なのかな?
2010-02-22 15:57:57@cloudgrabber おっと、それは鋭い。余剰を使った部分均衡分析では所得が増えることによって他の市場での消費者の行動が変わることは考慮しません。大抵の市場についてこの仮定は(実証的に見て)妥当ですが、注意する必要はあります。
2010-02-22 16:04:12@rionaoki しつこくて恐縮です。。「社会余剰が市場で評価されるとは限りません」というところを、もう少し詳しく教えていただきたいのですが。今はお忙しいようでしたら、またお時間のあるときにでも。
2010-02-22 16:10:51@rionaoki: ご教示深謝です。ということは、社会余剰の解釈として、「消費者余剰+生産者余剰」だけでなく、ウィキペディアの説明の通り税収を加算するのが正しいということですかね。
2010-02-22 16:11:10@cloudgrabber 外部性の話なんかがそうですね。例えば民間の警備会社が対価をもらって個人宅の警備をすることで地域の治安は上がりますが、その分の余剰を回収するのは難しいからです。
2010-02-22 16:29:19