経済の理想と現実 ~まおゆうの描写から~
@crowserpent あの物語はあくまでも現代に生きるわれわれが「近代」を描いたものなんですけど、我々はずっと「近代」を生きているしその先、「丘の向こう」などないと信じてる人や、むしろ「近代」に戻したいと考えてる人にとっては…
2013-01-12 22:44:20@crowserpent 「まおゆう」について追加記事を書いてみました。急いで書いたのでまだ不十分な点も多いと思いますが、御笑覧下さい。http://t.co/xSlrD5Hk
2013-01-13 12:49:46@crowserpent 「湖畔修道会」や「聖光会」の具体的な教義の中身が描かれてない、というのは確かになーと思ったものの、それ自体は資本主義の発展度合いとはあんまり関係ないと思う、というのが私の立場。
2013-01-13 18:28:12@crowserpent つまりはマックス・ウェーバーの考え方に否定的ってことなんだけど。もっとも、宗教の教義が全く無関係とまでは思わなくて、ウェーバーが言うほど積極的な意義があったとは思えないって話ね。
2013-01-13 18:31:17@crowserpent 「日本は他国に比べて『資本主義』、あるいは『民主主義』の度合で劣っている」という話は確かに耳にすることはあるけど、これは根拠のない印象論に過ぎないと思う。日本の今の民主主義にまつわる問題って他の先進国にも多かれ少なかれある問題がほとんどだし、(続く)
2013-01-13 18:34:30@crowserpent (続き)資本主義の度合いという論点はそもそも何を基準にしているのかもよく分からない。たとえば貯蓄率について言えば、日本は他の先進国に比べても高い部類に属する。
2013-01-13 18:45:25@crowserpent あとまぁ、イタリアやギリシャの財政問題はそもそものEUの枠組みの問題が大きいので、これらの国の国民が勤勉じゃないせいだとかって話にしちゃうのはちょっと可哀想じゃね?とか思ったりするんだけど、そこはまぁいいや。
2013-01-13 18:49:31@crowserpent 史実において近代資本主義化が最も速く進んだのはイギリスだけど、イングランド国教会なんかは教義としてはカトリックに近い。イギリスのピューリタン達が海を渡って建国したアメリカ合衆国は、イギリスよりもはるかに近代化が遅かった。
2013-01-13 19:06:03@crowserpent イギリスの場合は教義時代はカトリックに近いですけど、フランスっていう強力なカトリック国に対抗するために、自らはプロテスタントの国としてナショナリズムを構築していくんですけどね。
2013-01-13 19:08:00@crowserpent 難しいのは国教会は、保守派を除けば、そこまで宗教的にどうこうってのは前面に出ないんですよね。ただ、カトリックに対するプロテスタントっていうのを前に出さないと、スコットランドやウェイルズと連合出来ないという
2013-01-13 19:13:39@crowserpent プロテスタント発祥の地ドイツも、今でこそヨーロッパ経済の中心的存在ではあるけど、近代化した時期は英仏に比べてずっと遅い。カルヴァンの出身地スイスも同様。
2013-01-13 19:10:21@crowserpent ともかく、プロテスタンティズムないしカルヴァニズムの教義が資本主義の形成に不可欠だった、という議論は史実と照らし合わせると結構怪しい、ってことなのだ(もちろんこれだけで完全に反証できるわけじゃないけど)。
2013-01-13 19:18:53@crowserpent もちろん、世俗化したプロテスタンティズムがより労働倫理や自由主義的価値観の形成を後押ししたのは間違いと思うのですが、そういう運動を後押ししたのはむしろ少数派の非国教徒ですしね。後、やっぱり土地所有→投資(植民地含む)っていう不労所得の部分がでかいですよ
2013-01-13 19:23:12@LeicesterP 文字通りの「資本」形成ですねー。あと、農業革命に伴う労働力の確保も大きいかな(これは「まおゆう」でも描写されてますが)。
2013-01-13 19:28:25@crowserpent ですね、都市化の問題とセットになりますからね。後、宗教って観点でいえば、植民地拡大は経済的動機と宗教的動機が常にセットですから。東インド会社を例に出すまでもなく、ミッションと商人は常に表裏で、経済的な市場開拓と信者開拓はセットですしね
2013-01-13 19:35:39…ん、あれ?待てよ? 「まおゆう」は湖畔修道会の教義の中身を描写してないって話だったけど、考えてみるとそうでもないんじゃね? 確か湖畔修道会って、紅の学士を聖人に列してたよね?
2013-01-13 19:35:37@crowserpent 紅の学士(メイド姉)の演説って湖畔修道会が広めまくってるんだし、ほとんど湖畔修道会の教義の一部みたいなもんじゃね?という気がしてきた。w そうするとまた別の問題が発生しそうだけど(´∀`;)
2013-01-13 19:39:12@crowserpent まあ確かに、「民主主義」の度合いというのはそういう俗流論を根拠としたものに過ぎませんけどね。でも、「資本主義」に関しては経済学的にも、http://t.co/hrgNbE4W http://t.co/wWb3SSMUが成り立つと考えてますが。
2013-01-13 21:28:18@crowserpent むしろ私は「近代」自体が非プロテスタント国へのプロテスタンティズムへの押しつけ、それこそイエズス会同様の実質的な侵略・植民地化でしかなかったのではないかという批判の意を込めて書いたんですけどね。「同じ欧州」ですら無理があったからこそ崩壊した、と。
2013-01-13 22:02:14http://t.co/7JUYH1Bh http://t.co/fJRed9Ew うーん?? 生産者余剰と消費者余剰が常にバランスするってことは、イコール「不況が起こらない」ってことになりそうな気がするけど、あんまりきちんと考えてないので間違ってるかも。
2013-01-13 22:11:54@crowserpent あ、http://t.co/Lf9l6vCHを前においておかないと意味不明かもしれない。http://t.co/hrgNbE4W http://t.co/wWb3SSMU
2013-01-13 22:14:34https://t.co/rRWIcOI7 財やサービスの流動性が、市場を大きく非効率化するほど低いというのは何か変な気がするけど、詳しく突っ込めるほどの経済学の素養はないなぁ…。
2013-01-13 22:25:46