和合亮一氏の礫通信「逆海老試論」まとめ

和合亮一 @wago2828

逆海老試論テスト➀　「新潮」五月号誌掲載の、対談中における浅田彰氏の発言に呆然。浅田氏は、荒川洋治氏や絓 秀実氏らなどと同様。震災後の「詩の礫」などの一連の詩集を読んでなどおらず、不誠実な態度で鵜呑みに語る態度也。時代を画す評論家の物言いは、他も軒並みこのような態度であろう。

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②　高いテンションで、決めつけてしまう物言いについて、こちらには身に覚えのないことばかりである。これが時代を牽引してきた評論家の態度の一部始終であり、全てなのである。「廃炉詩篇」という詩集まで読んでから発言していただきたい。送って来ないから読まないという態度なのであろうか。

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➂浅田彰氏の決めつけの態度と、「美味しんぼ」の誌面と、若い詩人が2011年のある座談会において「福島の人間は全てすぐに避難するべきだ」としたり顔で言い放った空気は、私は直感だが、とても良く似ていると思われる。

和合亮一 @wago2828

④もう少し続けるとしよう。荒川洋治氏は、私は現代詩を書こうと思ったきっかけを与えてくれたほどの、敬愛する詩人である。彼は中原中也賞の選考会の席上で、選んでおきながら、ユリイカ誌における選評において「感想ゼロ」と言い放った。

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➄その後、荒川洋治氏とは関係を築いたことはない。ただ彼の書物は詩集からエッセイ集まで、ほとんど私は読んでいる。そのような一方的な関係で、私は良いと思ってきた。しかし震災後、あたかも現代詩人の代表者の顔で「詩の礫」についての言及を事あるごとに展開し始める。

和合亮一 @wago2828

⑥浅田氏にも荒川氏にもどうやら決定的に欠けているものは、詩を読む眼である。少しでも詩を読み続けてきた方であるのなら、「詩の礫」や「詩ノ黙礼」は、引き合いに出している「あいたみつを」(そもそもあいたさんに失礼だ…)のような直接的表現ばかりではないのは、すぐに分かるはずである。

和合亮一 @wago2828

⑦荒川洋治氏は確信犯的視点としか言いようがないであろう。そこに加えて私が呆然としたのは、「現代詩の読者は５０人いれば良い」という発言。これはあまりにもＩＱ高官的である。詩は現代詩人のものではない。

和合亮一 @wago2828

➇絓 秀実氏については論外である。誠実に相手と対峙して、相手を高めるということが批評のありかであろう。私の印象としては絓 秀実氏の評論家としての態度は論外中の論外。反論しようにも馬鹿馬鹿しくて腰に力が入らぬ。

和合亮一 @wago2828

➈浅田彰氏、詩の業界としては荒川洋治氏などのＩＱ高官を押し戴くようにして、日本人はどこへ船出しようというのだろうか。至極不安である。逆海老試論テスト　了

和合亮一 @wago2828

礫通信　「逆海老試論」とは、以前に書いていた評論の連作のタイトルです。あくまでもテスト版として書いてみました。ありがとうございました。

和合亮一 @wago2828

礫通信②　「ＩＱ高官」的な批判を中心に、冷静に誠実に、折に触れて反論を重ねていきたいと思っています。ありがとうございました。