判決フォント

早川いくをさんの連続ツイートまとめ。
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早川いくを(著作家・デザイナー) @phagetypet40

大飯原発差し止め判決。「大地震がこないという根拠のない楽観的見通し」という判決理由は、まあ当たり前という他はないが、「満たされた安全基準」というような話を信仰心のように仰いでいる人には、判決文さえも馬の耳に念仏なのだろう。

2014-05-22 19:28:37
早川いくを(著作家・デザイナー) @phagetypet40

しかしそんな事より、例の「判決フォント」問題だ。私もデザイナーのはしくれなのでフォントにはそれなりの関心を払っていたつもりだが、今回はやられた感で一杯だ。 pic.twitter.com/BP6i6LHqyy

2014-05-22 19:29:26
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早川いくを(著作家・デザイナー) @phagetypet40

市民団体とかの主張は、お説ごもっともだがその表現がどうにもダサい、ダサ過ぎる!と、常日頃感じていたが、ここに来てあの判決フォント。あの野暮臭さぷんぷんの創英角POP体を、こんな風に鮮やかに使いこなすとは、足下をすくわれた気分だ。

2014-05-22 19:30:17
早川いくを(著作家・デザイナー) @phagetypet40

そういう訳で、今回は露骨に便乗してみたい。判決フォントを色々試して、その効果を検証してみた。

2014-05-22 19:31:10
早川いくを(著作家・デザイナー) @phagetypet40

書体①「ららぽっぷ」。「差し止め認めるじょ〜」「司法は生きていたんだお?」などと勝手に語尾を幼児ぽくしたくなる。これで「不当判決」と出したら「いやでちゅ!」と返したくなる。 pic.twitter.com/I5VAxhGwJ9

2014-05-22 19:32:12
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早川いくを(著作家・デザイナー) @phagetypet40

書体②「勘亭流」。歌舞伎の演目感が漂う。大向こうから「いよッ裁判長!」「控訴棄却!」などのかけ声がかかりそうだ。 pic.twitter.com/Vlz8y3mIqm

2014-05-22 19:33:05
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早川いくを(著作家・デザイナー) @phagetypet40

書体③「痩金体」。控えめ過ぎて、勝訴だというのに盛り下がってしまいそうだ。「原発差し止めなどと大それた事をしてしまい、誠に申し訳ございません」というような、控えめな気持ちになってくる。 pic.twitter.com/XGBTknlY83

2014-05-22 19:34:12
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早川いくを(著作家・デザイナー) @phagetypet40

書体④「プリティー桃」。和風居酒屋のお品書き以外に一体どう使うのか見当もつかない書体だったが、判決文にするとこんなに個性的!狙いがさっぱりわからないところがまた魅力。 pic.twitter.com/Uk95aUst9n

2014-05-22 19:35:30
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早川いくを(著作家・デザイナー) @phagetypet40

今回の事で、フォントの重要性を改めて思い知った次第だ。私も気を引き締め、これから思ってもいない局面でフォントを鮮やかに使いこなす事を心がけたいと思う。まずは身の回りから、自治会の議事録の書体をららぽっぷで‥‥。

2014-05-22 19:37:06