【ラブライブ!2期】7話感想まとめ。―人間だから、おなかは空くしミスもする

アニメ2期を観た私感をまとめております。後々覆される点もたくさんあると思いますが、放送当時にしか抱けない感想を大事にしたいと思います。みなさんの振り返りの糧になれば幸いです。 ・「体重」という等身大のモチーフ ・変わらないアイドル、変わってしまう私 ・ことりと海未の「アメとムチ」 続きを読む
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momorin @momorin_cloverZ

穂乃果が予算会議で発揮したのは、μ'sのセンターではなく、音ノ木坂学院のセンターとしてのアイドル性でした。予算は下がって大変だけど、みんな廃校を免れたばかりの苦境を乗り越える学院生、という主体性を共有させたわけです。#lovelive pic.twitter.com/OtRxApgY9D

2014-05-24 23:45:07
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momorin @momorin_cloverZ

穂乃果たちの請願には「人間であること」という今回の主題を見出せると思います。人間だからミスをすることもあるけれど、学院を背負って精一杯やっていく。そんな真っ直ぐな「人間宣言」は、アイドル性によって皆に承認されました。#lovelive pic.twitter.com/h3JYGEyjG8

2014-05-24 23:50:12
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花陽が「それで予算通っちゃったのぉ!?」と驚くように、あっという間のとんでもない瞬殺可決でした。はじめはミスを糾弾され得る逆境の立場だったのに、アイドル性の力で場を押し切り、見事に可決へとひっくり返したわけです。#lovelive pic.twitter.com/tRkldO1ipp

2014-05-24 23:53:33
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会議では参加者のうち唯一3年生だったにこの役割も大きかったと思います。先輩としての場の牽引力の強さを生かし、決議に持ち込むタイミングを上手く導きました。穂乃果たちとの、場を支配するアイドル性タッグだったと思います。#lovelive pic.twitter.com/PXFf4ELPai

2014-05-24 23:56:00
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こうして予算会議は、仲間とともに逆境を乗り越えていくときに目覚める穂乃果の本気のアイドルのリーダーによって、場をアイドル性で支配し、何とか乗り切ることができました。そしてダイエット問題にも、驚くべき結果が訪れます。#lovelive pic.twitter.com/lRBfHLpWOh

2014-05-25 00:03:18
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穂乃果の体重が元に戻った意味―本気のアイドルでいられる条件

momorin @momorin_cloverZ

ダイエットのことを尋ねる海未に対して、穂乃果が衝撃的な事実を口にします。「さっき量ったら戻ってたの!」。3人で一生懸命頑張ってたら食べるのを忘れた、と説明しますが、あれだけ減らなかった体重が減ったことは驚きです。#lovelive http://t.co/XXQHJT3Uan

2014-05-25 00:09:22
momorin @momorin_cloverZ

穂乃果の体重が元に戻った意味を邪推します。それはおそらく、個人的なダイエットという身体性の問題にはアイドルのリーダーとしての本気の覚悟を見出せなかった穂乃果が、本気のアイドルでいられるようになったからだと思います。#lovelive pic.twitter.com/se1jRAFjIO

2014-05-25 00:13:30
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仲間とともに逆境に立ち、信頼を受けて壁に立ち向かうときに、穂乃果は本気のアイドルでいられる。今回の生徒会がその条件を満たしました。そして、6話で結論付けた不変性の象徴たるアイドルでいることの体現として、変わらない「そのまま」の体重に戻ったのではないでしょうか。#lovelive

2014-05-25 00:18:59
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真姫が「3人信頼し合ってるんだなぁって」とことりに語りかけます。仲間に信頼されてこそ、穂乃果は本気のアイドルのリーダーでいられる。予算は可決されるし、体重も元に戻る。そのときの一番の仲間は、やはりことりと海未でした。#lovelive pic.twitter.com/SoIINO9l9J

2014-05-25 00:23:23
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ことりが語ります。「お互い良い所も悪い所も言い合って、ちょっとずつ成長できてるんだと思う」。思春期は、人間は、成長し変わっていくことを避けられない。「人間」である以上、絶対に変化してしまうこともまた事実だと思います。#lovelive pic.twitter.com/XgAdbHqKJf

2014-05-25 00:29:44
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人間は「今のまま」でなんていられない?―6話との対照性

momorin @momorin_cloverZ

第7話は内容が軽いエピソード回だと受けとった方が多かったと思います。それは、6話とは対照的に、極めて明快な「身体性」「人間であること」という等身大な主題が描かれたために、すっと腑に落ちる物語だったからだと思います。それは明確に意図された対比だったと感じています。#lovelive

2014-05-25 00:35:20
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前回6話では、インパクト・新しさ・信念といった目に見えないモノがモチーフに据えられ、その差異が複雑に絡み合いながら「今のままでいい」という不変性の結論が導かれました。そこにはある種の語りにくさがあったと感じています。#lovelive pic.twitter.com/Nalc2JymCl

2014-05-25 00:38:20
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7話では、体重・食欲といった身体性やヒューマンエラーなどの目に見えるモチーフを据え、簡単には不変でいられない「人間であること」を主題とすることで、6話の結論への柔らかな問題提起を明快に描き出す意図があったと思います。#lovelive pic.twitter.com/omHKkrM3jv

2014-05-25 00:43:22
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7話は、6話に疑念を投げかけながら補完するような回だったと思っています。「今のままでいい」という論理を、穂乃果という身体を持って検証するとともに、実は変わらずにはいられない「人間」なのだということを、極限までわかりやすくて柔らかいモチーフを通して描き出しました。#lovelive

2014-05-25 00:47:17

希の表情の先に―先輩としての一番の葛藤

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無事予算会議を乗り切った穂乃果たちを見て、希は「大丈夫そうやね」と語ります。アイドル性で学院を引っ張っていくスタイルは、実務を抜け目なく完璧にこなしてきた絵里と希の頃とはまったく異なる生徒会の姿になることでしょう。#lovelive pic.twitter.com/4LnsfYkJfF

2014-05-25 00:50:12
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やってくる終わりを象徴するように、晩秋を思わせる枯葉が舞うなか、希は物憂げな表情を見せます。先ほどは絵里を諭した希もまた、まもなく青春の終わりを迎えます。今まで自身の表情をあまり見せてこなかった希の、印象的な姿です。#lovelive pic.twitter.com/KsctVY3F55

2014-05-25 00:55:12
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絵里と希が見つめる先には、2期OPでも卒業式をモチーフにしたステージが描かれた、体育館が。卒業を見据え、近づく青春の終わりを見据え、学院を背負ってきた2人の3年生の胸の内にはどんな想いが込み上げているのでしょうか。#lovelive pic.twitter.com/gbhKknBeS9

2014-05-25 01:01:28
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希の表情に気付いた絵里は「今日もパフェ食べに行く?」と語りかけます。先ほどは気丈に希が絵里を諭した構図が、反転して描かれます。後輩にすべてを託して去っていく先輩の葛藤には、後輩への信頼と心配以外に、もう1つあります。#lovelive pic.twitter.com/oQpao9XpPI

2014-05-25 01:05:10
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先輩としての一番の葛藤。それは後輩への信頼でも心配でもなく、自分自身の「寂しさ」でしょう。これまですべてを捧げてきたこの場所の終焉が近づいている。そこには、まだ未来が拓けている後輩への憧憬の念もあるのかもしれません。#lovelive pic.twitter.com/nvQNtUxzOI

2014-05-25 01:09:13
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うちの望み、わたしの望み、私の希

momorin @momorin_cloverZ

次回は、これまで絵里の「やりたいこと」を望み、みんなの幸せを望み、ずっと誰かを支えることを望んできた希の、胸の内に秘める自分自身のための「望み」が明かされるのかもしれません。まさに誰もが望んでいた回かもしれません。#lovelive pic.twitter.com/2I5rOjn4Nd

2014-05-25 01:12:17
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「私の望み」というタイトル。希の普段の一人称は「うち」です。標準語の一人称には、希の素直な本心の言葉が語られる予感を抱きます。過去を省みて、いまを確かめる4・5話のような「わたし」の内面の描写に回帰するのでしょうか。#lovelive pic.twitter.com/i80d4Ph3zY

2014-05-25 01:15:20
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