寮美千子講演＠名古屋　報告

寮美千子 @ryomichico

きょうは、名古屋で講演。特別支援学校の教員とＰＴＡの方々に、『空が青いから白をえらんだのです　奈良少年刑務所詩集』 amzn.to/soragab のお話。奈良から名古屋直行バスで日帰り一人旅。名古屋での地下鉄乗り換えがむずかしそう。がんばろう！

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名古屋より帰還。名古屋駅での地下鉄での乗り換えは、予想通り難儀した。販売用の文庫本50冊持参して重いスーツケースを持っていたのだが、エレベーターやエスカレーターが見つからない。結局担いで階段を下りた。百人の会だったが、全部売れたので帰りは軽くてほっとした　@ryomichico

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名古屋への往復のバスのなかで、ひこ・田中さん（@hicotanaka）の新作『メランコリー・サガ 』amazon.co.jp/exec/obidos/AS…　を読了。 都会のどまんなかのタワーマンションに住む子どもが主人公のふしぎなテイストの物語。感想はのちほど詳しく@ryomichico

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特別支援学校の先生とＰＴＡの方々への講演、みなさんご苦労なさっているから、打てば響くよう。100名の講演会で文庫本50冊も売れた。担いでいった甲斐があった『空が青いから白をえらんだのです　奈良少年刑務所詩集』amzn.to/soragab　@ryomichico

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「少年刑務所の子たちは、愛に飢えていたんでしょう。先生たちの授業は『きれいな水』だと思いました。彼らは、渇いたスポンジのようにその水を吸い取ったんでしょう。外に出て泥水をかぶっても大丈夫なくらい、きれいな水を充分に吸ってほしい」という感想をいただいた @ryomichico

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「インクルーディング」健常者と障害者が共生する社会が求められている。障害児が月に一度、地域の学校に通うことも推進されているが、実際にはむずかしいとのこと。小学校まではできるけれど、中学、高校に行くと、本人も、周囲の視線がきついと感じるらしい。@ryomichico

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障害児の兄弟が「お兄ちゃんを学校に連れてこないで」ということもあるという。学校の友だちにいろいろ言われるからだそうだ。家ではやさしい弟でも、外の目が痛くてそんな発言になってしまう。 @ryomichico

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障害児を、健常児の中にポンと投げ込むだけではなくて、健常児が障害児のところへ来てくれるようなプログラムもあったらいいと思った。介助ボランティアや遊びの相手などをしてもらううちに、きっと理解が深まるだろう。@ryomichico

寮美千子 @ryomichico

「どうして受刑者たちの気持ちが、そんなにわかるんですか」と聞かれた。わたしも最初はわからなかった。触れあううちに、彼らの心が見えてきた。障害者も同じだと思う、触れあう機会がなければ、理解は進まないだろう。 　@ryomichico

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加害者というのは、他者を傷つけているだけではなく、そのことで結局は自分をひどく傷つけているのだと思う。そこをケアして混沌とした心を言葉にしていかないと、反省にもたどり着けない。奈良少年刑務所の「社会性涵養プログラム」は、その心の傷を開放していくプロセスかもしれない。

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刑務所の高い壁は、悪いことをした人を懲らしめるために閉じ込めておくための壁だと思っていた。しかし、授業をして受刑者と触れあううちに、あれは、世の中の荒波や泥水から彼らを守り、クリーンな環境で荒れた心を癒やし立ち直ってもらうための防波堤に思えてきた @ryomichico