【宮武外骨】 電子復刻事始~奇態流行史の作り方 【廢姓外骨】
宮武外骨はなんかとにかく、圏点を多用する人で、「協調したい」「分かって欲しい」「魂がここに注目しろと言っている」というようなところに気分で点を打つんですよ……。 livedoor.blogimg.jp/takenoko_shobo… で、これらは全部、目視+手作業で入れていきます。
2014-05-30 05:00:21「こんなもんOCRで自動化できるだろ」と思ってるかもしれないけど、それが圏点なのかルビなのかゴミなのか部首なのかってのは、今のOCRソフトにはまだ判別できないんですよ。なので自動化も不能。全て人力。 当然ながら、人力でやるとヒューマンエラー、見落としが必ず出る。
2014-05-30 05:01:31電子復刻事始 その5-7■図版抽出と図版指定
電子復刻事始 その5-7■図版抽出と図版指定 blog.livedoor.jp/takenoko_shobo… 奇態流行史は挿画が120点くらいありました。外骨は200点くらい入れるつもりだったらしいです。勘弁しろ。 livedoor.blogimg.jp/takenoko_shobo…
2014-05-30 05:03:06これをマスターのスキャンデータから一点一点切りだし。自動化はできませんので、人力です<◎><◎> 以前は挿画のファイルサイズは1点127kb制限があったんだけど、この春から1点5MBまでokになりました。
2014-05-30 05:04:43電子復刻事始 その5-8■文字校正とコンバートと表紙作成
で、後は、テキストの整形、それと、挿画が入った場合の挿画の位置に関する注意書きを本文に追加します。 原本では「上図」とか「下図」とか「右図」とか書いてあるんだけど、電子版では上とか下に来るとは限らないので、それに関する注意書きを追加しないとなりません(^^;)
2014-05-30 05:06:27で、青空文庫タグを入れたテキストファイルを、ePub/mobiにコンバートして、実機で表示テスト。Paperwhiteを使ってテストをします。タグ表記上のエラー(閉じ忘れとか)がないかどうかをチェックした後、ここで再び校正。 校正は何度やってもやりすぎはない。
2014-05-30 05:09:12最後に表紙を作成。 bit.ly/1nDpcbE 奇態流行史は表紙がシンプルなのであまり弄りたくないんだけど、Kindleの規約変更によって「表紙に入ってない文字列は、タイトルに付けられない」ということになりました。これも今年の春から。
2014-05-30 05:11:03「奇態流行史」というタイトルだけではどんな本だからわかりにくいので、煽りというかサブタイトルを付けたい。ところが、サブタイトルは必ず表紙に載ってないといけないわけですね。なので、サブタイトルを入れた表紙をデザインしなおしました。 bit.ly/1nDpcbE
2014-05-30 05:12:05電子復刻事始 その5-9■リリース手続き
後は、アップするだけ。 なんだけど、今回はなんか最後の最後でちょっとトラブッた。 宮武外骨は奇態流行史を出してた時期だけ、「廢姓外骨」を名乗ってたんですよね。「俺に苗字はねえ!」みたいな。たぶんなんかのレジストでw
2014-05-30 05:12:59四刷りの頃には元に戻ってたせいか、奥付の発行者名は「宮武外骨」になってるんだけど、著者名として申請した「廢姓外骨」と「宮武外骨」を併記したもんだから、Amazonから「別人か?」というか、「全ての著者の死没年を報せろ」という問合せが。
2014-05-30 05:14:25廢姓外骨でぐぐると、「宮武外骨の別名」というのは出てはくるんだけど、wikipediaの宮武外骨の項にはノートのほうに注記があるのみで本体のほうに「廢姓外骨」に関する記述がないんですね。それもあって「どゆこと?」「双方が一致した理由を知らせてくれないと出さないよ?」と脅しが(ry
2014-05-30 05:15:59結局、原本の奥付のスキャンデータと、国立国会図書館近代デジタルライブラリーの該当項目へのURLを提出して、無事リリースの運びになりました。 このとき、「併記著者が生存している場合、出版に関する権利を保有していることの証明書類を提出しろ」ってあって。
2014-05-30 05:17:22解説を執筆した著者は僕なわけなんだけど、僕が僕であることを書類で証明するって意外と難しかった。結局、住所記載のある免許証のコピーと竹書房からの支払報告書の一部の写しを添えて「本人です!」と……。これ、著者が職業作家でなかった場合はどうやって証明すんだろ……。
2014-05-30 05:18:50で……ようやく昨日リリースになりましたよ、と。 苦労して作っております。4000円もした本が580円です。リーズナブルでお求めやすいです。 奇態流行史をよろしくね。 amzn.to/1mH2I8G bit.ly/1nDpcbE
2014-05-30 05:21:36最後にもう一度w
……本の名前は「奇態流行史」。 底本は4000円、絶版の復刊本でも2400円。 竹の子書房では、580円の電子書籍で復刻しました。 amzn.to/1mH2I8G bit.ly/1nDpcbE (ステマ)
2014-05-30 03:49:21「本の内容が良くても、解説を書いたのが加藤AZUKIだからあの本はクソ!」 という人が出たら、残念でなりません(`・ω・´) amzn.to/1mH2I8G bit.ly/1nDpcbE
2014-05-30 03:50:38