協力か?依存か?日米関係の俯瞰図(2010.11.5)

笹川平和財団・イーストウェストセンター共催セミナー 「Japan Matters for America / America Matters for Japan」 日時:2010年11月5日(金)16:00~18:00 場所:日本財団ビル 続きを読む
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津田大介 @tsuda

オロス「日米関係は単なる軍事同盟ではない。貿易や文化面での交流も深い。150年以上両国の人間はお互いの国に住んできた。日本に住む米国人は、経済や安全保障の勉強をしたいから日本にいるわけではない。普通に日本が好きで日本に住んでいる米国人もたくさんいる」 #spfseminar

2010-11-05 16:54:53
津田大介 @tsuda

オロス「とはいえ日米関係に新しいコミットメントを作る必要がある。関係にカツを入れ直す時期ではないかと思う。留学生を贈るジェットプログラムは日米でもっとも成功しているイニシアチブの一つ。日本の民主党がこれを仕分けしようとしているのを聞いて非常に驚いた」 #spfseminar

2010-11-05 16:57:23
津田大介 @tsuda

オロス「人と人との交流。ジェットプログラムだけでなく、ライオンズクラブなどもそう。私はライオンズクラブがきっかけで一夏日本で過ごした。日本に来ていろいろな人と会って自分と似た人が非常に多いと思った。その経験がなければ今日本の研究を大学でしていない」 #spfseminar

2010-11-05 16:58:47
津田大介 @tsuda

渡辺「リメイェさんに質問。日本にいると『米国においては日本の関心が低くなっていて中国が関心を集めてる。ワシントンでも知日派が少なくなっている』という報道をよく見る。それは実際どうなのか。気にしすぎなのか?」 #spfseminar

2010-11-05 17:03:02
津田大介 @tsuda

オロス「日本と米国は共通の関心事項がたくさんある。国際社会における日本の役割が減少しているのは残念。日米が協力して何ができるか。APECのバトンが日本から米国に渡されるのは良いきっかけ。長期的に両国の関係が良好になっていくことを望みます」 #spfseminar

2010-11-05 17:01:48
津田大介 @tsuda

リメイェ「日本の専門家が減っているということはないと思う。心配しすぎという点でいうと、説得力のあるストーリーが今の両国には存在しない。両国の関係が漂流している。すべての関係にはストーリーがあってそれは変化していくもの」 #spfseminar

2010-11-05 17:04:34
津田大介 @tsuda

リメイェ「政策という側面でも、知的な側面でもストーリーラインの構築に取り組むべき。両国の共通の価値観や日米同盟は重要であるが、それが全部足された形で変化する21世紀型のストーリーラインがない」 #spfseminar

2010-11-05 17:05:35
津田大介 @tsuda

リメイェ「お互いの国に、過剰な悲観主義がある。様々な問題や懸念があるのは事実だが、解決不可能な根本的な問題はない。実際に両国はそうした問題について取り組んで解決してきた」 #spfseminar

2010-11-05 17:06:41
津田大介 @tsuda

リメイェ「心配する必要がないと思うのは日米同盟。これがなくなるという心配をする必要はないだろう。もう1つは米国のアジア太平洋地域に対するコミットメント。プレゼンスの形は変わるかもしれないが関心を米国が失うことはない。この地域への関心はむしろ拡大している」 #spfseminar

2010-11-05 17:07:57
津田大介 @tsuda

渡辺「リメイェさんの話にあった過剰な悲観主義(EMP)について。私も典型的なEMPだが、最近の米国見てると米国も内向きになってるんじゃという印象を受ける。毛受さんが行ってる国際交流の中でそういう内向き傾向についてはどう思うか?」 #spfseminar

2010-11-05 17:09:01
津田大介 @tsuda

毛受「内向き傾向は確かに気にするべき問題。留学生の数でいえば、日本から米国に行く留学生の数が減ってきている。民間の留学斡旋事業者も経営が苦しい。昨今の経済事情に加えて子どもたち自身が海外に対する関心を失ってきているから」 #spfseminar

2010-11-05 17:10:45
津田大介 @tsuda

毛受「日本人が疲れて好奇心を失っている。ガラパゴス化と言われる昨今だが、世界から日本が取り残されている状況はあるように思う」 #spfseminar

2010-11-05 17:14:20
津田大介 @tsuda

渡辺「日本では最近中国脅威論が非常に強くなってきている。米中関係にも詳しいオロスさんから見て、中国の存在感についてどう思うか。日本人が気にすべきポイントなどは?」 #spfseminar

2010-11-05 17:15:19
津田大介 @tsuda

オロス「現在日中関係に対しては悲観主義が多い。しかし、日本は米国よりも中国と多く貿易しているし、文化交流でいえば米国よりも遙か古くから中国と関係を持ってきている。日米関係も日中関係もグローバルに考えなければならない」 #spfseminar

2010-11-05 17:17:02
津田大介 @tsuda

オロス「もちろん課題はある。価値観を共有できない政府と関係を結ぶというのは難しい。日米政府は価値観を共有できているが、日中はできていない。短期的に国益を損なうことになっても日本は中国に対してきちんと主張すべきことを主張していくべきだと思う」 #spfseminar

2010-11-05 17:18:23
津田大介 @tsuda

オロス「中国は日本を軽視している。グローバルな地位において日本は重要なプレーヤーではなくなったと考える人間も多い。しかし、実際はそうではない。その認識を改めさせるためにも日本は中国に対してきちんと意見を言っていくべきだと思う」 #spfseminar

2010-11-05 17:19:47
津田大介 @tsuda

リメイェ「日米関係をどのように運用していくか。2つポイントがある。1つは日米関係は特殊効果、特別な関係であるとみなされていたこと。非常に緊密かつ重要な関係。それがアジアのトレンドなどから切り離されてしまう原因になっていた」 #spfseminar

2010-11-05 17:22:09
津田大介 @tsuda

毛受「日本人の内向き傾向をどう米国との関係改善につなげていくか。歴史の古い姉妹都市など、地域間の草の根的なつながりを使うというやり方があるだろう。地域ぐるみでの付き合いで若い内から人材の交流をする。そういう交流をするときに実はITが使われていない」 #spfseminar

2010-11-05 17:27:14
津田大介 @tsuda

毛受「姉妹都市の国際交流も長年同じやり方で形骸化している。Skypeを使って交流するなど、若い人たちにも興味を持たれるようなプログラムを作って、若い人の交流を活性化させていくプログラム作りが重要」 #spfseminar

2010-11-05 17:28:18
津田大介 @tsuda

オロス「日米両国とも多様な国。知的な交流や人的な交流を様々な地域でやるとなると、相当手間がかかる。こういう交流は環境を維持するためのコストと考える人がいるが、そうではなくお互いの創造性を高め、イノベーションを呼び起こすもの」 #spfseminar

2010-11-05 17:30:32
津田大介 @tsuda

渡辺「日本では米国中間選挙で話題になったティーパーティーが注目されてる。彼らの外交政策がどうなのかはよくわからないが、ティーパーティーも含めた勢力が伸びることで日米関係はどう変わっていくと思うか?」 #spfseminar

2010-11-05 17:33:22
津田大介 @tsuda

渡辺「もう1つの質問。内向き傾向があるティーパーティーの人たちに今回作られた見取り図のパンフレットの持つ意味を伝えていくことは重要だと思うが、この点についての意見を聞かせて欲しい」 #spfseminar

2010-11-05 17:34:23
津田大介 @tsuda

オロス「現在米国では70人くらいの新人の共和党議員がいる。そういう人たちへのアウトリーチが重要。具体的な政策でいえば、議会の多数派が変わったことで日米関係が大きく変わることはないだろうが気候変動問題など細かい部分で変わる。FTAは改善する可能性あるのでは」 #spfseminar

2010-11-05 17:36:49
津田大介 @tsuda

リメイェ「我々のアウトリーチ計画。見取図の1ページサマリーを各州の議員に配るといったことをしている。」 #spfseminar

2010-11-05 17:40:17
津田大介 @tsuda

渡辺「普天間問題など、日米関係は微妙になってるが、姉妹都市交流で貢献できることはあるのか」 #spfseminar

2010-11-05 17:40:53