青猫堂との会話001

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シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 「失礼、どなたかいらっしゃるかしら?」髪、肌、服。その全てを白に彩られた少女が自身の執事を連れて恐る恐る屋敷の扉を開いた。

2014-06-02 21:49:04
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「・・・・・、え、あ。あぁ、客か?」塔の最下階の踊り場で掃き掃除をしていた男は、相手の真っ白な姿に一瞬驚いたが戸惑いつつも尋ねて。

2014-06-02 23:29:00
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 「ええ、多分ね!知りたいことを何でも教えてもらえると聞いたのだけど、本当かしら?」人の姿を見とめるとほっとしたのか笑顔で駆け寄り。

2014-06-03 08:16:34
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「なんでも・・・・ね、そりゃ払える対価によるんじゃねぇか? 俺は店主じゃねぇがアイツ曰くここは金がありゃあいいって所じゃない。客の知識が通貨になって、それと同等の価値がある情報しかくれねぇんだと」男は後頭部をかきつつも答え「でも、アンタ多分客扱いされねぇぞ」

2014-06-03 10:45:21
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 「へぇ、対価ねぇ。その知識の価値は誰が決めるのかしら。ここの店主さんにとって重要かどうか?それとも払う人にとって(小首を傾げながら)?…あら、どうしてかしら?」

2014-06-03 10:55:40
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「両方だな。具体例なら人攫いが人を攫いやすい場所を得る代わりに、自分達が“狩り”を絶対にできない場所を教えたりなんかだ」どうしてとの問いには過去の事に対し溜め息混じりに答え「女嫌いなんだよ。無理に店に入った女もいたが大概酷い目に合う」

2014-06-03 11:44:20
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 「そう…じゃあわたしじゃあ対した知識はもらえそうにないわね(肩を竦めながら)。ここで支払った知識は、他の誰かが欲しがった時に売られたりするのかしら?…性別なんかで人を判断するなんて、店主さまは大した御身分なのね。気に入らないわ」

2014-06-03 12:11:08
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「アイツが教えていいと判断すりゃあな。そうそう広められない情報なんかは提供した奴に許可を求める時もあったぞ」話していて分かったが、相手は真っ白な容姿とは違いかなりお転婆な性格らしい。最後の言葉には呆れた顔をして「・・それ本人にもし会ったとしても言うなよ・・」

2014-06-03 12:14:40
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 「そう…わかったわ。ご忠告どうもありがとう、使用人さん。だけど、それはわたしが決めることよ(ふん、と腰に手をあて大きく胸を張り)!店主さまにお会いできるかしら?」

2014-06-03 12:16:45
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 この相手のタイプは店主にとってかなり嫌うタイプではないだろうか。腰に手を当てる姿についと螺旋階段の上の方を見上げてはふるふると首を左右にふり「無理だな。つか、こうして俺がここにいんのもアンタみたいなのを諦めさせる為だ。ついでに問題が起きた時に片つけんのもな」

2014-06-03 12:19:47
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 「(男の視線を辿るように階段の先を見据え)…そう、そこにいるのね?(大きく息を吸い込み)ちょっと!!!お客様の御来店よ!!!!店主がお出迎えはおろか顔も出さないなんてどういう育ち方したの…むぐっ!?」突然の大声に、控えていた執事が慌てて主人の口を塞いだ

2014-06-03 12:24:48
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「うわ・・! ちょ、何してんだアンタ!」いきなり上へ向かって声を上げた相手に顔を苛立ちに歪めれば叱責するが——・・・   「喧しい。成り損ないの雌はこれだから嫌だ」 頭上から幼い声音に渋い口調のそれが聞こえ、上から少女に向けて大量の泥水が振って来た。

2014-06-03 12:43:56
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 声が聞こえた瞬間、執事の少年が人間とは思えない速さで自身の主人を抱き上げ後ろに下がった。先程まで立っていた床に泥水が跳ねる。「ちょっと、なにするのよぉお!!お洋服が汚れたらクリーニング代請求するわよ!…と、漸く顔が見られたわね!(今度はにこりと笑い)」

2014-06-03 12:54:07
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「おや残念、少しは見られる姿になれるかと思ったのにな」床に泥水が大きく跳ねるのに男は頭を抱えるが、そんな物に構わず涼しい声が降りる。上階から姿を現した小柄な人物は下の二人を見下ろす。片手にはバケツを持っていた。 「やぁ少年。附子の家畜が主人なんて大変だねぇ」

2014-06-03 13:00:04
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 『ブスかどうかはさておき大変なのはその通りです(盛大にため息をつき)』「ちょっと、さておかないで否定しなさいよ。…いけすかないわね。他人の身目や性別に拘るのはあなた自身のコンプレックスなのかしら?わたしはあなたと話がしたいだけなのだけど?」

2014-06-03 13:05:46
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「あぁ、それはお気の毒だ。心中お察しするよ」溜め息をつく少年にくすくすと楽しそうに笑いながら答えるが、「それで、少年はどんな用事でここに来たのかな?」空気のように、少女を無視する。

2014-06-03 13:11:44
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 「ちょっ…むぐ!?『主人はシャオイー、ぼくは執事のクリスと申します。主人はあなたの持つ知識をお借りしたく伺いました。ぼくの願いはひとつです。どうか主人の話だけでも聞いていただけないでしょうか?」少女の口を塞ぎ黙らせた執事が困ったように店主に笑いかけ

2014-06-03 13:17:43
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「・・・君は利口な子だね。そこのよりずっと賢い」 少年の発言に目を細め、店主はふむと唇に指先を当て考える素振りを見せる 「良いだろう、君をとても気に入った。特別だよ? ただしその雌がこの長い螺旋階段を登りきれないと駄目だがね。少年は手を貸してはいけないよ」

2014-06-03 13:24:53
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 『ありがとうございます。どうか、先ほどのような手荒な真似はなさらないでください(主人を地面に降ろし、心配そうに店主を見上げ)』「…」少女は不服そうな顔をしながらも、何も言わず階段を見つめている

2014-06-03 13:37:30
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「そう、じゃあお待ちしていますよ」店主はそういうと、手すり側から離れて扉のしまる音が響いた。世話係の男は少女を見つめ、なんとなくその容姿から体力はあるのだろうかと気がかりで「・・・大丈夫か? アンタ。この階段、俺も毎日登るがかなりキツいぞ?」

2014-06-03 13:53:23
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 「ご心配どうも。確かに日差しには幾らか弱いけれど、階段も登れないほどか弱くないわ!(パシリと胸の前で拳を合わせ、階段を登り始めた)」『…店主さん、いつもああなんですか?(傍の男に問いかけ)』

2014-06-03 13:58:53
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「・・・あぁ。そんで女がヒス起こすのを俺が止めんのが殆どだな・・・。今回もそうならないといいが」少女が登り始めるのを見て、男も店にモップをとりにいかねばならないので後ろからついていく。少年の問いかけに答えつつ、最後の発言は少女に聞こえないよう小さく言った

2014-06-03 14:01:07
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 「ふーん。あなたも大変ねぇ。どうしてあんな横暴な人に仕えているのよ?」『…シャオ、それをあなたが言います?』

2014-06-03 14:09:30
知識商店【青猫堂】 @Maksim_xxxxx

@applex002 「別に仕えてねぇ。給金がなけりゃあんな奴の世話なんてしてねぇよ」少女の問いかけにこれは笑う所だろうかとも思ったが、苦い顔をして別に従者ではないと告げて。「後は、・・・まぁ成り行きだな」

2014-06-03 14:12:03
シャオイー(小伊) @applex002

@Maksim_xxxxx 「あなたならあんなのじゃなくってももっと良いところで働けそうなのにねぇ。…ふぅ、なんでわざわざ螺旋階段にしたのよ。高さのわりに段数が多いのよ、もう!」階段の中腹ほどで一息吐きながら

2014-06-03 14:18:48