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彼との距離 01 色白で、綺麗な肌 ぷっくりしてて、 柔らかそうな唇 細くて長い指 1つ1つがホントに私のツボ。 そんな、憧れの人。 pic.twitter.com/OVWZ8vfz1k
2014-05-20 22:25:16彼との距離 02 タイプであればあるほど、 意識して普通に話せない私... 同じ職場の先輩、横山さんに ずっと前から憧れている。 横山さんは明るい。 けど、どこか少し影があるようで、 そんな所も魅力的。
2014-05-20 22:25:29彼との距離 03 つい無愛想になってしまう私にも、 優しく接してくれる横山さん。 もっと、女の子らしく、 可愛く頼ったりできる 後輩だったらいいのに...
2014-05-20 22:25:40彼との距離 04 今日は、横山さん得意先への 挨拶周りで、そのまま直帰かぁ。 私は今日、半休... 横山さんいないし、丁度いいや。 帰りにスーパー寄って たまには手をかけた お料理でもしようかな。 さ、これ片付けて帰ろう。
2014-05-20 22:25:51彼との距離 05 何作ろっかなーと考えながら、 立ち寄ったスーパー。 そこに隣接している ドラッグストアから、 横山さんが出てきて ばったり会ってしまった。 今日は会えないと 思ってたから、 驚いた...
2014-05-20 22:26:02彼との距離 06 「おぉ、何してんねん」 『あ、今日半休で...』 「そうなんや...」 ゴホゴホ咳をする横山さん。 『風邪?ですか?』 「うーん。そぉみたい。」 『大丈夫ですか?』 「大丈夫、やと思う... あと1社回るだけやから。」
2014-05-20 22:26:23彼との距離 07 ゴホゴホしてて、辛そう... 普段から色白だけど、 今日は顔色が悪いし... 『あの、私が行きます!』 「は?いやいや、あかんよ」 『残ってるのどこですか?』 「○○社やけど...」 『そこなら、私行ったこと ありますし、大丈夫ですよ。』
2014-05-20 22:26:52彼との距離 08 「けど...」 『そんな咳き込んでたら、 相手先にも失礼です。』 あー、 また可愛くないことを... 「...そやなぁ。なら、 お願いするわ。 車で来てるから、乗って?」 そう言われて、2人で○○社へ。
2014-05-20 22:28:03彼との距離 09 運転してる横山さん。 横顔がかっこいい... 車内で2人っきり。 距離も近くて、ドキドキする。 pic.twitter.com/a6GHKqwIbC
2014-05-20 22:28:32彼との距離 10 10分ほどで到着。 『じゃあ、行ってきますから、 横山さんはもうお家で 休んで下さいね。』 「そんなわけにはいかんって」 『..じゃあ、なるべく早く 終わらせてきます。』 横山さんを車に残して、 挨拶と新製品の案内を済ませ ダッシュで車に戻ると...
2014-05-20 22:28:58彼との距離 11 あれ?横山さんいない? 近くに行って見てみると、 シートを倒して寝てる... ロックが掛かってるから 窓をコンコンっと軽く叩くと 目を覚ました横山さん。
2014-05-20 22:29:25彼との距離 12 「ごめん、風邪薬飲んだら眠気きて...」 『運転大丈夫ですか?』 「あー、うん大丈夫。」 『…いや、大丈夫じゃないでしょう? 私が運転します。』 「いやいや、」 『事故でもしたら大変です。』 「あ...はい。」 また、やっちゃった...
2014-05-20 22:31:16彼との距離 13 運転席を変わって横山さんの マンションへ向かう。 「なんか、ほんまごめん。 情けないわ。」 『風邪は誰でもひくんですから。』 「どっちが先輩かわからんな」 と、クスクス笑う横山さん。 pic.twitter.com/tFhAVkwzxv
2014-05-20 22:31:53彼との距離 14 横山さんのマンションに着くと、 トランクから段ボールを出してる 横山さん。 『それ、運ぶんですか?』 「車に置いとくわけにいかんし」 けど、重そうだし… 2箱もあるのに、一気に運べないでしょ。
2014-05-21 21:20:37彼との距離 15 『手伝います』 「ええよ、ここまできてもらったので 十分やから」 『病人なんだから、 少しは甘えて下さい!』 また、クスクス笑って、 はい。と頷く横山さん。
2014-05-21 21:20:49彼との距離 16 「ありがとう、 この辺置いといて。」 『はい。』 「助かったわー」 『いえ...じゃあ、私失礼しますね。 お大事に...』 「あ、待って」 手首を掴まれてドキッとする。
2014-05-21 21:20:58彼との距離 17 『ど、どうしたんですか?』 「いや、ほんまありがとう。 お前意外とええやつやな。」 『意外とって...』 「あぁ!違う、違う、 そうやなくて、あの~」 焦りながら モゴモゴしてる横山さん。
2014-05-21 21:21:12彼との距離 18 「俺、嫌われてると思っててん。」 『へ?』 「話し掛けてもそっけないし」 『...すいません。』 「やから、 今日めっちゃ嬉しくて...」 『え?』
2014-05-21 21:21:27彼との距離 19 「情けない所見せてもーて 恥ずかしいけど、一緒におれて、 優しくされて、嬉しかった。」 『横山さん…?』 「俺の事、嫌い?」 『嫌いなわけないじゃないですか』 「じゃあ、俺にも、チャンスある?」 『チャンスって...』
2014-05-21 21:21:36彼との距離 20 「好きになってもらうチャンス。」 『え...?』 熱で頭おかしくなったの? 余りにも突然の言葉に 動揺が隠せない。 どうしよう、顔が...熱い... pic.twitter.com/UkJ5v96E3R
2014-05-21 21:22:27彼との距離 21 「なぁ、顔真っ赤やけど...」 ふっと笑う横山さん。 「何か言うてーや。」 あぁ、ダメだこの状況、 嬉しすぎて... 声がでないよ...
2014-05-21 21:22:40彼との距離 22 「ちょっ、 何泣きそうになってんねん!」 あーもう、恥ずかしい! 「ごめん!ごめん! ビックリさせて!」 あたふたする横山さん チラッと見てみると、 凄く困った顔してる。
2014-05-21 21:22:50彼との距離 23 「ちょ、そんな顔で チラ見したらあかんて」 そう言うと、 私を引き寄せ抱きしめる。 「嫌やったら…突き飛ばして。」 『...。』 「嫌やないんか?」 無言で頷く。
2014-05-21 21:23:23彼との距離 24 「自惚れかもしれんけど... お前さ、俺の事好きやろ?」 『........はぃ。』 やっと出た言葉。 「ふふっ、素直やん。」 ぎゅっと、抱きしめる力が 一瞬強くなって、体が離れる。
2014-05-21 21:23:36彼との距離 25 「これ以上は...あかんな。 風邪移してまうし。」 優しく微笑む横山さん。 なのに私、咄嗟に 『やだっ…』 っと腕を掴んでしまう。 私のばか…横山さん、 気遣ってくれたのに。
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