山燃ゆる 陸奥話記覚異聞録 頂いた感想。

自分用まとめ。下は刊行後また個別で作ります。 (2015/5/18)一気読マン多そうなのと分かりづらいっぽいので纏めておこうと思いました、まる。
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ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

承前)こんなのさとり様じゃ無い、何あの文字通りの以心伝心…… は一応と、やはり戦場に置かれたその様な能力者が如何なるものか、読む前から推して知る所。これもまた、男たちの意志を映し出す要素となってます。(続

2014-06-01 19:50:00
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

承前)と、例大祭11現地にて少しお話を伺ったのですが、―作中でも描写がありますが― 覚の一族の背景にサンカ置いているのは、実に面白い考察だと思いました。色々と語るべき点の割愛、また拙い点はご容赦願いたく――正直あの辺りの歴史に“も”疎いので、切っ掛けにも勉強にもなりました。(続

2014-06-01 19:50:20
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

承前)伝奇活字に飢えている方には是非読んで頂きたいと、続刊を楽しみにお待ちします。(以上、読書感想文完)

2014-06-01 19:50:40
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

『山燃ゆる』やばい、下巻読んでヤバい。やばいってか怖いってか凄いってか――いやもう、意図的にSANチェックをファンブルさせながら書いたとしか思えない。 落ち着いたら感想を述べます。

2015-05-16 21:50:42
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

『山燃ゆる 陸奥話記覚異聞録・下』(妖精時計方/高坂流氏著)読了。 かなり前に読み終わっては居たのですが、ようやくの感想投稿となります。1/15

2015-05-26 22:32:04
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

源義家と安倍貞任、男達の血と家を超えた友情と、それでも相対さなければならなかった前九年の役を描いた上巻より暫くの時が過ぎた奥州が舞台となる今作。 前巻の壮絶な最後から地続きとなる少年の登場、そして覚り一族の郷、明地郷の少女(?)こいしの再登場と少年との出会い。2/15

2015-05-26 22:33:29
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

かつての、さとりと義家の例があるだけに、この時点でもう期待と不安が入り交じった感が大分ありました。3/15

2015-05-26 22:34:16
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

ただ淡々と歴史を綴れば、この少年――後の清原(藤原)清衡をはじめとした清原の兄弟と叔父の関係は、俗っぽい思惑のぶつかり合いで終わるのですが―― この作にて描かれる実に様々な相剋には、史実との違和感が無いどころか、強い魅力を感じるのです。4/15

2015-05-26 22:34:57
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

これは、鈍刀にて首を掻かれた経清の最期、その思いをさとりが心で直接に託された前巻の最後からここに至ったからこそとも。5/15

2015-05-26 22:35:45
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

漂泊の民『サンカ』として描かれる覚という種族。殊に、蝦夷、俘囚と呼ばれた者達との対比も相まって、(当然の事でしょうが)ここにこの作品の真髄があるとは強く思います。 しかしそれにも増しての最大の焦点は、後三年の役に至るまでの、清衡の妻と彼の子の運命で間違いは無いと考えます。6/15

2015-05-26 22:36:21
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

まさかと思う様なこの子の誕生が淡々と描かれるのには、却って首を傾げるほど。何の感慨も無さげにこの子を産んだ、彼女の振る舞いもまた(この時点では)同じくと。 彼ら彼女らの日々が決して安寧に満ちた物ではないと知りつつも、読みながら“それでも”と願ってしまいました。7/15

2015-05-26 22:37:36
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

やがて回避不能な“そこ”に至るのは若干ながら事前に承知していたのですが――この作はしかしそれにすら留まらず――、私にはこの様な事態に至るとは想像だにしませんでした。8/15

2015-05-26 22:38:32
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

策を弄し、エゴを具現させるヒトと妖。 吐き気を催す様な事を為すのはどちらも一緒かという胸が悪くなる様な(しかしながら歴史上当たり前に繰り返されてきた)惨状は、想像するだに頭を振るばかりであります。9/15

2015-05-26 22:39:54
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

これをすると、著者が常々仰っている「人間が居なくなれば戦争も無くなる!」という文言すらもが温くなってしまう程でした。10/15

2015-05-26 22:40:28
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

これらの悲劇を翻すこと無く描き切られ、更なる慟哭へ昇華される課程は、とてもとても恐ろしい物でありました。 (―最後のシーンでは無く―これをして、不躾な私は「意図的にSAN値チェックをファンブルさせながら書いている」などとのたまった次第でした)11/15

2015-05-26 22:41:09
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

義家と清衡の嘆き、あるいは祈り。これには涙よりも戦慄を覚えずには居られません。12/15

2015-05-26 22:41:50
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

――――――キリトリ―――――― 「ああ、ここで新羅三郎が」と、この役回りに勝手に納得したりも。 ――――――キリトリ――――――

2015-05-26 22:42:01
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

そしてついに明らかにされる“こいし”の真実には、もう言葉もありません。 言ってしまえばこの物語の大筋はその時点、後三年の役までに至らず終わってしまうのですが、それももう必要の無いぐらいに打ちのめされました。13/15

2015-05-26 22:42:52
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

ひとつだけ不満を申せば最後の最後がそれで――さとりの小さな幸せが僅かな救いにはなったと思いますが、物語に救いを求めてしまう私個人的には、それが全く足りませんで。14/15

2015-05-26 22:43:47
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

ここまで述べておいてなんですが―― 感想が今の今に至ったのも、私辺りが何を書いても“足りない”と思ったからでした。 語るべき事が多過ぎる故、この様に私が凡庸な言葉を押し並べても受けた衝撃を表すのには全く足りませんで、先ず「読んで下さい」と言うべき作でありました。(以上)15/15

2015-05-26 22:45:15
ハサマリスト@秋例大祭こ23a @ThatZ_orz

『山燃ゆる』には、ある呪詛が込められているのだと思う。それも現代と地続きの。 みぞれさんにぶん投げたシナリオが、この作のおぞましき呪詛を祓う作になる事を願うばかり。 #それでもと言い続けろ

2015-05-26 22:49:35
ホプレス @hopelessmask

旧さとりんが乙女すぎて辛いです・・・

2014-06-04 20:56:41
ホプレス @hopelessmask

この乙女パワー全開の昔話を聞かされながら同時に心を読まれるってどんな羞恥プレイですかもっとお願いします。

2014-06-04 21:11:25
ホプレス @hopelessmask

「山燃ゆる 陸奥話記覚異聞録・上」(高坂流)読了。これぞ武人よ。頼義の良くも悪くも情が強すぎるところが本当に素敵。義家は爆発して地獄でいいからさとりんと幸せに暮らせ(叶わぬ願い)。

2014-06-04 22:04:11
ホプレス @hopelessmask

山燃ゆる(上)を東方二次として楽しむ一番の方法は「この話は全て現在のさとり様の語りである」という事を念頭に置いて読むことだと個人的に。いっそ耳かきCDぐらいのイメージでもよいでしょう。え、耳に血と涙と泥が入る? 特に後半の初々しいさとり様のシーンとかヤバイです。

2015-05-06 18:08:27