機動戦士Vガンダム感想

Vガンダム全51話の視聴感想を予定しています。本編は10年ちょっと前に一度視聴した事があります。
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ここで描かれるV2ガンダムは現実にふりかかった戦時下の象徴ではないだろうか……。静かに眠るV2ガンダムが遺す戦争の傷跡がウッソとカテジナの生き方を大局的にしたのかとも。悲しくも優しくも余韻を残す。

2014-11-06 14:25:39
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

といった所のVガンダム全51話について。点を付けるとストーリー、メカ、作画演出など5、キャラ4、第1話、最終回、ドッゴーラ編、マチス編といった印象的なストーリーやトリッキーな戦法の極み(富野殺陣の集大成)、依存する側自立する側のドラマなどから111点で手をつけようと思う。

2014-11-06 14:27:09
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

個人的に(今まで見た)富野作品の中で最も高い評価を下した。私の中で富野最高傑作として多分Vガンを挙げる所まで来ている。ガンダムシリーズではGガンに次いで2番目だが、ほぼ点は変わらないのでお薦めのツートップとしてVとGを私は推す。

2014-11-06 14:28:30
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

前書いたが、Vガンダムを見終えてから「これは白か黒かそういう次元の話ではない」という事と、「狙って生まれる面白さではない」という所で落ち着くと思う。おおざっぱにまとめるとこの2点。

2014-11-06 14:29:38
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

特に後者だがVガンダムという作品は、産まれた病院が大火災に巻き込まれたり、旅客機が墜落したりといった大惨事の中から奇跡的に生還したような作品だ。相当運があったのか生き延びる執念や気迫が作品に漂っていたかのような

2014-11-06 14:31:29
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

大惨事から生まれた奇跡か底力。第4話の筈が繰り上げられて第1話になってしまった「白いモビルスーツ」から「これは何が起こっているか分からない」という惨劇と「でも目が離せない臨場感」という可能性が入り混じっていた。

2014-11-06 14:32:52
鋼鉄みかん @koutetsu_mikan

Vガンダムについて深く考察している人がいるけど、ラストのハンゲルグがイメージで見えたシーンはミスだったという話もあるんだよな。あれって実際どうなんでしょうね?

2014-11-06 14:33:22
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

相当危うくも底力を内包していた多分伝説の第1話だ。カブトボーグでいう伝説の最終回と同じようなベクトルだろうか。

2014-11-06 14:33:53
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

Vガンダムが大人の事情でイレギュラーな形で第4話という第1話が放送されると同時に産声を上げる。エンターテイメント路線とハード路線と白と黒が入り混じる作品の出発点。

2014-11-06 14:35:37
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

1クールについては、Vガンダムの変形合体を軸としたトリッキーなバトルが白要素を担っていたかとは思う。第1話で合体パーツにスペアがあるとの発想からぶちのめされた魅力だったが、Vガンダムシリーズの秀逸な変形合体の楽しみはこの作品の魅力の一つかとも。

2014-11-06 14:37:00
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

コンVやボルテス、イデオンなどの富野演出、監督作品でイレギュラーな中間合体形態が登場していたが、Vガンダムでは中間形態に明確な設定をあたえて幅を広げつつも、それでもイレギュラーな形態が出てくる訳であり……

2014-11-06 14:38:07
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

Vガンダムのガウォーク形態、トップファイター、ボトムファイターのMS形態(いわば脚なし、腕なし形態)といった形態に「えぇぇぇ」となりながら、挙句の果てに質量弾としてパーツをなげつけたり、腕や足の延長線にしたりと「どんだけぇぇぇ!?」なリアクションばかりしていたでござる。

2014-11-06 14:39:26
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

Vガンダム以外にも魅力あるギミックのMSが多く、1クール目ではビームローターで空を飛んだり、戦闘機形態への変形合体のバリエーションが見受けられるゾロ、トムリアットシリーズの存在が顕著か。

2014-11-06 14:40:38
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

このトリッキーなアクションによるエンターテイメント路線の一方で、子供が戦争に巻き込まれる異質さや凄惨さが重点的だった所も1クールだと思う。第2話(本来の第1話)はエンターテイメント性がメインだったが、第3話はウーイッグの空襲がただハードだ。

2014-11-06 14:41:43
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

あのウーイッグ空襲シーンは画面が全体的に赤く仕上がっており、「人殺しを楽しませるな!!」との台詞、そしてウッソの目の前で容赦なく焼き殺させる人々など……冷や水をぶっかけてくる。個人的にVガンで1番怖かったシーンは実はここなのかもしれない。

2014-11-06 14:42:58
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

赤い画面から怨念と気迫が襲いかかってくる。そして5話ではウッソが撃つかどうか迫られるガリー・タン、第6話ではウッソが戦っている事実を前に自決するワタリー・ギラなどなど……

2014-11-06 14:44:15
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そして第7話では戦争で描かれる武力をギロチンという1つのレトロアイテムに置き換えて、オイ・ニュング伯爵の処刑シーンが描かれる。ザンスカールをギロチンと称す場面は本編でも見受けられるが、戦時下の異常性をひときわ強調させるエピソードだ。

2014-11-06 14:45:08
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

第8話でウッソが老人達の戦いの中に取り込まれたような締めくくりがされて、戦争の恐怖に対して一区切りがつく。第10話ではシュラク隊のメンバーが登場して、ひとまず落ち着いたかと思いきや……

2014-11-06 14:46:25
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

第11~14話まで必ず誰かが死ぬ(第12話ではシュラク隊ではなくロブ爺さんだが)流れも1クールの黒要素を強調するものだろうか。ヘリア、ケイトの辺りからウッソと縁のあった相手が死ぬようになり、3クール半ばまでこの傾向が母性を求めるウッソに突きつけられる別れのドラマとして描かれる。

2014-11-06 14:48:17
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

2クール目が宇宙編だが、第15話のゴッドワルドとの交流、第16話での子供達でシノーペを奪取する活躍などほっと一息をつかせるエピソードが登場する。

2014-11-06 14:49:02
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

またハイランドの子供達が登場した事で子供達が恋愛ネタでは少し背伸びしながらにぎやかになっていき、ジュンコ、マーベットの母性、二人に挟まれたオリファーといった女と男(富野らしい)のドラマが見えていき、作風も黒一辺倒ではなくなってくる。

2014-11-06 14:50:16
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

うわぁ!あれミスだったのかもしれないのかwwはたして<RT

2014-11-06 14:51:59
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ちょうど、子供たちの描写でエンターテイメント性、母性を持つ女性のドラマでハートフル性、そして女と男でシニカル性といった1クールのハード性に様々な色が盛り込まれる。カイラスギリー編では艦隊戦の面白さ、ザンスカール潜入編では冒険活劇の面白さといったテーマも強調されるかとも。

2014-11-06 14:52:34
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

いわばバラエティ性が強くなってきた時期。そして3クール目の前半ではタイヤが空を飛ぶな!に定評があるゲドラフを始めとするタイヤシリーズの投入でメカニック面に新たな挑戦が盛り込まれる。

2014-11-06 14:53:52
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

その一方で、ウッソの目の前でジュンコが爆死したショッキングな瞬間や、母親でありながら戦士としてウッソを育てた際の狂気、オリファーの特攻から何の意味があったかとも考えさせられる男の立ち位置と3クール前半では黒いシーンもやや多い。

2014-11-06 14:54:55
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