ドラえもんのび太と鉄人兵団感想

映画「ドラえもんのび太と鉄人兵団」の視聴感想です。旧版・新版ともに触れる予定で原作の漫画も少々含めています。ロボットものとしてのスタンスでの感想です。
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

無論そのシリアスな面だけでなく、ドラえもんらしいユルいギャグ描写も健在でありそこは箸休めにはちょうどよい。

2014-06-14 20:59:40
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

冒頭のロボットなんて羨ましくな……羨ましーい!とドラえもんに泣きつくのび太や、何度もロボットと遭遇しながら常識人として振る舞うのび太のママ、また鉄人兵団の襲来を政府に電話で知らせる際に何故かカタコトになるドラえもん等。コメディリリーフのミケロスもヘタレだがやる時はやる感覚で良い

2014-06-14 21:01:09
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

またアニメならではのオリジナル要素として誰も鉄人兵団の襲来を信じてくれない際にドラえもんが「この映画を見ている人以外には無理だよ」とさりげなく述べる所は結構メタ入っている。

2014-06-14 21:02:15
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

といった所だろうか。ロボットもの(どっちかといえば戦争もの?)として見ても意外と侮れないこの作品。人間とロボットが似た者同士としてシニカルな視点で描く一方でしずかちゃんとリルルの心の通うドラマも捨てがたい。

2014-06-14 21:03:59
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

原作はややシニカルにアニメはややハートフルと差異があるが、どっちもどっちなりに面白いのが正直な所だ。ストーリー5、キャラ5、メカ4、作画4で91点のAランクとして評価しようかとは思う。

2014-06-14 21:04:39
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

とりあえず鉄人兵団を205番目の作品として心に刻む。その後新・鉄人兵団の方も視聴しようかとは追おう。

2014-06-14 21:04:59
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

今日の視聴感想第一部。新・鉄人兵団とシドニアについて少しばかし。

2014-06-15 17:15:55
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

新・鉄人兵団は昨日に続いて見ることにした。正直な所言うと旧版の方が私は好きだが、新版のオリジナルの解釈もどうして、どうしてさほど悪くはない。改悪というよりもこれはこれでと楽しめるタイプの作品かと……。

2014-06-15 17:17:04
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この件に関しては旧作を男たちの戦いをすくった女の愛と以前称したが、こちらの鉄人兵団は支配対友情・愛へとシフトしていった所があり、またジュブナイル色はこちらの方が随分と強まっている所が特徴的だ。

2014-06-15 17:18:30
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

一応開始から30分ほどまでは左程変化はないが、やはりジュドが改造されずにピッポとして、ドラえもんと共に行動をしていく末に友情が芽生えていく展開が大きな違いだ。このシーンはあるが改造はのび太がむごいことと反対する。 pic.twitter.com/ceaXSMRBlX

2014-06-15 17:20:26
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

こっちのジュドはピッポとして言葉を交わしながらドラえもん達と行動する。ここで最初は人間を利用するつもりで協力した所、のび太が自分を友達として必死に守り、友達の為に行動をする姿に刺激を討けていき何時しか本当の仲間として協力していくパターンだ。

2014-06-15 17:21:45
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

このジュドの扱われ方は旧版とは対照的であり、それゆえかザンダクロスが前作ではドラえもん達の道具として扱われていた(アニメ版では改造後全く台詞を喋らない点も尚更)が、こちらではザンダクロスが感情を持ったロボットして描かれているからか動きも全体的のオーバーだ。

2014-06-15 17:23:19
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

旧作が静のザンダクロスならば、こちらは動のザンダクロスと呼んでも良いだろう。作画のクオリティは旧作よりも迫力のある場面に仕上がっており、その上鉄人兵団の要塞を思いっきりひっくりかえすダイナミックなアクションも見られる。 pic.twitter.com/b3FBXHT3H8

2014-06-15 17:24:34
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また今回の鉄人兵団については、旧作では帝国の状況はほぼ描写されていなかったが鉄人兵団に禁じられた歌があった点や、かつてジュドは壊れている所リルルに救われる点等旧作では暖かい心がないように描かれていた彼らだが、新作ではその温かい心が弾圧されていたと解釈する事も出来なくはないかと……

2014-06-15 17:26:29
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

その為か新版の鉄人兵団は旧作よりも暖かな雰囲気が強調されている感はある。原作で見られたシニカルな描写は結構抑えられておりその点で旧作との差で戸惑いが生じられてしまう方も少ないかもしれない。ただこれはこれでとは思えてくるのだ。

2014-06-15 17:27:49
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんな作風とピッポの扱い方もありのび太の様子もまた旧作とは異なってくる。旧作ではロボットと似た者同士として戦う男たちの1人として扱われていたのび太だが、今作では友達を守る為の少年として彼が描かれている。のび太としての立場は旧作よりも上がっている。

2014-06-15 17:29:07
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この友達の為に戦う少年としての点は、のび太がピッポと積極的に交流をかわしていくシーンが多く、ツンデレだったピッポが友達を救う為の真心に打ち解けていく描写が目立っていたからだとは思う。

2014-06-15 17:29:55
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、今回新たにドラえもん、ジャイアン、スネ夫の3人が捕まり、のび太とピッポが救出するシーンが追加されている。ここでもピッポは何故自分を守り仲間達を救おうとするのかとの疑問でのび太は迷うことなく友達を守ると述べていた。

2014-06-15 17:30:57
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

一応旧作にもしずかちゃんを救うのび太の活躍があるが、今作ではその場面も友達を救う物として表現された演出が見られる。しずかちゃんに抱き締められる所旧作ではそっと抱き返すカッコいいシーンの所、今回はデレデレと情けない顔をしてしまう(笑) pic.twitter.com/rgx2FJuNon

2014-06-15 17:32:53
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

旧作ではヒーロー、戦士のような側面を持っていた彼が今作では等身大の少年が命がけで友達を救う姿で描写されているのかと。

2014-06-15 17:33:30
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そしてリルルについては、前作と比べるとピッポの存在もあり出番減ってしまっているが、さほどキャラ描写が改悪されたとの印象はない。リルルも過去によくわからないけれどピッポを修理して助けた所から“理屈でわからない事をする“人間らしさが描写されている。

2014-06-15 17:35:20
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この人間らしさに関しては、ラストシーンでメカトピアの歴史を変えようとするシーンも旧作とは異なり改造の途中に神様が息絶えてしまいその後をリルルが引き継ぐ描写がある。正直彼女がどのように改造すれば良いか分からない所、今までの交流を信じて改造に出ると言った所。

2014-06-15 17:36:33
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

正直この描写は奇跡に近い所だが、これも理屈で説明できない愛による行動であり、その愛が奇跡を呼び起こしたと解釈できる点は旧作と同じだろう。その点は旧作よりも好きな描写かもしれない。

2014-06-15 17:37:32
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また鉄人兵団に連行されるシーンが今作では十字架に張り付けられて処刑されようとするシーンへと改変されている。このシーンでふと「はばたけ!天使たち」との副題の意味がなるほどだと思えた。

2014-06-15 17:39:01
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

旧作でもメカトピアの天使になるとリルルが言うシーンがあるが、この十字架に張り付けられた姿はまさにキリストやジャンヌ・ダルクのような清らかな存在が死ぬ瞬間を表現しているかのよう。そして最期に現実世界でのび太がリルルを目にするシーンも旧作とは異なってくる。

2014-06-15 17:40:29